Wii U『ドンキーコング トロピカルフリーズ』E3プレイレビュー！ シェイクとKONGに夢中になれる美しきゴリラゲー【E3 2013】

文：カズ

　現地時間6月11日よりアメリカ・ロサンゼルスで開催中の“Electoronic Entertainment Expo 2013（E3 2013）”。任天堂ブースにプレイアブル出展されているWii U用ソフト『ドンキーコング トロピカルフリーズ』のプレイレビューをお届けします。

▲『ドンキーコング トロピカルフリーズ』コーナーではタルに入って撮影できる。

　『ドンキーコング トロピカルフリーズ』は、『ドンキーコング』シリーズ最新作となる横スクロールタイプのアクション。北の海から来たバイキングによって乗っ取られたドンキーコングアイランドを取り戻すため、ドンキーコングやディディ―コング、ディクシーコングの冒険が描かれます。

　本作はWiiリモコンを使用するゲームになっていて、両手のリモコンをシェイクするのが特徴です。ゲーム開始直後に飛行機を壊す（？）ところから始まり、ドンキーコングの有名なアクションである地面を叩く動作（攻撃＆足元のオブジェクトを破壊）や水中を泳ぐ時など、それこそステージ1-1だけでも数十回はリモコンを振っていた気がします。他の動作は単純明快、過去作品と同じように、ジャンプ（Aボタン）、つかむ（BorZボタン）、それに仕掛けを作動させるための“引く”（BorZボタン）の3種類。これこそ『ドンキーコング』って感じのわかりやすさですね。

▲右のマニュアルをご覧の通り、シェイク操作がとにかく多い。

　ゲームの見どころとしては、まずグラフィックの向上が挙げられます。美麗さはもちろん横スクロールアクションなのに奥行きを感じるマップが秀逸。ドンキーコングの移動手段としておなじみの“タル”を画面奥に向かって打ち、奥へ進むような演出も取り入れられていました。しかも、奥のマップというのが手前画面の背景だった場所だったりして、そのうえフェードアウトやローディングなしでシームレスに移行するから驚きです。

　試遊台には、トロッコステージも用意されていました。シリーズ通しての人気ステージなのであって当然ですが、個人的には洞窟のイメージが強く、屋外に登場するのは新鮮な感覚です。トロッコで崖から落ちるシーンのギャグ演出などは“らしさ”が出ていてかなり笑えました。

▲トロッコに乗っている時はタイミングを合わせてひたすらジャンプ。ただそれだけなのに白熱しちゃうんですよね。

　『ドンキーコング』シリーズと言えばコンプリートの楽しみも忘れてはいけません。さまざまなアクションやギミック、敵を利用してキーワードを集めたりするこのシステム。試遊では各ステージで“KONGの文字”、“パズルのピースらしきもの”の2種類が確認できました。これらを集めるとどうなるのかは不明ですが、やり応えがあるのは間違いないでしょう。なにせ試遊している人をザッと20人くらい見たところ、ステージ1-1ですら誰1人として集められていませんでしたからね。隠しステージの有無も気になるところですし、ディクシーコングやボスの情報もあまり出ていないということで、続報がますます楽しみです。

(C) 2013 Nintendo. Donkey Kong Country and Wii U are trademarks of Nintendo.

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