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2014年6月11日(水)

フロム×SCEが放つPS4『Bloodborne』の詳細がディレクター宮崎氏の口から明らかに! テーマは“未知の探索”と“死闘”【E3 2014】

文:電撃オンライン

 E3のSCEカンファレンスにて、衝撃的な映像とともに公表されたPS4用ソフト『Bloodborne(ブラッドボーン)』。フロム・ソフトウェアとSCEが再びタッグを組んで贈りだす本作は、『デモンズソウル』を生み出したフロム・ソフトウェア社長、宮崎英高氏が放つ完全新作のアクションRPGだ。

『Bloodborne』

■宮崎ディレクターが語る本作の3つのテーマ

 日本と海外のメディアを迎えて行われたセッションには、宮崎氏自らが登壇し、『Bloodborne』を最新の実機デモとともに解説してくれた。本作のテーマは下記の3つ。

“未知の探索”
 ゲーム内のマップ探索はもちろん、世界観そのものが謎に満ちており、さらに戦闘のテクニック、キャラクタービルドなどにまで、さまざまな“未知の探索”がある。

『Bloodborne』 『Bloodborne』

“バトルの死闘感”
 1つは演出による“死闘”。敵を恐ろしい物と感じられるような、バトル演出などを追求してる。自分の数倍もある獣や、多数の群衆との戦いの中で、血しぶきが飛び散ったり、敵を倒した時に“死闘を乗り越えた”という達成感を感じられるようにしていく。

 もう1つはゲーム性。本作では『デモンズソウル』のような受動的な戦闘から、能動的な戦闘へと変化。変形するギミックウェポンと銃が使え、それがカギとなる。

『Bloodborne』 『Bloodborne』

“ユニークなオンラインコンセプト”
 今回は情報を出すことができないが、これまでにない、ユニークなオンラインの要素を組み込む予定とのこと。続報に期待しよう。

■最新のαビルドで、実機プレイをしながら解説!

 『デモンズソウル』や『ダークソウル』とは異なり、鎧ではなく軽装で帽子をかぶった主人公キャラクターが登場。右手にノコギリ状の武器を持ち、それが2段階に変形。短いときはアクションが早く、武器を伸ばすと振りかぶって強力な攻撃が出せるようだ。また、左手に銃を持っているが、これは近接の攻撃に組み込むことで敵をひるませ、連続攻撃のアクションまで変化していた。アクションの動作はかなり早く、回避と連続攻撃が本作のキモになりそうだ。また、今後登場する武器には、さまざまなギミックを持つものが存在するというので期待しよう。

『Bloodborne』

 舞台となる古都・ヤーナムには、人が獣になってしまう風土病が蔓延し、それが元で住人も狂気に陥っているという。建物や街灯、馬車などにゴシックホラーのような雰囲気を感させる街は高低差がかなりある複合的なマップになっており、探索するのが今から楽しみになる。街にはプレイヤーが狩ることになる“獣”のほかに、風土病への恐怖から狂気に走った住人や、自分以外のハンターNPCも登場。それぞれが独自の判断で行動することになるという。

『Bloodborne』 『Bloodborne』
『Bloodborne』

 デモの最後には、獣化が進んだ巨大なボス“聖者の獣”が現れた。プレイヤーの数倍の体躯ながら、軽快な動きで“これは勝てるのか!?”と絶望感を感じさせていた。これを倒せば、まさに“死闘を制した”気分になること間違いなしだ。

『Bloodborne』

 最後の質疑応答の中で、宮崎氏は「フロム・ソフトウェアの社長になって、ゲームへの関わり方が変わりますか?」という質問に対し、「ディレクターを続けることを前提に社長をやっているので、変化はありません。社長業とディレクターのどちらをサボるかと言われたら、社長業のほうをサボります(笑)」と発言。ゲームを期待するファンとしては、非常に力強い言葉を述べていた。

■動画:『Bloodborne』デビュートレーラー

 6月12日発売の『電撃PlayStation Vol.568』では、『Bloodborne』を表紙&巻頭特集で大プッシュ! 宮崎氏に、さらに深いインタビュー記事を掲載しているので注目してほしい。

(C)Sony Computer Entertainment Inc. Developed by FromSoftware, Inc.

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