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2014年11月14日（金）

『ロストヒーローズ2』はさらにダーク＆シリアス!? SFC『ヒーロー戦記』や前作調整版も登場

文：皐月誠

　バンダイナムコゲームスは、3DS用ソフト『ロストヒーローズ2』を2015年2月5日に発売する。価格は通常版が5,690円＋税、数量限定生産版が9,500円＋税。

『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』

　本作は、『ウルトラマン』、『仮面ライダー』、『ガンダム』シリーズのヒーローたちが共演するダンジョンRPGの第2弾。プレイヤーはさまざまなヒーローたちから4人を選択して自由にパーティを結成し、悪の組織と戦っていく。制作は、前作と同様に『世界樹の迷宮』シリーズなどでおなじみのランカースが担当している

『ロストヒーローズ2』
『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
『ロストヒーローズ2』

～プロローグ～

　どことなく異変を感じ取ったレジェンドヒーローたち。

　彼らは、“リジェスのかけら”を集めてリジェス復活を目論むカイザーベリアルを見つけ出した……しかし、カイザーベリアルによって再び力を失くしたレジェンドヒーローたちは、その場で処刑されてしまう。

　こうして“リジェスのかけら”の力は解き放たれ、悪夢が蘇った。

　“キューブ”と呼ばれる邪悪な世界が再び生み出され、正義は力を失い、悪に抗う術をなくした。

　リジェスの力を我が物にしようとする悪の軍団たち、本格的なリジェス復活を阻止しようとするロストヒーローズたちの、“リジェスのかけら”をめぐる壮絶な争奪戦が繰り広げられる。

　本作のシナリオは前作以上にダークかつシリアス。悪の組織たちによる“リジェスのかけら”争奪戦に巻き込まれながら、状況を打破しようとするヒーローたちの姿が描かれる。原作シチュエーションをミックスしたオリジナル展開も、さらにディープな内容となっている。

『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』

■基本的なゲームシステム

『ロストヒーローズ2』

　本作のストーリーはダンジョンを攻略することで進行していく。ダンジョンでは3DS本体の上画面に正面の光景が表示され、下画面にマップが表示される。それぞれの画面から自分のいる位置を確認しながら、ダンジョンの最奥を目指そう。なおマッピングはオートとなっていて、踏破した箇所が自動でマーキングされていく。

　ダンジョン内では敵とのエンカウントと、それにともなうバトルが発生する。また、“ダイナミックダンジョン演出”という特別なイベントが発生する場合もある。

　バトルに勝利すると獲得できるAPは、スキルの修得に利用できる。戦いを重ねて、再び奪われてしまったヒーローたちの力を取り戻していこう。なお、スキルはツリー形式となっていて、特定のスキルを修得すると関連する上位のスキルが修得可能となっていく。

『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
▲戦闘はコマンドバトル形式。毎ターンの初めに、各キャラクターの行動を選択する。▲イベントは会話劇によって進行していく。
『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
▲ダンジョン探索中に挿入される、ダイナミックダンジョン演出。画像ではビルに大きな何かが激突したように見えるが、何が起こったのだろうか？▲APを消費してスキルツリーからスキルを修得していき、キャラクターを成長させていこう。

■登場キャラクター

●ウルトラマンギンガ

『ロストヒーローズ2』

　輝くプラズマエネルギーで奇跡の力を発揮するヒーロー。身体の各部にあるクリスタルが7つの色に光り輝く時、脅威の能力が発動する。

『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
▲ウルトラマンギンガのスキル攻撃“ギンガハイパーキック”。▲火球で敵を攻撃する“ギンガファイヤーボール”。
『ロストヒーローズ2』
▲威力絶大なHERO SKILL“ギンガクロスシュート”。なお、いずれのキャラクターもHERO SKILL使用時はアニメーション演出が挿入される。

●ウルトラマンゼロ

『ロストヒーローズ2』

　M78星雲・光の国出身の若きウルトラ戦士で、ウルトラセブンの息子。凄まじいパワーと優れた宇宙拳法の使い手で、2本のゼロスラッガーを胸に装着して放つ光線技“ゼロツインシュート”をはじめ、多彩な必殺技を持つ。

『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
▲ストロングコロナゼロになって放つ“ガルネイトバスター”（左）やルナミラクルゼロになって放つ“ミラクルゼロスラッガー”（右）など、使用スキルによってはフォームが変わる。
『ロストヒーローズ2』
▲HERO SKILLは、弓矢状にしたウルティメイトイージスを放つ“ファイナルウルティメイトゼロ”。

●ウルトラマンティガ

『ロストヒーローズ2』

　地球を守護する、超古代の戦士。光のエネルギーを使用して、マルチタイプ、スカイタイプ、パワータイプへと臨機応変にタイプチェンジしながら戦う。標準的な必殺技は、マルチタイプで放つ“ゼペリオン光線”。

『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
▲スキル攻撃“ウルトラブレーンチョップ”が炸裂！
『ロストヒーローズ2』
▲HERO SKILLは、各タイプの得意技を次々に叩き込む“タイプチェンジ・コンボ”。

●仮面ライダーウィザード

『ロストヒーローズ2』

　魔宝石を加工したウィザードリングを用い、魔法を操る仮面ライダー。炎・水・風・土などの属性を持つリングによって、さまざまなスタイルに変身できる。基本形態は炎属性のフレイムスタイルで、必殺技は“ストライクウィザード”。

『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
▲スキル“フレイムスラッシュストライク”で敵を切り裂く！
『ロストヒーローズ2』
▲HERO SKILLは、オールドラゴン状態となって攻撃する“ストライクドラゴン”。

●仮面ライダーBLACK RX

『ロストヒーローズ2』

　仮面ライダーBLACKがキングストーンに太陽の光を浴びてパワーアップした姿。ロボライダーやバイオライダーといった特徴の異なる形態への多段変身が可能だ。必殺技は“リボルクラッシュ”。

　なお、力の大半を失っている状態のストーリー序盤では、仮面ライダーBLACKの姿に戻ってしまっている。どのように仮面ライダーBLACK RXへとパワーアップするのか楽しみだ。

『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
▲ベルトから引き抜く光の剣・リボルケイン。スキル攻撃“リボルケインスラッシュ”が悪をなぎ払う！
『ロストヒーローズ2』
▲HERO SKILLは“リボルクラッシュ”。敵からリボルケインを引き抜いた後の“見栄”も再現！

●仮面ライダーフォーゼ

『ロストヒーローズ2』

　ロケットやランチャー、ドリルなど、ユニークかつ多種多様なアストロスイッチを駆使して戦う仮面ライダー。スイッチの組み合わせも特徴の1つで、必殺技はロケット＋ドリルで放つ“ライダーロケットドリルキック”他複数。

『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
▲仮面ライダーフォーゼのスキル攻撃の1つ“ライダードリルキック”。
『ロストヒーローズ2』
▲HERO SKILLは、宇宙まで飛び上がって使用するダイナミックな技“ライダーロケットドリル宇宙キック”。

●ユニコーンガンダム

『ロストヒーローズ2』

　内部の全フレームがサイコフレームとなっているガンダム。携行しているビーム・マグナムは、一般的なビーム・ライフルと比較して数倍の威力を持つ。

『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
▲両腕のビーム・トンファーで敵を斬り刻む！
『ロストヒーローズ2』
▲HERO SKILLは、壮絶なラッシュ攻撃“ユニコーンコンボ”。

●ダブルオークアンタ

『ロストヒーローズ2』

　太陽炉を胸部と左肩のGNシールドに1基ずつ、計2基搭載しているガンダム。GNソードVとGNソードビットを組み合わせ、多くの戦法を取れる。

『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
▲ソードモードのGNソードVで一閃！
『ロストヒーローズ2』
▲HERO SKILLは、トランザム状態となって連続攻撃を加える“トランザムコンボ”。

●ガンダムF91

『ロストヒーローズ2』

　ビーム・ライフル、ビーム・ランチャー、ビーム・サーベル、ヴェスバー（バリアブル・スピード・ビーム・ライフル）などを装備しているガンダム。

『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
▲“ヴェスバー・連射モード”や“ビーム・サーベル2刀流”など、攻撃的なスキルが揃っているようだ。
『ロストヒーローズ2』
▲HERO SKILLは、2門のヴェスバーを最大出力で発射する“ダブル・ヴェスバー”。

■クロスオーバースキル

　パーティに特定のキャラクターがいて条件を満たしていると、“クロスオーバースキル”が使えるようになる。出展作品が異なるキャラクター同士が見せるコンビネーションはもちろん、ボイスによる掛け合いも今作の注目ポイントだ。

●RX-0コンビネーション

　ユニコーンガンダムと仮面ライダーBLACK RXによる、“RXコンビ”の合体攻撃。ユニコーンガンダムによる援護射撃を受けつつ、仮面ライダーBLACK RXが形態を使い分けながら攻撃するようだ。

『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
『ロストヒーローズ2』

●GNウルティメイトゼロソード

　ウルティメイトゼロソードを持ったウルトラマンゼロと、GNソードVを持ったダブルオークアンタが同時攻撃を繰り出す。やはり気になるのは“あのボイス”での掛け合い……？

『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
『ロストヒーローズ2』

■ヒーローラッシュ＆ブレイブスキル

　戦闘を行っていくと、“ラッシュゲージ”が徐々に溜まっていく。それを消費し、ラッシュゲージを溜めたターン分だけヒーローたちのステータスを上昇させるのが、“ヒーローラッシュ”という特殊なコマンドだ。“ヒーローラッシュ”を活用すれば、戦闘を有利に進められる。

『ロストヒーローズ2』
『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
▲パーティ全員のステータスが向上する“ヒーローラッシュ”で、一気に勝負をかけよう。

　ただし、エネミーも“エネミーラッシュ”を使用して同様にステータスを上昇させてくる場合がある。ヒーローラッシュ使用直後にエネミーラッシュを発動されてしまったら、なすすべなく大ダメージを受けてしまうだろう。確実に倒せるタイミングで発動させるなど、タイミングを見計らおう。

『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
▲エネミーラッシュが発動。ヒーローたちを猛攻が襲う。

　なおエネミーラッシュを耐え切った際は、ヒーローが“ブレイブスキル”を発動することもある。その効果はヒーローごとに異なるが、使いこなして大逆転を狙おう。

『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
▲攻勢を耐え切り、ブレイブスキルが発動。背水からの逆転劇をきめろ！

■ボスバトル

　一部のボスバトルは、3Dグラフィックスでダイナミックに表現される。ボスは単純にステータスが高いだけでなく、特殊な攻撃も仕掛けてくるので気をつけて挑もう。

『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
『ロストヒーローズ2』

■数量限定版『ロストヒーローズ2 プレミアムエディション』

　本作の数量限定版『プレミアムエディション』には、1992年に発売されたスーパーファミコン用ソフト『ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス』の3DS移植版をタイトルメニューからそのまま選んで遊べたり、ゲーム内に原作のTV主題歌など20曲が収録されていたりする他、『ロストヒーローズ2』および前作『ロストヒーローズ』の豪華設定資料集がゲームソフトとセットになっている。

※『ロストヒーローズ2 プレミアムエディション』はパッケージのみの販売。

『ロストヒーローズ2』
『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
▲『コンパチヒーロー』シリーズ初のRPG作品である、『ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス』。

■スペシャル封入物『ロストヒーローズBONUS EDITION』がプレイ可能なダウンロード番号

　本作には初回版・限定版・後期生産分を問わず、3DS用ダウンロードソフト『ロストヒーローズBONUS EDITION』をプレイ可能なダウンロード番号が封入される。このソフトは、前作『ロストヒーローズ』のゲームバランスを遊びやすく調整し、さらに一部ボイスを追加収録したものだ。前作未経験の人はもちろん、経験者でも新鮮な気持ちで楽しめるだろう。

『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』
『ロストヒーローズ2』 『ロストヒーローズ2』

●『ロストヒーローズBONUS EDITION』の調整・追加点
・一部キャラクターボイス追加
・バランス調整
・周回プレイ追加
・インターフェース強化
・ライドダンジョン調整

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※画面は開発中のもの。

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