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2017-02-17 00:15

番狂わせが多かった『ディシディアFF』電撃大会第4回の試合を振り返る

文:電撃ARCADE編集部

 2月11日(土)に行われた、アーケード版『ディシディア ファイナルファンタジー(以下、ディシディアFF)』の公式大会“DISSIDIA バトルコロシアム 4th”。クリスタルクラスのプレイヤーも参加したガチ大会の様子を、あらためて振り返っていきます。

 どうも、スズタクです! 先日の“DISSIDIA バトルコロシアム 4th”、みなさん楽しんでいただけたでしょうか。以前の大会のときと同じく、今回も個人的に印象に残った試合を振り返りたいと思います。大会の模様をまとめた速報レポートと合わせて、ぜひチェックしてください。

『ディシディアFF』
▲第4回大会に出場したチームとトーナメント結果はこちら。

【1回戦】

 1回戦でまず目を引いたのは、第4試合の“@teruutto”チーム対“いとやんと愉快な仲間達”チーム。両チームともシャントットを起点に、ジタンやカインなどのスピードキャラ2体で編成した安定感のあるパーティです。

 序盤は“@teruutto”チームが優勢だったものの、高ブレイブを持った“すかふら”選手のシャントットが相手シャントットに落とされ、やや雲行きが怪しい感じに。少しあとにカインも戦闘不能になり、召喚前に“@teruutto”チームのライフは残り1になってしまいます。しかし、召喚後の猛攻の末にクジャがブレイブ4000超えの“フレアスター”で2枚抜きし、華麗な逆転劇を見せました。

『ディシディアFF』
▲お互いのシャントットがすぐに高ブレイブを稼ぎ、試合中は常に緊張感でいっぱい!

 続く第5試合の“その前ブー大丈夫?”チーム対“電撃三傑(アダマンB)”チームは、“てぃら猿”選手のジタンが“のれん”選手のティナを徹底的にマークしていたのが印象的でした。“ソリューション9”の効果でトランスしたジタンが戦場を荒らし、“電撃三傑(アダマンB)”チームにとっては苦しい展開に。途中、“UME”選手が“凶斬り”の2枚抜きでいい流れを作るも、最後は相手チームのライトニングの“天鳴万雷”で勝負を決められました。

『ディシディアFF』
▲ガンガン距離を詰めてティナをマークするジタン。ティナ使いからすると恐怖以外の何物でもありません……。

 1回戦最後となる第8試合。ガーランド、ティナ、シャントットという風変わりな“キャラ名詐欺”チームと、カイン、セフィロス、ラムザの“(求)すとりうむ”チームがぶつかりました。セフィロスの巧みなさばきによって、一見“(求)すとりうむ”チームが優勢に見えたこの試合。しかしタイムアップの結果、スコア差で“キャラ名詐欺”チームが勝利をつかみ、会場は驚きの声に包まれました! ガーランド視点だったのでわかりにくかったのですが、ティナが奮闘していたんですね。

『ディシディアFF』
▲なんと、スコアはたったの50ポイント差!!

【2回戦】

 2回戦で印象に残ったのは、第3試合の“その前ブー大丈夫?”チーム対“幼稚園中退”チーム。この試合は、“幼稚園中退”チームのカット回しが素晴らしく、全体的なカバーや連携も鮮やかと言うほかありませんでした。召喚ゲージは先に相手にためられてしまうものの、召喚を許さぬ猛攻でそのまま勝利をもぎ取ります。3人のクリスタルAで構成された“幼稚園中退”チームの、個々の高いプレイヤースキルが感じられた一戦でしたね。

『ディシディアFF』
▲1つ目の召喚コアが出た際のラムザの華麗な動きは、ぜひマネしたいものです!

 第4試合の“ケ・フ・ヴァ”チーム対“キャラ名詐欺”チームも、お互いに珍しい編成だったので興味津々でした。試合は“ケ・フ・ヴァ”チームが先行召喚を成功させて流れを作りますが、“シャントット”選手のティナが高ブレイブを持って“ケイオスウェイブ”でプレッシャーをかけてきます。残り時間も少なくなった終盤、ケフカが“トライン”の2枚抜きから“こころないてんし”を決めて会場が沸きますが、ティナの冷静な“ケイオスウェイブ”によって決着がつきました。

『ディシディアFF』
▲最大ための“こころないてんし”が決まった瞬間、“ケ・フ・ヴァ”チームの逆転勝ちがよぎりましたが、相手チームのティナが一枚上手でした。

【準決勝】

 準決勝からは2本先取の形式へ。第1試合の“チェリー道場”チーム対“古淵”チームでは、1本目の試合のティーダの動きに目を奪われました。不用意なステップを挟まず、“リープ&ライズ”で相手との距離を詰めていく姿は、まさに空中を泳いでいるかのよう! 試合は残念ながらティーダ側が負けてしまいましたが、ティーダの動かし方を学べるいい試合だったと思います。

 また、この試合はラストシーンも見どころ。カウンター召喚をしようとする“古淵”チームに対し、“チェリー道場”チームはラムザの“ホーリー”でステップを強要させ、そのスキをスコールが狩るという連携を見せました。これぞパーティバトルの真骨頂、といった瞬間でしたね!

『ディシディアFF』
▲つかず離れずの絶妙な距離感で戦う、“@rita_aria”選手のティーダ。

 第2試合の“幼稚園中退”チーム対“キャラ名詐欺”チーム。1本目はビサイド島で勝利を収めた“幼稚園中退”チームですが、2本目はアレクサンドリア城下町で相手チームのガーランドに苦しめられます。序盤からガーランドの“ほのお”が猛威を振るいますが、“幼稚園中退”チームはその勢いにのまれず、即座に態勢をリセット。最終的には安定した連携で、決勝への切符を手にしました。

『ディシディアFF』
▲ゴリゴリ押し進むガーランドにも、“幼稚園中退”チームは冷静に対処。

【決勝戦】

 クリスタルクラスの名に恥じない強さを見せてきた、“チェリー道場”チームと“幼稚園中退”チームによる決勝戦。1本目はアレクサンドリア城下町が選ばれ、狭いステージのなかで目まぐるしいカット合戦が行われました。終盤、ひん死になった“太郎”選手のガーランドが壁に追い詰められますが、“ソウルオブカオス”とステップでうまくさばくファインプレーを見せます。しかし最後は相手の攻撃に捕まり、1本目は“幼稚園中退”チームが勝利します。

『ディシディアFF』
▲“太郎”選手が絶体絶命のピンチを切り抜けると、会場からは歓声が上がりました!

 続く2本目は次元の狭間 ラストフロアが選ばれ、2連続の狭いステージに選手たちからは悲鳴が。1本目同様、もみくちゃ状態のカット合戦が繰り広げられ、見ている側も目が追いつかない状況でした。カットに次ぐカットの末、最後に勝負を決めたのは“ぶれ♭”選手が操るラムザの“ホーリー”。これにより“幼稚園中退”チームが2本先取し、王者の座に輝きました!

『ディシディアFF』
▲戦場はラムザの“ホーリー”が常に飛び交うカオスな光景に! 決勝戦が2本とも1分台で終わってしまったのは、ちょっと残念だったかも(苦笑)。

優勝チームのインタビューをお届け!!

 最後に、優勝した“幼稚園中退”チーム3人のインタビューを掲載します!(インタビュー中は敬称略)

『ディシディアFF』
▲左から“えりおb”さん(使用キャラ:スコール)、“低学歴”さん(使用キャラ:ジタン)、“ぶれ♭”さん(使用キャラ:ラムザ)。

――優勝おめでとうございます! 3人ともクリスタルAのパーティで優勝するという、最高の結果を残せましたね!

ぶれ♭:ありがとうございます。オレは本当は別の人と組む予定だったんですが、その人は仕事の都合で出られなくなりまして。そこで、ほかにクリスタルAの人を探した結果、このメンバーになりました。

――大会に向けて、練習はどれくらいしたのでしょうか?

ぶれ♭:じつは、大会前日に6戦やっただけです。

えりおb:しかも、大会の編成でやったのはそのうちの3戦だったよね。

――それはすごいですね……! あのジタン、ラムザ、スコールの編成は現環境的に強いほうなのでしょうか?

ぶれ♭:飛び抜けて強いわけじゃないと思います。ジタンとラムザは間違いなく強いですが、スコールは完全に操る人の腕にかかってるので。オレたち3人は誰もシューターを使えなくて、それぞれ大会で出せそうなキャラを考えたところ、ジタン、ラムザ、スコールの3キャラに決まりました。

低学歴:まあ、自分が自信を持ってるキャラを選んだ感じだよね。一番自信のあるキャラを使えば、例え負けたとしても清々しい気持ちになれるかなって。

――全試合を通じて、印象に残っている試合はありますか?

ぶれ♭:ほとんどの試合が1分台で終わったのは印象的でしたね。

えりおb:たしかに、初戦から決着つくのは早かったね。

低学歴:なんであんなに早く終わったのか、僕も混乱してた(笑)。でも、流れを一気に持っていけたから理想的な展開だったかな。

ぶれ♭:ラムザ入りのパーティとしては、本当にああいう流れが理想だと思います。

――攻めあぐねていた試合は、“キャラ名詐欺”チーム(ガーランド、ティナ、シャントット)との対戦ぐらいでしょうか?

ぶれ♭:そうですね。あの試合はオレがやらかしてたのもありますけど(笑)。

えりおb:こっちは近接3人のパーティなので、相手にシューターがいるとどうしても積極的に攻められなくて苦労しますね。シューターが2人もいたらなおさらです。

――個人的に注目したパーティやプレイヤーをあげるとしたら?

ぶれ♭:やっぱり(“チェリー道場”チームの)チェリーさんでしょうか。

低学歴:チェリーさんですね。

えりおb:チェリーさんです。

ぶれ♭:大阪からはるばる来てますし。(“スッパイちゃんうめ”チームの)金魚さんも大阪から来ている人で、できれば当たりたくないチームでしたが初戦でぶつかるという(笑)。

低学歴:金魚さんのパーティと1回戦で戦うとわかった瞬間、勝つなら“スパイトイソルジャー”を狙うしかないと思いました(笑)。

――チェリーさんのパーティとは決勝で当たりましたが、2戦連続で狭いステージでの試合となってしまいましたね。

えりおb:個人的には広々としたステージで、1戦1戦じっくりやってみたかったです(苦笑)。

低学歴:あと、向こうのパーティにガーランドがいたからね。こっちはヘヴィタイプがいないから、狭いステージだと相手にするのがかなりしんどい。一度、流れを持ってかれそうな場面もあったけど、なんとか持ち直して押し切れたのがよかったです。

えりおb:ただ、あれはあれでメンバー全員のプレイヤースキルのスゴさを感じられて、オレは楽しかったかな。2本目のラストフロアの試合なんかも、ひたすらカットの回し合いをしててドタバタな展開でした。正直、あれこれ指示を出してる余裕もなかったんですが、3人それぞれが自分の判断で行動してたら結果的に有利になりました。

――自分の持ちキャラを使ううえで、意識していることはなんですか?

えりおb:スコールはどのブレイブ攻撃もカット耐性が低めなので、2人以上の敵に見られてるときはまず手出しできません。飛び道具もないので、距離をうまく調整して相手の攻撃を誘うなどして、スコールが手を出しやすい環境を自分から作るようにしてます。ガマンするときはガマンし、いけると感じたらガンガン攻め込むのも大事ですね。技自体は優秀なので!

ぶれ♭:メインキャラはラムザじゃないので、なんとも言えませんね。“さけぶ”を使って、致死ブレイブを稼いで、味方の拘束にHP攻撃を合わせるのを繰り返してるだけです(笑)。以前のアップデートで“ためる”のゲージ管理がしやすくなって、“さけぶ”のあとにゲージストックを作る時間を考えても、だいたい5秒くらいで前に出る準備が整います。このあたりを味方がわかっていれば、ラムザはすごく強いキャラです。

低学歴:ジタンは上下に強いので、その持ち味を生かしながら択がけをすることでしょうか。あと、相手にファーストタッチを仕掛けやすいキャラなので、味方が致死ブレイブを持ったら“ぬすむ”からの“スクープアウト”とかできちんと捕まえてあげたいですね。なんだかんだ一番重要なのは、“被弾しないこと”な気もしますが……(笑)。

――今後の公式大会に出場するときの意気込みを聞かせてください!

えりおb:いつもどおりのプレイをして、自分の実力を出せればそれでいいと思います。

ぶれ♭:自分は大会に弱いほうだと思ってるので、また出場するとしたら今回みたいに調子よく勝ちたいですね。

低学歴:ほかの2人は全国大会本戦に出た有名人なので、自分もそこに並ぶくらいの結果を大会で残していきたいです!

 電撃オンラインでは、今後も『ディシディアFF』の情報を発信予定です。プレイレポートや番組情報など、さまざまな記事をお届けしますので、どうぞお楽しみに!

データ

▼『ディシディア ファイナルファンタジー』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■ジャンル:オンライン・パーティ対戦型アクション
■稼働日:2015年11月26日
■プレイ人数:1~6人

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