『鬼ノ哭ク邦』レビュー。寄り道なしでもクリアまで50時間コース

コール
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 スクウェア・エニックスのPS4/Nintendo Switch/PC(Steam)用アクションRPG『鬼ノ哭ク邦』がいよいよ8月22日に発売!

 さて今回は、やり込み大好きマンこと僕(コール)が、『鬼ノ哭ク邦』の豊富なやり込み要素についてレビューしていきたいと思います。

 ちなみに、一足お先にプレイさせていただいて、無事にクリアできました。クリア時間は寄り道をあまりせずに進めて50時間コースでした!

 ネタバレになるのでストーリーについてはノーコメント。思った以上のボリュームでしたが密度は濃い目で、クリアまでたっぷりと楽しめました。やり込み好きはもちろん、ストーリー重視の人にもおすすめできる良作でしたよ!

鬼魂を集めて鬼ビ人のスキルを修得していくのが楽しい!

 本作では、敵を攻撃していると“鬼魂”と呼ばれるものが手に入ります。これは鬼ビ人のスキル修得に必要なアイテムで、この鬼魂を消費して新しい技を覚えていくというわけです。

 鬼魂は使用中の鬼ビ人の分しか手に入らないので、強くしたい鬼ビ人で戦う必要があります。

 ちなみに僕がクリアした時点では、一番使用頻度の高かったガウォードでも、スキル全体の7割程度まで覚えるのにとどまりました。後半は1つのスキル修得に使用する鬼魂の数も多く、強力な効果のスキルが多くなっています。

  • ▲序盤はスキル修得に必要な鬼魂の数が少ないのですが、新しい技を増やすべきか立ち回りやすくするスキルを修得するか悩みどころ。

 こうしたスキルには鬼ビ人たちの新しい技はもちろん、“ガード解除後に一定時間攻撃力アップ”や“攻撃が敵の側背面に当たると移動速度アップ”など、そのキャラの特徴を活かした立ち回りをすると発生するバフ効果もたくさんあります。

 また、これらのスキルをたくさん修得するほど鬼ビ人との信頼関係が深まり、基本ステータスアップにもつながっていくのです。

  • ▲途中にある“鬼ビ人の記憶”をオープンしないと新しいスキルが解放されないので、鬼ビ人の記憶を最優先で目指すのもあり。

 スキルのなかには“編成中に常時発動”するスキルもあり、別の鬼ビ人に変えてもそうしたスキルの効果は発動し続けます。

 そのため、例えば“攻撃ヒット時に確率でHPが回復する”というイザナの常時発動スキルを修得した状態で手数の多い双剣使いのリガンにチェンジすると、通常よりも安全に立ち回ることが可能になるというわけです。

 こうした常時発動するスキルは各鬼ビ人によって効果はさまざまなので、スキルと鬼ビ人のシナジーを考えて編成を組むのも奥が深くて非常に楽しい!

 自分の想定した組み合わせがハマった時の“俺、強ぇ~”感と言ったら、もう(笑)。

  • ▲毒や麻痺などの状態異常攻撃を仕掛けてくる敵も多いので、状態異常耐性を上げつつさらに回復効果を上乗せするのもアリ。

 修得した技は使い続けることで覚醒し、“攻撃力アップ”や“クールタイム時間短縮”といったさまざまな効果を付与することが可能になります。

  • ▲覚醒効果は自由につけ外しが可能。外した覚醒効果は消えるわけではないので、出現する敵などに合わせて付け替えることもできます。

 こうした覚醒効果はランダムで覚えるので、強力な技や使いやすい技はガンガン使って覚醒効果をドンドン覚えていくのがオススメです。

 覚醒効果は最大で4つまでセットすることが可能なので、ダメージ重視にしたり鬼ビ人との同調率アップ重視にしたりと、同じ技でもプレイヤーの個性が色濃く出るというわけです。

迷イ人の願いを叶えて“無の鬼魂”をゲットする達成感

 物語を進めていくと新しい鬼ビ人が仲間になるのですが、加入したばかりの鬼ビ人は初期の技しか使えず、主人公との結びつきも弱いので、いきなり実戦投入するのは少し無茶があります。

 しかし、敵を攻撃しないとスキル修得に必要な鬼魂が手に入らないので、鬼ビ人が強くならない……という負の連鎖になることも!?

 と、そんなときに役に立つのが“無の鬼魂”! これはどの鬼ビ人のスキル修得にも使えるオールマイティーで便利な鬼魂で、主に宝箱から見つけたり、迷イ人の“思い出の○○の場所まで連れて行ってほしい”や“罪を償うため殺してほしい”などの、さまざまなお願いを叶えてあげたりすることで手に入ります。

 未練を残して迷イ人となってしまった人はマップのいろいろな場所にいるので、一度クリアしたマップに戻ってみると新たな発見がある場合も。

  • ▲迷イ人が近くにいるとリンネが教えてくれます。また、魔物が出現するマップにいる迷イ人に話しかける場合は、幽リ世縛り状態を解除しておく必要があるので注意。

武器を強化して自分好みの獲物にする喜び!

 敵を倒すとランダムで武器や影石をドロップします。影石は武器にセットできるアクセサリ的なものです。

 手に入れた武器はそのままでも十分強いのですが、街にいる武器師に頼めば強化することが可能。

●動画:『鬼ノ哭ク邦』紹介映像“強化・カスタマイズ”編

 強化には別の武器を消費して強化することになるので、今使っている武器よりも性能の低い武器を選んで強化に当てていくのがオススメ。武器はかなり頻繁にドロップするので、強化にガンガン使ってしまってOKです。

 ドロップした武器のなかには影石をセットするためのスロットが開いているものや、すでに影石がセットされた状態になっているものがあります。

 武器にセットされた影石は任意に取り出すことはできず、新しい影石をセットすると効果が上書きされてしまいます。

 ただし、武器の強化で使用したもののなかに影石がセットされたものがあると、セットされた影石が戻ってくる場合があるので、武器強化の素材に選ぶ場合は影石がセットされているものを優先して選ぶのもアリかも。

 ちなみに影石とは武器にセットして攻撃力を上げたり状態異常を付与できるようにしたりするもの。影石の種類は非常に多いので、鬼ビ人のスキルや攻撃範囲、攻撃速度に合わせて自由にカスタマイズすることができます。

  • ▲長所を伸ばすか短所を補うか。影石によるカスタマイズはなかなか楽しいです。『FFVII』のマテリアとか思い出しちゃいますね。

 また、ごく稀に魔物の名前を冠した影石が手に入ることがあります。こうした影石は1つで複数の効果を持っているので、強い鬼ビ人への育成には欠かせないのですが、これがなかなかドロップしない!

 そこで役に立つのが武器師のところで行える“変換”。変換すると、不要な武器や影石を消費して新しい武器や影石に変えることができます。

  • ▲交換のために一度に選べる素材は8個まで。1回で交換可能値まで届かなくてもポイントは引き継がれるので、数回に分けて素材を渡してOK。

 この変換候補のなかに魔物の名前を冠した影石が挙がることもあるので、変換する予定がなくても変換候補を見ておくのがいいかも。

 素材さえあれば何度でも変換することができるので、レアな影石が変換候補に挙がっていたらガンガン変換してしまいましょう。

  • ▲変換を行うと、使用した素材によって変換ボーナスが発生。“武器の出現率アップ”や“未入手の武器や影石の出現率アップ”など、次の変換候補のリストにさまざまな影響を及ぼします。

まとめ:クリア後のお楽しみは……ないわけないでしょ!

 そんなこんなで、ストーリーをクリアしてエンディングを見たものの、実は鬼ビ人を育て切ったわけでは全然ありません。

 クリア後もスキル全修得を目指して戦い続けるのが楽しいですし、レアな装備品や影石のドロップを夢見て遊び続けています。

 詳しくは書きませんが、まあ、今どきのゲームにクリア後のお楽しみがないわけはなく、やり込みゲーマーとしてはうれしい悲鳴状態だったりします(苦笑)。

 あと、やり込み要素とはちょっと違いますが、自分が今回クリアした難易度はあくまでノーマル。もっと凶悪なマニアックという難易度もあるので、いつかはそちらにも挑戦してみたいと思います!

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鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: ARPG
  • 発売日: 2019年8月22日
  • 希望小売価格: 5,800円+税

鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: Switch
  • ジャンル: ARPG
  • 発売日: 2019年8月22日
  • 希望小売価格: 5,800円+税

鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)(ダウンロード版)

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: ARPG
  • 配信日: 2019年8月22日
  • 価格: 5,800円+税

鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)(ダウンロード版)

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: Switch
  • ジャンル: ARPG
  • 配信日: 2019年8月22日
  • 価格: 5,800円+税

鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)

  • メーカー:スクウェア・エニックス
  • 対応機種:PC
  • ジャンル:RPG
  • 配信日:2019年8月22日
  • 価格:5,800円+税

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