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2001年9月2日(日)

「AM2SUMMERFESTIVAL」開催!最終日の東京会場イベントレポート!

 『シェンムーⅡ』の発売を4日後にひかえた今日、全国で開催されていた「シェンムーII 完成記念 AM2 SUMMER FESTIVAL」が東京で最終日を迎えた。

 イベントが始まる前には、プロデューサーの鈴木裕氏に今回のイベントや『シェンムーII』について、共同インタビューを実施。まずはその様子からレポートしていこう。

■鈴木裕氏インタビュー
――今回のイベントをやろうと思ったきっかけは?
鈴木氏「今までこういうイベントは東京とか横浜でしかやったことがないので、もっと実際のユーザーさんに直接触れてみたくて、今回5都市で開催することにしました。やってみると、やっぱり地域によって反応がぜんぜん違ってて、すごく面白いですね。福岡は和気あいあいとしたアットホームな感じ。大阪は人が集まって密度感がありました」

――『シェンムーII』の制作にあたって苦労した点は?
鈴木氏「『第1章』の経験があったので、前作に比べるとスムーズにいきました。ただ、『シェンムーII』は2章から6章までを入れたので、ストーリーをギュッと凝縮するのがたいへんでしたね。シェンファが出てきて遊べないとユーザーさんも納得しないだろうということで。で、それを1章と同じ4枚のディスクに入れるということになって、新しい圧縮技術を考えたりしたのが苦労した点です」

――現在放映されている実写のCMも話題ですが。
鈴木氏「CMは、全部フルCGで仕上げるというのが時間的にできなかったというのもあるんですが、完全な実写だけというのも一回やってみたかったんです。実写は実写のよさがあって面白いですね」

 まだ、いろいろと聞いてみたいことはあったが、そろそろイベントが始まる時間ということで、鈴木裕氏はステージへ。

 いざ会場がオープンすると、あふれるほどのファンが詰めかけて、『シェンムーII』をはじめとするSEGA-AM2の作品に対する期待をうかがわせた。

 まず最初に、ステージの巨大スクリーンにてSEGA-AM2作品のダイジェストが映し出され、続いてシェンファ役の石垣はづきさんが登場。ステージは『シャンムーII』のイベントで幕を開けた。特に会場を沸かせたのは、『シェンムーII』CMメイキングと題された映像の数々。芭月涼役の松風雅也氏と刃武鷹役の萩原匠氏が、ひたすらボケまくるコントムービー(?)になっていて、場内は爆笑。ステージに2人が登場すると、拍手喝采で迎えられた。ちなみに彼らが自ら撮影したというCMは、実際にTVで放映されることはないが、『シャンムーII』のTV-CMは、3バージョンまであることが明らかにされた。そして、石垣さんが「その者、東の遠つ国より 海を渡りて現れり」という『シェンムー』の詩を生で朗読するとともに、『シェンムーII』の見どころを紹介。コーナーの最後には、「シェンムー・ザ・ムービー」の予告編も上映された。

 続いては、SEGA-AM2サウンドユニットによるライブ演奏。『バーチャファイター4』の楽曲が4曲ほど披露された。

 演奏が終わると、ついにプロデューサーの鈴木裕氏がステージに登場し、会場から参加者を募って『バーチャファイター4』のチーム戦が繰り広げられた。ちなみに鈴木裕氏VS萩原匠氏の対決では、鈴木裕氏が片手のプレイで余裕の勝利。会場が盛り上がってきたところで、会場に設置された試遊台で自由に遊べるフリープレイの時間に。この時間には、鈴木裕氏、松風雅也氏、萩原匠氏、石垣はづきさんがステージから降りて、ファンと直接コミュニケーションする一幕もあった。

 そして、イベントは終盤に突入。プレミアムグッズが当たる大抽選大会へ。注目された1等の賞品は、アキラの豪華CGポートレイト。『バーチャファイター4』のアキラには髭がなかったが、このポートレイトでは無精ヒゲが生えていた。、鈴木裕氏は「次世代のアキラの姿」と、『バーチャファイター4』がリリースされたばかりだというのに、早くも続編を匂わせるような発言。最後に、鈴木裕氏は「いつもは会社にこもってゲームをつくっていますが、こうやってファンの人たちと直接会うことで、ゲームをつくるためのパワーをもらえる気がします。機会があったら、また来年もこういったイベントを開催したいですね」と締めくくり、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

イベント開催前のスナップ。左から、石垣はづきさん、鈴木裕氏、松風雅也氏、萩原匠氏。

松風雅也氏と萩原匠氏のコンビは、会場を爆笑の渦に。実際のゲームでも、このコンビが大活躍する!

ファンと役者の方々が直接コミュニケーションする機会も。イベントは、とてもアットホームだった。

大抽選会では、もうここでしか入手困難というグッズばかりが登場。抽選をする役者たちも力が入る!?

終始笑顔だった鈴木裕氏。「『シェンムーII』と『バーチャファイター4』という大作の開発が終わって、ほっとしている」と本音も。


■関連サイト
『シェンムー』公式サイト