コーエー、PS2『信長の野望Online』、PC『三國志Battlefield』を発表!
コーエーは本日、新作オンラインゲーム、PS2『信長の野望 Online』、PC『三國志 Battlefield』の制作発表会を行った。
PS2『信長の野望 Online』は、16世紀の日本を舞台に3,000人がひとつのサーバーに同時接続して遊ぶオンラインRPG。侍、僧侶、神主、陰陽師、忍者、鍛冶屋、薬師といった7つの職業が用意されており、仮想戦国世界でのもうひとつの人生を楽しむことができる。また、大名同士の戦争により世界の勢力図が変化するなど、SLGのような一面も備えており、サービス開始当初は14人の大名と21の地域を設定、将来的には日本全土をカバーするようにしていく予定。
このゲームをプレイするためにはPlayStation BB Unitが必要となっているが、回線についてはアナログモデムやISDNといったナローバンド回線でもプレイできる。夏よりオープンβテストを行い、秋の製品版発売を目指しているとのことだ。
もうひとつのオンラインゲーム、PC『三國志 Battlefield』は、『エイジ オブ エンパイア』などでおなじみの、リアルタイムストラテジー(RTS)と呼ばれるジャンルのSLG。プレイヤーは武将が率いる部隊を操作し、中国全土の制圧を目指す。
コーエー独自開発のActive Logistics Controlエンジンを搭載しており、自動的に物資や兵力が最前線へ移動していくようになっている。この補給路をいかにコントロールするかが、戦略のキモとなりそうだ。
また、本作は開発段階から多言語に対応して作られており、『三國志』シリーズの人気が高い韓国・台湾で同時発売することが発表された。もちろん、各言語の垣根を超えてオンライン対戦ができるほか、ロビーも3カ国語対応となっている。
この発表会でコーエーのシブサワ・コウ氏は「今までのスタンドアローンのゲームにはないおもしろさがある。子供の頃に公園でみんなで遊ぶような楽しさを味わうことができるはずだ」と、オンラインゲームの特徴を強調。
また、SCEの久夛良木健氏も「2月13日のPS BB発表会で、シブサワ氏は『クリエイターに対する新しい挑戦である』と宣言されていた。本日、いよいよ発表されたソフトは、PS2の一エンジニアとして、冥利に尽きるものだ」と、その完成に期待をよせていた。 コーエーでは、両タイトルとも夏よりβテストを予定している。スケジュールや詳細についてはゲームシティで発表していくので、両タイトルを一足先にプレイしたい人はこまめにチェックしておこう。
両タイトルのゼネラル・プロデューサーを務めるシブサワ・コウ氏。オンラインゲームならではの魅力を語ってくれた。
SCE社長の久夛良木氏も登場。コーエーの会長、襟川氏の計らいで会場の全員から「けんちゃーん!」と呼びかけられる一幕も。
リアルタイムに変化する戦況を判断し、軍勢を動かしていくSLG『三國志 Battlefield』。
『信長の野望 Online』は、『EverQuest』や『FINAL FANTASY XI』同様に、客観視点+3Dという画面構成。最大のポイントは、戦国時代の日本という舞台設定とのこと。
(C)2002 KOEI Co.,Ltd.
データ
▼『信長の野望 Online』
■メーカー:コーエー
■対応機種:PS2
■ジャンル:オンラインRPG(MMORPG)
■発売日:2002年秋予定
■価格:未定
▼『三國志 Battlefield』
■メーカー:コーエー
■対応機種:PC
■ジャンル:SLG
■発売日:2002年夏予定
■価格:未定
■関連サイト
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