2003年5月16日（金）
レア社制作の3タイトルがXboxブースでプレイアブル出展開発者インタビュー！
マイクロソフトが、イギリスの大手ソフトハウス、レア社を買収したとの発表がなされたのが昨年の9月。今年のE3ではさっそくレア社制作のXboxソフトが3タイトル出展されていた。その3タイトル『Conker:Live and Uncut』『Kameo:Elements of Power』『Grabbed by the Ghoulies』は試遊台の人気も高く、アメリカのユーザーの評判は上々。今回は、それらのゲームに携わるレア社のケン・ローブ（KEN LOBB）氏に話を聞いた。
■質疑応答
――今回出展している3本が、レア社としてはじめてのXboxタイトルということになりますが、Xboxの印象はどうですか？
Xboxはいいハードです。ハードの性能としては、PS2よりもかなり上、GCをも上回っていると思います。そして我々がXboxで一番優れていると感じるのは、Xbox Live＝オンラインにつながっている、というところです。これまでずっと任天堂とパートナーシップをとってゲームを制作してきましたが、現在我々はオンラインの魅力にとりつかれています。
――今回出展している3本の中では『Conker』がXbox Live対応ですね。
はい、『Conker』はXbox Live対応にしたことで、よりおもしろいゲームになっています。『Kameo』と『Ghoulies』はスタンドアローンのゲームですが、今後レア社のオリジナルタイトルはどんどんXbox Live対応になっていくでしょう。
――Xbox Liveのどこがそんなに魅力的なのでしょうか？
昔、ゲームというのは1人でやるものでした。でもそこに2P対戦の要素が加わって我々はそれに熱中し、N64の『マリオカート』では4人対戦もできるようになったわけです。でもだからといって次は8人対戦かといえばそうではない。家に8人が揃うことは少なく、その代わりに我々はブロードバンドを手にしているのです。家で楽しむ対戦ゲームの延長としてXbox Liveのオンライン対戦があるのは自然な流れだし、とてもよいことだと思っています。
――では、レア社がXboxでゲームを作る理由はオンラインがあるから、ということですか？
いえ、もちろんそれだけではありません。私は今でも任天堂を愛していますよ。ただ、私はNintendo of America社長の荒川さんをずっと尊敬して、彼といっしょにやりたいと思っていました。しかし彼がリタイアしてしまって、そこにちょうどいいタイミングでXboxから声がかかった、という部分はあると思います。でもそのときすぐには決められなかったので、とりあえず私はXboxを借りて3～4週間プレイしてみました。そうやってXboxを使っているうちにおもしろさを実感するようになり、これは将来いけると確信するようになったのです。また、マイクロソフトはいい制作者がいればどんどん引き抜いて、いいものを作ろうとしている。そういうやり方もいいことだと思います。
――これらのソフトはいつ頃から制作しているのでしょうか？
『Kameo』は当初GC用に開発しており、昨年のE3でも出展しています。『Ghoulies』も実はGC用に制作を開始していたものです。しかし『Conker』に関しては、これは買収が決まった去年の夏に、最初からXbox用タイトルとして制作をスタートしました。Xboxはプログラミングなどがスムーズで、作りやすいハードだと思います。
――今後はXbox用タイトルのみを開発していくのですか？
レア社はプラットホームをひとつにしぼって、そこにフォーカスを当てて作っていくタイプの会社です。その方がいいものが作れるし、我々のスタイルに合っている。今後はXbox用ソフトとして『ゴールデンアイ』や『バンジョー』の新作も予定しています。期待していてください。
今回取材に応じてくれたケン・ローブ氏。現在はMicrosoft game studiosでStudioXの経営に携わる。
Xboxブース内でもひときわ目を引く「RARE」のロゴマーク。
愛らしいキャラクターが銃火器で破壊と殺戮の限りを尽くすシューティングアクション『Conker:Live and Uncut』。
『Kameo:Elements of Power』の主人公は女性キャラクター。と思ったらボタンひとつで植物になったり岩になったり。もうめちゃくちゃ。
フツーの男の子が幽霊を倒しまくる『Grabbed by the Ghoulies』。簡単操作で大技を連発できるのが気持ちいい。プレイ感覚は『ファイナルファイト』に近い…かも？
今回の3本では『Conker:Live and Uncut』の人気が特に高かった。わかりやすい操作と派手さがウケているようだ。
■質疑応答
――今回出展している3本が、レア社としてはじめてのXboxタイトルということになりますが、Xboxの印象はどうですか？
Xboxはいいハードです。ハードの性能としては、PS2よりもかなり上、GCをも上回っていると思います。そして我々がXboxで一番優れていると感じるのは、Xbox Live＝オンラインにつながっている、というところです。これまでずっと任天堂とパートナーシップをとってゲームを制作してきましたが、現在我々はオンラインの魅力にとりつかれています。
――今回出展している3本の中では『Conker』がXbox Live対応ですね。
はい、『Conker』はXbox Live対応にしたことで、よりおもしろいゲームになっています。『Kameo』と『Ghoulies』はスタンドアローンのゲームですが、今後レア社のオリジナルタイトルはどんどんXbox Live対応になっていくでしょう。
――Xbox Liveのどこがそんなに魅力的なのでしょうか？
昔、ゲームというのは1人でやるものでした。でもそこに2P対戦の要素が加わって我々はそれに熱中し、N64の『マリオカート』では4人対戦もできるようになったわけです。でもだからといって次は8人対戦かといえばそうではない。家に8人が揃うことは少なく、その代わりに我々はブロードバンドを手にしているのです。家で楽しむ対戦ゲームの延長としてXbox Liveのオンライン対戦があるのは自然な流れだし、とてもよいことだと思っています。
――では、レア社がXboxでゲームを作る理由はオンラインがあるから、ということですか？
いえ、もちろんそれだけではありません。私は今でも任天堂を愛していますよ。ただ、私はNintendo of America社長の荒川さんをずっと尊敬して、彼といっしょにやりたいと思っていました。しかし彼がリタイアしてしまって、そこにちょうどいいタイミングでXboxから声がかかった、という部分はあると思います。でもそのときすぐには決められなかったので、とりあえず私はXboxを借りて3～4週間プレイしてみました。そうやってXboxを使っているうちにおもしろさを実感するようになり、これは将来いけると確信するようになったのです。また、マイクロソフトはいい制作者がいればどんどん引き抜いて、いいものを作ろうとしている。そういうやり方もいいことだと思います。
――これらのソフトはいつ頃から制作しているのでしょうか？
『Kameo』は当初GC用に開発しており、昨年のE3でも出展しています。『Ghoulies』も実はGC用に制作を開始していたものです。しかし『Conker』に関しては、これは買収が決まった去年の夏に、最初からXbox用タイトルとして制作をスタートしました。Xboxはプログラミングなどがスムーズで、作りやすいハードだと思います。
――今後はXbox用タイトルのみを開発していくのですか？
レア社はプラットホームをひとつにしぼって、そこにフォーカスを当てて作っていくタイプの会社です。その方がいいものが作れるし、我々のスタイルに合っている。今後はXbox用ソフトとして『ゴールデンアイ』や『バンジョー』の新作も予定しています。期待していてください。
今回取材に応じてくれたケン・ローブ氏。現在はMicrosoft game studiosでStudioXの経営に携わる。
Xboxブース内でもひときわ目を引く「RARE」のロゴマーク。
愛らしいキャラクターが銃火器で破壊と殺戮の限りを尽くすシューティングアクション『Conker:Live and Uncut』。
『Kameo:Elements of Power』の主人公は女性キャラクター。と思ったらボタンひとつで植物になったり岩になったり。もうめちゃくちゃ。
フツーの男の子が幽霊を倒しまくる『Grabbed by the Ghoulies』。簡単操作で大技を連発できるのが気持ちいい。プレイ感覚は『ファイナルファイト』に近い…かも？
今回の3本では『Conker:Live and Uncut』の人気が特に高かった。わかりやすい操作と派手さがウケているようだ。
| ■関連記事 |
| 2003年5月13日 Xbox新タイトル大量公開！XSN Sports、Xbox Music Mixerなどの新展開も発表 |
■関連サイト
・Xbox公式サイト
・レア社（英語）
・E3 2003