ドイツでの世界大会出場をかけた『Catan』日本予選が開催!PC版の展開も発表
カプコンは本日8月24日、人気ボードゲーム『Catan』のゲーム大会「ワールドチャンピオンシップ2003 日本大会」を東京・新宿で開催した。
『Catan』は、プレイヤーが無人島である“カタン島”に入植し、資源を獲得したり、街や道を建築したりして、開拓を進めていくという内容のボードゲーム。街などを建築するとポイントが入り、いち早く10点を貯めたプレイヤーが勝利となる。
本日の大会は、10月にドイツのエッセンで開催される世界大会出場者を選出する日本国内予選。昨年に続き、2回目の開催ということで、前大会の優勝者、中里杯優勝者および、関東・関西地区予選を勝ち抜いたシード選手7名を含む、計500名のプレイヤーが集う大規模な大会となった。
開会式では、カプコン第6開発部部長の中里英一郎氏が、大会参加者に激励の言葉を送るとともに、PC版『Catan』について今後の展開を発表。PC版は、オンラインゲームサイト「スターオンライン」と提携し、オープンβテストが9月18日から10月下旬まで実施される。テスターの募集は、8月27日13:00より『Catan』公式サイト上で行われ、先着1万名のユーザーが参加可能(応募締切日は9月17日だが、申込み者数が1万名に達した時点で募集は終了する)。また、オープンβテスト実施に先立ち、「スターオンライン」のサイト上で、9月11日よりクライアントソフトのダウンロード(無料)が開始され、βテストに参加できない人でも、クライアントソフトを入手すれば、オフラインモードで「はじめてのCatan」がプレイできる。さらに、デジタル版『Catan』では、PS2、PCのハードに関わらず、どちらのユーザーともオンライン対戦が楽しめるとのことだ。
本日の大会は、3名~4名で対戦し、各テーブルの上位1名だけが次の対戦に進むことができる勝ち抜き戦を採用。決勝戦は、1回戦、2回戦、準決勝を勝ち抜いた8名によって行われたが、これまで連勝を重ねてきたプレイヤーたちだけに、いずれも運と実力の両方を兼ね備えた精鋭ばかり。観戦者の予想を裏切るハイレベルな試合が展開され、決勝戦B卓では、「落ち着いてプレイできた」という高木さんが、また1時間以上にもおよぶ熱戦が繰り広げられたA卓では、初期配置で最も不利と思われた渡辺さんが見事勝利をもぎとり、2名の日本代表選手が決定した。
最後に、中里氏が「去年と比べるとプレイヤーのレベルが格段に上がって、決勝戦をはじめ、内容の濃い試合が数多く展開されました。来年も開催しますので、今回参加した皆さんもぜひまた出場してほしい」と総評を述べ、大会は幕を閉じた。
9月からはPS2版、PC版がいよいよ始動し、より多くのユーザーが気軽に楽しめるようになる『Catan』。オンラインで、好きな時にさまざまなユーザーと対戦ができるので、興味のある人は来年の大会出場を目指して、腕を磨いてみてはどうだろうか?
昨年同様、歌舞伎町「クラブハイツ」で開催された「Catan ワールドチャンピオンシップ2003 日本大会」。今回も500名という大勢のプレイヤーが集まった。
開会式では、中里氏が「盤面の点数だけでなく、手持ちのカードも合わせて正確にトップを読むこと、他の人が持っているカードを覚える努力をすること、交渉をなるべく多くすること」を勝利の秘訣として、出場者たちにアドバイス。
会場内では、優勝者決定戦だけでなく、Tシャツやカプコンのゲームソフトなどがもらえる「バトルロイヤル戦」も同時に行われ、対戦に敗れてしまった人も心ゆくまで『Catan』を楽しんでいた。
誰が優勝してもおかしくない、激しい戦いが繰り広げられた決勝戦。対戦の模様は、会場内に設置されたモニターでも見ることができ、多くの人が展開を予想しながら観戦していた。
表彰式では、中里氏から優勝した渡辺さん(左)と高木さん(右)に、盾とドイツ旅行の目録が手渡された。
データ
▼『Catan』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PS2、PC(対応OS:Windows98/Me/2000/XP)
■ジャンル:TBL
■発売日:未定
■価格:無料
■プレイ料金:未定
■関連サイト
・『Catan』公式サイト
・カプコン