次世代OS開発を担当するキーマン、岡本伸一氏がSCEを退社。後任は茶谷氏に
SCEは本日9月1日、コーポレート・エグゼクティブ兼CTOの岡本伸一氏が、8月31日付で退任したことを明らかにした。
岡本氏は、1989年にソニー入社。93年にSCE開発部に配属されて以来、PS、PS2の開発に携わってきた。PS2に関しては、ハード設計及びブロードバンド事業の責任者となり、コアLSIであるエモーションエンジンとグラフィックシンセサイザの開発に大きく貢献している。現在は、開発中のプロセッサ「Cell」に対応する次世代OSの開発を担当していた。
この退任の影響についてSCEでは「退任後はコンサルタント契約を結び、次世代OS開発を引き続き行ってもらう。そのため、次世代OSの開発体制について特に変更はない」とコメントしている。なお、後任については現コーポレート・エグゼクティブ兼CTOでネットワーク&ソフトウェア担当の茶谷氏が務めるとのことだ。
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