「WCG2003」準決勝開催!韓国行きの切符を手にするプレイヤーは……?
本日9月21日、世界規模のゲーム大会「World Cyber Games 2003(WCG2003)」の日本予選準決勝戦が、都内秋葉原のネットカフェ「Necca秋葉原店」で行われた。
「WCG2003」は、55カ国のトップゲーマー約600人が韓国に集い、『エイジ オブ ミソロジー』(以下、『AoM』)、『アンリアルトーナメント 2003』など、7つの種目で腕を競い合うゲーム大会。昨年の「WCG2002」では、『エイジ オブ エンパイアII 覇者たちの光陰』で、日本から出場したHALEN選手が優勝したことは、PCゲーマーの記憶に新しいだろう。
さて、本日の準決勝の種目は、マイクロソフト『エイジ オブ ミソロジー』。今回の「WCG2003」では、日本より2名の選手が本戦に出場できるため、準決勝に勝った時点で、韓国行きが決定となる。会場には、大会のメインスポンサーであるマイクロソフトの、プロダクトマネージャー風間彩氏も訪れ、「韓国での本戦出場を決める、要ともいえる戦いです。皆さんがんばってください」と、選手を激励した。
今回準決勝まで勝ち残ったのは、HALEN選手、UDN選手、Fird選手、Nekokan選手の4名。対戦は、HALEN選手対UDN選手、Fird選手対Nekokan選手の2試合が、2ラウンド先取の形式で進められた。
大会の様子については、まずHALEN選手対UDN選手の試合は、HALEN選手が圧勝。1ラウンド、2ラウンドともに20分程度でHALEN選手が勝利し、世界チャンピオンの腕前を見せつけた。また、Fird選手対Nekokan選手の試合は、2ラウンド目が終了した時点で1-1の接戦に。3ラウンド目は、双方早い時間に軍を出して、生産拠点を攻撃する速攻戦となったが、いち早く軍勢を整えたFird選手に軍配が上がった。
なお、準決勝戦のリプレイデータは「WCG2003」の公式サイトにアップロードされており、『AoM』を所有していればダウンロードして、試合展開を細かに見ることができる。日本トップクラスのプレイヤー同士の対戦データなので、『AoM』プレイヤーは今後の戦いの参考にしてみよう。
大会開始前、セッティングなどの確認をする選手たち。本戦出場がかかっているだけに、入念なチェックが行われた。
マイクロソフトの風間氏は「前年の『エイジ オブ エンパイアII』に比べて、2倍以上の参加者が集まるなど、マイクロソフトとしてもWCGが盛り上がりを見せていることを感じる」とコメント。
いよいよ試合開始。HALEN選手はショートカットとマウスを駆使して、画面をこまめに切り替える。その操作量は圧倒的だ。
1-1からの接戦を見事に制したFird選手。本戦での活躍も楽しみだ。
前年チャンピオンのHALEN選手は、「プレイの勘も取り戻してきているし、うまくいけば優勝できそう」とのこと。
■関連サイト
・「World Cyber Games 2003」公式サイト