FOMA版『FF』『ドラクエ』は携帯とは思えない出来栄え!スク・エニ&ドコモ発表会
本日9月25日、スクウェア・エニックスとNTTドコモは、次世代FOMAに対応したiアプリコンテンツとして『ドラゴンクエスト』『ファイナルファンタジー』の2タイトルを開発中であることについて発表会を行った。
発表会には、NTTドコモ iモード企画部長の夏野剛氏、スクウェア・エニックス代表取締役社長の和田洋一氏が出席。
夏野部長はまず、FOMAのユーザー数が90万人を突破したと話し、販売開始より契約者数が好調に推移していると報告。そして、FOMAユーザーとiモードユーザーの利用状況を比較したデータを公開し、FOMAユーザーの特徴として、複数のコンテンツを利用している人が多いこと、ゲーム使用比率がiモードよりも高いということを挙げた。このことについて夏目部長は「単価と利用比率が高く、FOMAにおいてのゲームは、コンテンツマーケットの重要な役割を果たしている」と述べた。また、次世代FOMAは、iモード次期モデルなどに比べても非常にスペックの高いものを予定しており、これまで以上にハイクオリティなゲームが携帯でプレイできることが可能になるという。「世界において、ゲームと携帯は日本が最も強い業界。これまでもiアプリなどで融合してきたが、これからももっとすごいコラボレーションが実現していくと思います」と熱く語った。
続いて登壇した和田社長は、「本日の発表は新たな携帯コンテンツ市場における開戦宣言」とし、「『ドラクエ』『FF』のFOMA版はあくまでスタートであり、今後も主力コンテンツを多数開発して、斬新なゲームを携帯にどんどん投入していきます。携帯でここまでできるんだというすばらしさを実感してほしい」と力強く話し、新コンテンツの提供にも意欲的であることをアピールした。
その後行われた質疑応答で、「両シリーズの『2』『3』はFOMA向けのコンテンツとして展開されるのか?」と聞かれた和田社長は「技術的には移植が可能だが、携帯ならではの新コンテンツも模索していきたい」と答えている。両タイトルの利用料金などは今のところ未定だが、和田社長はこのFOMA移植版について「以前に体験した感動が再び味わえるものになっており、映像や文字がとてもきれいです」と紹介。会場内では実際に試遊することができたが、スムーズな操作感、映像のクリアさなどから完成度の高さが伺えるものだった。今後の発表や続報に期待したい。
NTTドコモ iモード企画部長の夏野部長。壇上で「ユーザーが何を望んでいるかを研究した際に、世界中で絶大な人気を誇るスクウェア・エニックスのゲームを提供したいと考えた」と挨拶。
FOMA版の両タイトルについて、和田社長は「新しい携帯ならではの美しい画像に仕上がっている」とコメント。
両タイトルのパケット代や利用料金などは今のところ未定だが、「ユーザーが使いやすい価格で、柔軟に考えたい」と夏野部長。和田社長もこれを受けて、コンテンツ利用料を検討すると述べた。
発表会会場では、FOMA版『FF』『ドラクエ』が展示。携帯とは思えないような美麗なグラフィックでプレイすることができた(携帯電話機は次世代FOMAではなく、505iシリーズのもの)。
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