2003年10月24日（金）
GBAで「名探偵コナン」が見れる！am3、新サービス「アドバンスムービー」発表会
モバイル・エンタテインメント事業などを手がけるam3は本日10月24日、GBAおよびGBASP上で動画や音楽を楽しめる新サービス「アドバンスムービー」の発表会を都内で行った。
「アドバンスムービー」は、専用アダプタ「アドバンスムービーアダプタ」とコンテンツを記録した専用スマートメディア「アドバンスムービーカード」（32MBで約24分の動画を収録可能）をGBA（もしくはGBASP）に装着するだけで、アニメーションや映画などを持ち運びながら鑑賞することができるというもの。価格はそれぞれ「アドバンスムービーアダプタ」が3,200円、「アドバンスムービーカード（コンテンツ入り）」が2,380円で、どちらも11月20日より全国の玩具店、ゲームショップ、メディア複合店などで販売される。なお、「アドバンスムービーカード」の第1弾コンテンツには読売テレビ・日本テレビ系で放映中の「名探偵コナン」（原作：青山剛昌氏/小学館刊「少年サンデー」連載中）、12月18日より販売開始となる第2弾コンテンツには「タイムボカンシリーズ」（制作：タツノコプロ）を用意。さらに、「アドバンスムービー」初期限定パックとして、「名探偵コナン 第1話“ジェットコースター殺人事件”」を収録した「アドバンスムービーカード」と「アドバンスムービーアダプタ」のセットが、3万台限定で販売される。
発表会には、am3代表取締役会長を務める吉田望氏をはじめ、同代表取締役社長の山下顕一氏、同代表取締役の黒川文雄氏らが列席。吉田氏は「SCEさんも新たな携帯プラットホーム“PSP”の発売を予定しているなど、2004年はモバイル事業がさらに発展すると予想している。“PSP”発売に先がけて本サービスを発表できたことは、非常にうれしい」と挨拶し、また山下氏は「高機能なPDAも多数販売されているが、操作が複雑化しており価格も高価。アドバンスムービーは高品質なコンテンツが気軽に楽しめる」と本サービス開始への意気込みを述べた。
続いて黒川氏が行ったプレゼンテーションでは、本サービスや商品の特徴、ビジネス展開、今後のスケジュールについて詳しく紹介。黒川氏は本サービスにおけるコンテンツの使いやすさ、低価格などを改めて強調し、フランスのアクトイマジン社と共同で開発した映像圧縮技術、収録コンテンツに対する強固なセキュリティシステムなどについて説明した。なお、「アドバンスムービーカード」の収録作品において、プロダクションI.G.、マッド・ハウス、スタジオぴえろ、手塚プロダクションといった著名なアニメ制作会社がすでに参入を決定していることもこの場で明らかに。これについて「このサービスの登場により、アニメ業界の展開も今後変わっていくと思う」と述べた。
また、「アドバンスムービーカード」に収録されているコンテンツのデータ書き換えサービスは、2004年4月以降を予定。価格は100円から500円程度でインターネットおよびキオスク端末「アドバンスガチャガチャ」でデータを配信する計画とのことだ。
発表会に参列した任天堂業務部の田中氏は「今回発表されたアドバンスムービーは、ゲームプレイだけではなく、GBAでムービーや音楽といった多彩なコンテンツを楽しめるようになる画期的なサービス。ゲーム開発におけるムービー制作などでも、このサービスに使用されている高度な圧縮技術は大きな可能性を秘めている」とGBAを使用した新たなビジネスとGBAの市場拡大の期待について述べた。
田中氏のコメントにあるように本サービスの映像圧縮技術はスクウェア・エニックスが「東京ゲームショウ2003」で発表したGBA用ソフト『キングダムハーツ チェインオブメモリーズ』で早くも搭載予定とのこと。発表会では、スクウェア・エニックスの執行役員・橋本真司氏も登壇し、「GBAに『キングダムハーツ』シリーズを投入するにあたり、ゲーム開発において新技術を模索していた。今後も新しい技術をどんどん使用して、新作ソフトを作っていきたい」と話していた。
GBAの楽しみ方、利用方法がより広がることとなる「アドバンスムービー」サービス。全世界ですでに多数のユーザーから愛されているプラットフォームを使用しているだけに、今後の展開が非常に気になるところだ。
発表会で挨拶をするam3代表取締役会長の吉田氏。その他、本日の発表会には、映像圧縮技術の共同開発を行ったフランスのアクトイマジン社のアンドレ・パニアック氏、流通を担当するハピネットの石川氏らも列席。
黒川氏はプレゼンテーション内で、「アドバンスガチャガチャ」のダウンロードサービス
「アドバンスムービーカード」の第1弾タイトルは、コミックやアニメで高い人気を誇る「名探偵コナン」。コンテンツ採用の理由は、作品の完成度が高く、1話完結形式でストーリーが展開するという2点とのこと。
GBASPに専用アダプタ、スマートメディアを装着し、スイッチを入れるだけで動画が気軽に楽しむことができる「アドバンスムービー」サービス。GBAの販促にも大きく貢献しそうなサービスだ。
「名探偵コナン 第1話“ジェットコースター殺人事件”」の「ムービーカード」と「アドバンスムービーアダプタ」をセットにした初期限定パック。コンテンツ入りの「ムービーカード」と「アダプタ」を個別で購入するよりもお得な価格となっている。
(C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
■メーカー：am3
■対応機種：GBA
■発売日：2003年11月20日
■価格：3,800円（税別）
■内容：「アドバンスムービーカード」（「名探偵コナン 第1話“ジェットコースター殺人事件”」収録）、「アドバンスムービーアダプタ」
▼「アドバンスムービーアダプタ」
■メーカー：am3
■対応機種：GBA
■発売日：2003年11月20日
■価格：3,200円（税別）
▼「アドバンスムービーカード（コンテンツ入りスマートメディア）」（各「名探偵コナン）
■メーカー：am3
■対応機種：GBA
■発売日：2003年11月20日
■価格：2,380円（税別）
※「名探偵コナン」第1話～第4話を「アドバンスムービーカード」各1枚に収録。
▼「アドバンスムービーカード（ブランクスマートメディア）」
■メーカー：am3
■対応機種：GBA
■発売日：未定
■価格：1,800円（税別）
「アドバンスムービー」は、専用アダプタ「アドバンスムービーアダプタ」とコンテンツを記録した専用スマートメディア「アドバンスムービーカード」（32MBで約24分の動画を収録可能）をGBA（もしくはGBASP）に装着するだけで、アニメーションや映画などを持ち運びながら鑑賞することができるというもの。価格はそれぞれ「アドバンスムービーアダプタ」が3,200円、「アドバンスムービーカード（コンテンツ入り）」が2,380円で、どちらも11月20日より全国の玩具店、ゲームショップ、メディア複合店などで販売される。なお、「アドバンスムービーカード」の第1弾コンテンツには読売テレビ・日本テレビ系で放映中の「名探偵コナン」（原作：青山剛昌氏/小学館刊「少年サンデー」連載中）、12月18日より販売開始となる第2弾コンテンツには「タイムボカンシリーズ」（制作：タツノコプロ）を用意。さらに、「アドバンスムービー」初期限定パックとして、「名探偵コナン 第1話“ジェットコースター殺人事件”」を収録した「アドバンスムービーカード」と「アドバンスムービーアダプタ」のセットが、3万台限定で販売される。
発表会には、am3代表取締役会長を務める吉田望氏をはじめ、同代表取締役社長の山下顕一氏、同代表取締役の黒川文雄氏らが列席。吉田氏は「SCEさんも新たな携帯プラットホーム“PSP”の発売を予定しているなど、2004年はモバイル事業がさらに発展すると予想している。“PSP”発売に先がけて本サービスを発表できたことは、非常にうれしい」と挨拶し、また山下氏は「高機能なPDAも多数販売されているが、操作が複雑化しており価格も高価。アドバンスムービーは高品質なコンテンツが気軽に楽しめる」と本サービス開始への意気込みを述べた。
続いて黒川氏が行ったプレゼンテーションでは、本サービスや商品の特徴、ビジネス展開、今後のスケジュールについて詳しく紹介。黒川氏は本サービスにおけるコンテンツの使いやすさ、低価格などを改めて強調し、フランスのアクトイマジン社と共同で開発した映像圧縮技術、収録コンテンツに対する強固なセキュリティシステムなどについて説明した。なお、「アドバンスムービーカード」の収録作品において、プロダクションI.G.、マッド・ハウス、スタジオぴえろ、手塚プロダクションといった著名なアニメ制作会社がすでに参入を決定していることもこの場で明らかに。これについて「このサービスの登場により、アニメ業界の展開も今後変わっていくと思う」と述べた。
また、「アドバンスムービーカード」に収録されているコンテンツのデータ書き換えサービスは、2004年4月以降を予定。価格は100円から500円程度でインターネットおよびキオスク端末「アドバンスガチャガチャ」でデータを配信する計画とのことだ。
発表会に参列した任天堂業務部の田中氏は「今回発表されたアドバンスムービーは、ゲームプレイだけではなく、GBAでムービーや音楽といった多彩なコンテンツを楽しめるようになる画期的なサービス。ゲーム開発におけるムービー制作などでも、このサービスに使用されている高度な圧縮技術は大きな可能性を秘めている」とGBAを使用した新たなビジネスとGBAの市場拡大の期待について述べた。
田中氏のコメントにあるように本サービスの映像圧縮技術はスクウェア・エニックスが「東京ゲームショウ2003」で発表したGBA用ソフト『キングダムハーツ チェインオブメモリーズ』で早くも搭載予定とのこと。発表会では、スクウェア・エニックスの執行役員・橋本真司氏も登壇し、「GBAに『キングダムハーツ』シリーズを投入するにあたり、ゲーム開発において新技術を模索していた。今後も新しい技術をどんどん使用して、新作ソフトを作っていきたい」と話していた。
GBAの楽しみ方、利用方法がより広がることとなる「アドバンスムービー」サービス。全世界ですでに多数のユーザーから愛されているプラットフォームを使用しているだけに、今後の展開が非常に気になるところだ。
発表会で挨拶をするam3代表取締役会長の吉田氏。その他、本日の発表会には、映像圧縮技術の共同開発を行ったフランスのアクトイマジン社のアンドレ・パニアック氏、流通を担当するハピネットの石川氏らも列席。
黒川氏はプレゼンテーション内で、「アドバンスガチャガチャ」のダウンロードサービス
「アドバンスムービーカード」の第1弾タイトルは、コミックやアニメで高い人気を誇る「名探偵コナン」。コンテンツ採用の理由は、作品の完成度が高く、1話完結形式でストーリーが展開するという2点とのこと。
GBASPに専用アダプタ、スマートメディアを装着し、スイッチを入れるだけで動画が気軽に楽しむことができる「アドバンスムービー」サービス。GBAの販促にも大きく貢献しそうなサービスだ。
「名探偵コナン 第1話“ジェットコースター殺人事件”」の「ムービーカード」と「アドバンスムービーアダプタ」をセットにした初期限定パック。コンテンツ入りの「ムービーカード」と「アダプタ」を個別で購入するよりもお得な価格となっている。
(C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996
データ
▼アドバンスムービー初期限定「名探偵コナン」スペシャルパック（3万台限定）■メーカー：am3
■対応機種：GBA
■発売日：2003年11月20日
■価格：3,800円（税別）
■内容：「アドバンスムービーカード」（「名探偵コナン 第1話“ジェットコースター殺人事件”」収録）、「アドバンスムービーアダプタ」
▼「アドバンスムービーアダプタ」
■メーカー：am3
■対応機種：GBA
■発売日：2003年11月20日
■価格：3,200円（税別）
▼「アドバンスムービーカード（コンテンツ入りスマートメディア）」（各「名探偵コナン）
■メーカー：am3
■対応機種：GBA
■発売日：2003年11月20日
■価格：2,380円（税別）
※「名探偵コナン」第1話～第4話を「アドバンスムービーカード」各1枚に収録。
▼「アドバンスムービーカード（ブランクスマートメディア）」
■メーカー：am3
■対応機種：GBA
■発売日：未定
■価格：1,800円（税別）