2003年11月18日（火）
『ウルティマXオデッセイ』最新情報！オープンベータは2004年1月から3月を予定
本日11月18日、エレクトロニック・アーツの新作MMORPG『ウルティマX オデッセイ（以下、UXO）』の最新情報を公開するプレスカンファレンスが開催された。
『UXO』は、『ウルティマ』シリーズや『ウルティマ オンライン』を手がけた、オリジン・システムズが開発中のMMORPG。8月22日のサンフランシスコでのカンファレンスで情報が公開されて以来、世界中のオンラインゲーマーから注目を集めているタイトルだ。
今回のカンファレンスでは、前回のサンフランシスコでの発表内容から、その後の調整によって変更されたり、追加されたシステムを中心に説明が行われた。前回の発表内容については、こちらの記事（2003年08月22日-『ウルティマ』最新作『ウルティマX オデッセイ』はMMORPG！ 冒険中心の作品に！）に掲載されているので、本記事と合わせてチェックしてもらいたい。
■戦闘
まず、戦闘について。『UXO』の戦闘は、マウスクリックによって剣を振るタイミングや、防御体制をとるタイミングをコントロールするリアルタイムアクションゲームのようなシステムを採用している。8月の時点では、左クリックで攻撃、右クリックでパワーを消費して防御力を上げるシステムになっていたが、変更が加えられて防御は右ボタンを押しっぱなしにすることで上昇するようになった。また、防御ゲージは削除され、攻撃命中率を表すゲージのみが表示されるようになった。
その他、F1やF2キーに割り当てて使用できる「ライトニングボルト」などのアビリティと、Momentum（モーメンタム）を併用して「ため撃ち」が可能になった。これは、あらかじめF1キーを押しっぱなしにしておき、Momentumがたまった時点で発動することで、威力を高めることができるというものだ。さらに、各アビリティには隙となる発動モーションがあるが、複数のアビリティを連続使用することでモーションをキャンセルする連続攻撃も導入された。
■オデッセイ・アドベンチャー・システム
300以上のクエストが用意されているオデッセイ・アドベンチャー・システムについても、いくつかの変更が加えられている。8月の時点では、クエストの発生条件となるNPCがプレイヤーに近づいてくるようになっていたが、これが変更されてアバタールがクエスト発生の知らせを届けてくれるようになる模様。
なお、当初クエストはパブリックエリア（全プレイヤーがアクセスする共通エリア）と、プライベートエリア（パーティメンバーのみが入ることができるエリア）の両方を使用する予定だったが、クエスト発生後は終了まで、すべてプライベートエリア内で進行することが決定したとのこと。
また、クエストには時間制限を設けられ、これをオーバーするとクエスト失敗になる。ただ失敗してもジプシーからクエストを再度購入することができるので、お金はかかるが再挑戦することが可能だ。
ちなみにクエスト中は経験値は獲得できず、徳ポイントのみを得ることができる。経験値は、パブリックエリアで、モンスターを倒して稼ぐことになる。
■アセンション
アセンションシステムに関しては、新たに特殊クエスト「アセンションクエスト」が追加された。これは、メインキャラクター（ヒーロー）の従者となるサブキャラクター（フォロワー）の徳が最大値となったときに発生するもので、8つの徳に対応したクエストが用意されている。そしてこのクエストを達成すると、フォロワーはヒーローのDisciple（弟子）となる。
さらに、フォロワーがDiscipleになると、ヒーローのレベルキャップが5上昇する。そして、レベル105に達すると、「アバタールクエスト」が発生する。そして、次のフォロワーの育成、「アセンションクエスト」、「アバタールクエスト」を繰り返して8つの徳を極め、ヒーローのレベル140になった時点で、最終クエストが発生する。ちなみに最後のクエストは、悪の権化「ガーディアン」との対決だ。
■対人戦（PvP）
対人戦の詳細についても、今回のカンファレンスでかなりの部分が明らかにされた。
まず前提として、『UXO』ではプレイヤーの意図しない対人戦（PK）はシステムとして禁止されており、両者の合意がある場合にのみ対戦を行うことができる。
本日の説明によれば、対人戦を希望するプレイヤーは、PvPリクエストのフラグをONにすることで、対戦希望者を募ることができるとのこと。このフラグは全エリアを通じてサーチすることができ、対戦希望者はフラグをONにしているプレイヤーの近くへワープして戦闘を開始することができるという。
なお、個人戦の場合はプライベートエリアではなく、パブリックエリアで戦闘を行うが、外部のプレイヤーは回復などの手出しすることはできない。ただし、モンスターは襲いかかってくるので、対戦場所は慎重に選んだほうがよさそうだ。
これらの戦闘結果はレーティングとして記録され、プレイヤーキャラを調べると表示されるようになっている。将来的にはレーティングを一覧で表示するインターフェイスも導入する予定としている。
■ギルドウォー
ギルドウォーは、1対1の対人戦よりさらにスポーツ色が強いものとなっている。ギルドウォーの手順として、まずギルドから対戦の申し込みを行うのだが、この申し込みの時点で「使用するエリア」、「最大参加人数」、「何人倒したら勝利か」という条件を決めておくのだ。そして、申し込まれた側のギルドメンバーの多くが対戦に賛同すれば、プライベートエリアに転送されて対戦がスタートする。ちなみにギルドウォーには個人戦と同様、ギルド単位のレーティングシステムが用意されている。
■NPCベンダー
NPCベンダーは、モンスターが落とす各種アイテムの販売を行う。ただし、これらのアイテムはモンスターから入手したものと異なり、徐々に耐久度が低下するようになっている。また、成長していく武具「インテリジェントアイテム」と、徳を注ぎ込んで強化できる「徳のアイテム」は販売されない。
■ベータテストは1月から3月までの間に開始
オリジン・システムズでは当初、クリスマス前にはオープンベータテストを実施する予定であったが、本日の発表で1月から3月に開始予定へ延期された。これは、オリジンがオープンベータテストの時点ですべての機能が実装されているべきだと考えたためだと説明された。なお、日本語版についてもローカライズを進めており、オープンベータテストは同時期にスタートしたいとのことだ。
剣の振りと防御をマウスボタンでコントロールする、アクション性の強いバトルが『UXO』の魅力だ。
発表時は、このように「！」マークが表示されたNPCからクエストを引き受けることができたが、アバタールがクエストのトリガーとなるように変更された。
現在は、フォーダとピクシー以外の種族でプレイ可能な状態まで完成しており、バランス調整を進めているとのこと。
(C)Electronic Arts Inc. All rights reserved.
■メーカー：エレクトロニック・アーツ
■対応機種：PC(対応OS：Windows)
■ジャンル：RPG（オンライン専用)
■発売日：今冬
■価格：未定
『UXO』は、『ウルティマ』シリーズや『ウルティマ オンライン』を手がけた、オリジン・システムズが開発中のMMORPG。8月22日のサンフランシスコでのカンファレンスで情報が公開されて以来、世界中のオンラインゲーマーから注目を集めているタイトルだ。
今回のカンファレンスでは、前回のサンフランシスコでの発表内容から、その後の調整によって変更されたり、追加されたシステムを中心に説明が行われた。前回の発表内容については、こちらの記事（2003年08月22日-『ウルティマ』最新作『ウルティマX オデッセイ』はMMORPG！ 冒険中心の作品に！）に掲載されているので、本記事と合わせてチェックしてもらいたい。
■戦闘
まず、戦闘について。『UXO』の戦闘は、マウスクリックによって剣を振るタイミングや、防御体制をとるタイミングをコントロールするリアルタイムアクションゲームのようなシステムを採用している。8月の時点では、左クリックで攻撃、右クリックでパワーを消費して防御力を上げるシステムになっていたが、変更が加えられて防御は右ボタンを押しっぱなしにすることで上昇するようになった。また、防御ゲージは削除され、攻撃命中率を表すゲージのみが表示されるようになった。
その他、F1やF2キーに割り当てて使用できる「ライトニングボルト」などのアビリティと、Momentum（モーメンタム）を併用して「ため撃ち」が可能になった。これは、あらかじめF1キーを押しっぱなしにしておき、Momentumがたまった時点で発動することで、威力を高めることができるというものだ。さらに、各アビリティには隙となる発動モーションがあるが、複数のアビリティを連続使用することでモーションをキャンセルする連続攻撃も導入された。
■オデッセイ・アドベンチャー・システム
300以上のクエストが用意されているオデッセイ・アドベンチャー・システムについても、いくつかの変更が加えられている。8月の時点では、クエストの発生条件となるNPCがプレイヤーに近づいてくるようになっていたが、これが変更されてアバタールがクエスト発生の知らせを届けてくれるようになる模様。
なお、当初クエストはパブリックエリア（全プレイヤーがアクセスする共通エリア）と、プライベートエリア（パーティメンバーのみが入ることができるエリア）の両方を使用する予定だったが、クエスト発生後は終了まで、すべてプライベートエリア内で進行することが決定したとのこと。
また、クエストには時間制限を設けられ、これをオーバーするとクエスト失敗になる。ただ失敗してもジプシーからクエストを再度購入することができるので、お金はかかるが再挑戦することが可能だ。
ちなみにクエスト中は経験値は獲得できず、徳ポイントのみを得ることができる。経験値は、パブリックエリアで、モンスターを倒して稼ぐことになる。
■アセンション
アセンションシステムに関しては、新たに特殊クエスト「アセンションクエスト」が追加された。これは、メインキャラクター（ヒーロー）の従者となるサブキャラクター（フォロワー）の徳が最大値となったときに発生するもので、8つの徳に対応したクエストが用意されている。そしてこのクエストを達成すると、フォロワーはヒーローのDisciple（弟子）となる。
さらに、フォロワーがDiscipleになると、ヒーローのレベルキャップが5上昇する。そして、レベル105に達すると、「アバタールクエスト」が発生する。そして、次のフォロワーの育成、「アセンションクエスト」、「アバタールクエスト」を繰り返して8つの徳を極め、ヒーローのレベル140になった時点で、最終クエストが発生する。ちなみに最後のクエストは、悪の権化「ガーディアン」との対決だ。
■対人戦（PvP）
対人戦の詳細についても、今回のカンファレンスでかなりの部分が明らかにされた。
まず前提として、『UXO』ではプレイヤーの意図しない対人戦（PK）はシステムとして禁止されており、両者の合意がある場合にのみ対戦を行うことができる。
本日の説明によれば、対人戦を希望するプレイヤーは、PvPリクエストのフラグをONにすることで、対戦希望者を募ることができるとのこと。このフラグは全エリアを通じてサーチすることができ、対戦希望者はフラグをONにしているプレイヤーの近くへワープして戦闘を開始することができるという。
なお、個人戦の場合はプライベートエリアではなく、パブリックエリアで戦闘を行うが、外部のプレイヤーは回復などの手出しすることはできない。ただし、モンスターは襲いかかってくるので、対戦場所は慎重に選んだほうがよさそうだ。
これらの戦闘結果はレーティングとして記録され、プレイヤーキャラを調べると表示されるようになっている。将来的にはレーティングを一覧で表示するインターフェイスも導入する予定としている。
■ギルドウォー
ギルドウォーは、1対1の対人戦よりさらにスポーツ色が強いものとなっている。ギルドウォーの手順として、まずギルドから対戦の申し込みを行うのだが、この申し込みの時点で「使用するエリア」、「最大参加人数」、「何人倒したら勝利か」という条件を決めておくのだ。そして、申し込まれた側のギルドメンバーの多くが対戦に賛同すれば、プライベートエリアに転送されて対戦がスタートする。ちなみにギルドウォーには個人戦と同様、ギルド単位のレーティングシステムが用意されている。
■NPCベンダー
NPCベンダーは、モンスターが落とす各種アイテムの販売を行う。ただし、これらのアイテムはモンスターから入手したものと異なり、徐々に耐久度が低下するようになっている。また、成長していく武具「インテリジェントアイテム」と、徳を注ぎ込んで強化できる「徳のアイテム」は販売されない。
■ベータテストは1月から3月までの間に開始
オリジン・システムズでは当初、クリスマス前にはオープンベータテストを実施する予定であったが、本日の発表で1月から3月に開始予定へ延期された。これは、オリジンがオープンベータテストの時点ですべての機能が実装されているべきだと考えたためだと説明された。なお、日本語版についてもローカライズを進めており、オープンベータテストは同時期にスタートしたいとのことだ。
剣の振りと防御をマウスボタンでコントロールする、アクション性の強いバトルが『UXO』の魅力だ。
発表時は、このように「！」マークが表示されたNPCからクエストを引き受けることができたが、アバタールがクエストのトリガーとなるように変更された。
現在は、フォーダとピクシー以外の種族でプレイ可能な状態まで完成しており、バランス調整を進めているとのこと。
(C)Electronic Arts Inc. All rights reserved.
データ
▼『ウルティマX オデッセイ』■メーカー：エレクトロニック・アーツ
■対応機種：PC(対応OS：Windows)
■ジャンル：RPG（オンライン専用)
■発売日：今冬
■価格：未定
| ■関連記事 |
| 2003年8月22日 『ウルティマ』最新作『ウルティマX オデッセイ』はMMORPG！ 冒険中心の作品に！ |
■関連サイト
・『ウルティマX オデッセイ』公式サイト