デジキューブ、東京地方裁判所に対して破産申し立てを申請。負債総額は約95億円
デジキューブは2004年3月期の決算で債務超過に転落する見込みであることから、金融機関などからの資金調達や負債の返済は困難と判断し、本日11月26日東京地方裁判所に対して破産申し立てを行った。負債総額は約95億円。
デジキューブは、1996年2月にスクウェア(現スクウェア・エニックス)から100%の出資をうけて、ゲームソフトの卸売りやゲームおよび書籍の制作会社として設立。しかしながら、ゲームソフト販売市場の縮小、コンビニやCDショップに設置したキオスク端末による音楽配信事業の撤退により多額の損失が発生し、2001年には総額約60億円の事業損失を計上することとなった。2002年5月には、カルチュア・コンビニエンス・クラブなどから出資および事業支援を受けて再建を図ったが、日本国内におけるゲーム販売市場の縮小傾向などがひびき、業績改善はみられなかった。2004年3月期の決算では27億円程度の赤字が見込まれている。
なお、大阪証券取引所はデジキューブ株式を11月27日から12月10日まで整理ポストに割り当てると発表しており、12月11日よりヘラクレス市場での上場を廃止することを決定した。
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