先日ニュースでお伝えした、メルコオンラインエンターテインメントの「FINAL FANTASY XI PLAY ZONE REAL VANA’DIEL(以下、REAL VANA’DIEL)」が、いよいよ明日12月12日12時にオープンする。
本日12月11日、電撃オンラインではプレオープン中の「REAL VANA’DIEL」に取材を敢行した。そこでわかった店内の様子などをオープンに先行してお届けしよう。
■概要
「REAL VANA’DIEL」は、完全に『FFXI』に特化したプレイスペース。店舗内には22台の最新PCがセッティングされており、『FFXI』プレイヤー自身がIDとパスワードを持ち込んで、ゲストログインモードでプレイを行うことができる。また、アカウントを持たない人用に13個のアカウントを「REAL VANA’DIEL」で用意してあるので、新規にプレイをしてみたいユーザーでもプレイできる。
利用料金は13:00~24:00までのデイタイムは30分500円。長時間プレイヤー向けのロングコースも用意されており、こちらは3時間1,900円、5時間3,000円の2つのコースがある。また、24:00以降はナイトタイムとなり営業終了時刻の7:00まで、固定額で2,850円。
なお、繰り返し「REAL VANA’DIEL」を利用するユーザーに対しての割引もあり、累積20時間以上利用するとそれ以降はデイタイムは30分300円、3時間1,600円、5時間2,500円となる。
そのほか、150円でフリードリンクが提供されている。食事に関してはカップラーメンが販売されているが、持ち込み自由となっているのであらかじめ購入してきたり、プレイを一時中断して外に食事に出たりすることも可能だ。
■用意されたPCは、「計り知れないPC」22台!
「REAL VANA’DIEL」に用意されたPCのスペックは、CPUにHTテクノロジ Intel Pentium4プロセッサエクストリームエディション3.2GHz、グラフィックボードにATI Radeon9800XT、メモリにPC-3200(DDR400)デュアルチャネル512MBと、現状最高級といえる構成のマシン。「FINAL FANTASY XI for Windowsオフィシャルベンチマークソフト2」の結果は、Lowモードで7,000、Highモードで6,200程度ということで、スクウェア・エニックスの指標でいえば「計り知れない」PCだ。
当初発表時とPCの構成が異なっているが、これはパフォーマンスと安定性の両面で、最高の組み合わせを選んだとのこと。
実際にFront Buffer1,280×1,024、Back Buffer1,024×1,024、その他の設定を最高品質にしたうえで、記者のアカウントを使いジュノ下層などへアクセスしてみたが、キャラクター読み込み時の引っかかるような感触もほとんどなく、PC版ならではの美しいグラフィックを楽しめる。これならば、週末のボヤーダ樹などの混雑する狩場でエフェクトが連発されても、問題なく狩りを楽しむことができるだろう。
周辺機器については、ジョイスティックにサンワサプライ製「JY-PFFUW」を採用。日ごろPS2版で『FFXI』を遊んでいるプレイヤーも、違和感なく操作できる。またサウンドはPC左右に設置されたスピーカーから音がでるため、気になるプレイヤーはヘッドホンを持ち込むことをオススメしたい。
なお、このPCは「PlayOnline Viewer」『FINAL FANTASY XI』の日本語版と英語版、
「FINAL FANTASY XI for Windowsオフィシャルベンチマークソフト2」以外のソフトウェアは一切起動できない。外部メディア用のスロットもないため、マクロデータやユーザー作成のユーティリティツールは一切使えないということになる。そのかわり、店舗内には各社の『FFXI』攻略本が用意されているため、データ類を参照したい場合はこれらを活用するといいだろう。また、店舗内には無線LANが設定されているので、対応ノートPCなどを持ち込めば、Webサイトへアクセスすることができる。
■白が基調の清潔感ある店舗には、『FFXI』専門ならではの施設が
店舗の内装は『FF』のイメージカラーである白に統一されており、清潔感のあるデザインとなっている。また、スクウェア・エニックスの監修協力により、『FFXI』ならではの設備が設置されている。右の写真の「サンドリア風モグハウス」だ。
このモグハウスには、『FFXI』プレイヤーにとってはおなじみの家具「粗末な寝台」と「植木鉢」が置かれた、狭いながらもモグハウスらしい作りになっている。また、店内唯一の喫煙スペースも兼ねられている。
そのほか、女性スタッフのコスチュームに、ヒューム初期装備、ヒューム種族装備、ミスラ初期装備の3パターンを用意。いずれも業界大手の「コスパ」製のうえ、スクウェア・エニックスの監修した、完成度の高い衣装となっている。ヒュームの種族装備は「東京ゲームショウ2003」スクウェア・エニックスブースのコンパニオンも着用していたので、目にとまった『FFXI』プレイヤーも多かったのではないだろうか。
■オフ会やリンクシェルイベントなどに最適
この「REAL VANA’DIEL」は、『FFXI』を一緒に遊んでいる友だちや、リンクシェルのメンバーで集まってのイベント、オフ会などには最適の場所といえる。実際本日も、リンクシェルメンバーで「REAL VANA’DIEL」を訪れ、ミッション2-3(ドラゴン戦)へ挑むプレイヤーたちが来店していた。
また、「REAL VANA’DIEL」ならではのイベントなども予定しているとのことなので、『FFXI』プレイヤーは友だちを誘ってぜひ一度足を運んでみよう。
「REAL VANA’DIEL」の場所は秋葉原のPCパーツ街。TWO TOP秋葉原本店の裏、牛丼屋のサンボの隣、1階にWonder Cityが入っているビルの2階だ。
利用するためには、まずこのカウンターで会員登録を行う。
こんなところに「電撃旅団団長」ペーパーフィギュア発見。スタッフの方が頑張って組み立てたそうです。
会員カードは各召喚獣が描かれた7パターンを用意。また、会員登録を行った人に先着で左の『FFXI』カレンダーがプレゼントされる。
店舗内には整然とPCが並べられている。中央はLSなどで固まってプレイできるように、円形に配置されている。
このように、デスクトップには一切アイコンは表示されていない。スタートメニュー内にあるのは、『FFXI』関連ソフトウェアのみ。
シートはヘッドレストがついた大型のもので、長時間のプレイでも快適。
店舗内は土足厳禁。入り口でスリッパに履き替えることになる。
サンドリアのモグハウスをイメージしたスペース。植木鉢には香草の種が植えられていたが、ちょっとカリカリ気味。
コスチュームの1つであるミスラ初期装備服。しっぽには針金が入っており、だらりと垂れてしまうことはない模様。
店内ではグラフィックボードも販売される。将来的にはグッズの販売などを予定しているとのこと。
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■関連サイト
・「FINAL FANTASY XI PLAY ZONE REAL VANA’DIEL」
・『FINAL FANTASY XI』公式サイト