ソニー、第3四半期の実績を発表。ゲーム本体は売上減、ソフトは順調に増加
ソニーは本日1月28日、2003年度第3四半期連結業績を確定し説明会を実施した。
これによれば、ゲーム分野はソフトウェアは増収となったものの、ハードウェアが減収となり、ワールドワイドでの売上高は3,670億円(前年同期比4.5%減)、営業利益705億円(前年同期比1.6%減)となった。
売上の詳細については、ハードウェアについてはPS2の販売台数自体は増加したものの、価格を戦略的に引き下げたことが減収へとつながった。一方でソフトウェアは各地域とも順調に増加しており、四半期で過去最大の販売本数を達成した。
各地域別売上は以下の通り。
■ PS2ハードウェア(単位:万台)
| 2002年3Q | 2003年3Q | 前年同期比 |
日本 | 149 | 164 | +10% |
北米 | 326 | 167 | -49% |
欧州 | 328 | 352 | +7% |
合計 | 803 | 683 | -15% |
■ PS/PSOneハードウェア (単位:万台) | 2002年3Q | 2003年3Q | 前年同期比 |
日本 | 25 | 19 | -24% |
北米 | 147 | 60 | -59% |
欧州 | 130 | 23 | -82% |
合計 | 302 | 102 | -66% |
■ PS2ソフトウェア (単位:万本) | 2002年3Q | 2003年3Q | 前年同期比 |
日本 | 1,200 | 1,400 | +17% |
北米 | 3,800 | 5,000 | +32% |
欧州 | 2,900 | 4,000 | +38% |
合計 | 7,900 | 10,400 | +32% |
■ PS/PSOneソフトウェア (単位:万本) | 2002年3Q | 2003年3Q | 前年同期比 |
日本 | 300 | 50 | -83% |
北米 | 1,000 | 500 | -50% |
欧州 | 900 | 500 | -44% |
合計 | 2,200 | 1,000 | -44% |
ソニーではこのソフトの好調を考慮し、今年度のソフト売上計画を当初の2億4,000万本から、2億5,000万本へと上方修正した。また、ハードについては当初の目標通り、PS2が2,000万台、PS/PSOneが300万台の販売を予定している。
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