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2004年5月14日(金)

「G」を数値化!コナミの次世代レーシングシミュレーションゲーム『エンスージア』

 ジャングルを演出した『メタルギア ソリッド3 スネークイーター』試遊コーナー、廃屋を演出した『SILENT HILL4』試遊コーナーなど、凝った演出が目立つコナミブース。その中にあって、特に注目したいタイトルが先日のカンファレンスで発表されたPS2用レーシングシミュレータ『エンスージア プロフェッショナル レーシング』だ。

 『エンスージア』は、高速運転で体感する重力加速度「G」を数値化し、画面の動きと連動するコナミ独自のシステム「Visual Gravity System」を採用していることが特徴。「G」は画面下部にアイコンで表示され、矢印が下であればドライバーがシートに押し付けられている状態、上であれば前方につんのめっている状態を表している(強弱は矢印の数で表示される)。さらに、タコメーターの左側にはアクセルとブレーキの入力状態を示す2本のゲージがあり、微妙なアクセルワークなどを肉眼で確認可能。プレイヤーは、画面上に表示されるさまざまな情報を参考に、テクニックを磨いてレースでの優勝を目指していく。
 また、『エンスージア』のもうひとつの見どころは、スピードの体感を高める「スピードエフェクト」、実際にクラッシュしたときの様子を忠実に再現した「クラッシュエフェクト」といった2種類の演出。挙動やモーションなどにこだわって、リアルに再現した作品となっているので、リアル志向のRCGファンには見逃せない作品だ。

 この『エンスージア』は、「E3 2004」にプレイアブル出展され、「エンスージア専用コントローラ」で試遊することができた。実際にプレイした感触としては、情報量が多いだけに最初は少しとまどったが、操作性に関してはいたって良好。少々慣れるまでには時間がかかりそうだが、初心者はもちろんより完璧な走りを目指す上級者にとってもうれしいシミュレータであることは確かだ。

 『エンスージア』は国内外の自動車メーカー40社以上のライセンスを取得し、実在する数百車種が登場する。発売は2005年予定とのことなので、「G」に着目した革新的なレーシングシミュレーターの登場を期待して待っていよう。



車の挙動を完全再現した『エンスージア』。運転しながら「G」を視覚的に感じることが可能だ。

『エンスージア』の試遊コーナー。「GT Force」を使用した試遊台も用意されていた。







コナミブースは、『メタルギア ソリッド3 スネークイーター』や『SILENT HILL4』などの試遊コーナーの演出が印象的。各タイトルのプロモーションムービーが上映されたステージも、終始大賑わい。、『RUMBLE ROSES』特設リングでの記念撮影では長い列ができていた。

(C)2004 KONAMI. All manufacturers, cars, names, brands and associated imagery featured in this game are trademarks and/or copyrighted materials of their respective owners.

データ

▼『エンスージア プロフェッショナル レーシング』
■メーカー:コナミ
■対応機種:PS2
■ジャンル:RCG
■発売日:2005年
■価格:未定

■関連サイト
『エンスージア プロフェッショナル レーシング』公式サイト
コナミ