木馬2台の創業時から大きく成長！ナムコ創立50周年記念パーティが開催

　本日6月1日、都内ホテルにおいて「ナムコ創立50周年記念パーティ」が開催された。

　このパーティはナムコが来年2005年で創立50周年を迎えることを記念するとともに、これまで支えてくれた関係者らに感謝の意を込めて開催したもの。ナムコ創業の歴史は、1955年にその前身となる有限会社中村製作所が設立されたことからスタート。横浜の百貨店屋上に“木馬”2台を設置して、アミューズメント事業を開始した後、業務用筐体や家庭用ゲームソフトの開発、飲食店や遊戯施設の経営など事業を拡大し、現在に至る。

　会場には、ナムコグループ50年の歴史をつづった年表をはじめ、“パックマン”、ナムコのエンターテイメント事業の起源となった“木馬”などが展示されていた。ゲームソフト開発事業、アミューズメント事業をはじめ、映画・映像事業、飲食事業、遊戯施設の経営といった多岐にわたる事業内容を反映してか、会場には各界を代表するそうそうたる顔ぶれが大勢集まり、盛大なパーティとなった。

　パーティでは、ナムコ代表取締役会長の中村雅哉氏が「大田区・池上で有限会社中村製作所を開業した当時の年間売上は147万円で、17万円の赤字を出した。2004年3月期の決算では144億円の利益を上げ、自分でも立派だと思えるほどに成長した」と当時を振り返りながら、感慨深く挨拶。続いて大きな信頼、期待を寄せている面々として、代表取締役の高木九四郎氏らを壇上に呼び、新体制の役員を紹介した。

　その他、パーティには中村氏と古い友人であるという前内閣総理大臣の森喜朗氏や、SCE代表取締役社長の久夛良木健氏らも出席。「IT改革は中村氏の影響。中村氏からは日本の政治の糧となることをいろいろ教えてもらった（森氏）」、「PSを発売するにあたり、ゲーム業界を牽引しているナムコに真っ先にお願いに来た。それ以来、子供の遊び心を持っているすばらしい方々とお付き合いを続けさせていただいている。これから先の50年も楽しいエンターテイメントを提供していってほしい（久夛良木氏）」と、それぞれ祝辞を送り、ナムコの50周年を祝っていた。



都内ホテルで盛大に行われたナムコ創立50周年記念パーティ。1,000人以上の関係者が出席した。



パーティ会場内には、年表やグループ事業展開といった50年の歴史を紐解く資料とともに、ナムコのエンターテイメント事業の起源となった“木馬”も展示。

「今年で78歳だが、まだまだ元気に仕事をしていこうと思っている」と力強く挨拶を述べたナムコ会長の中村氏。

中村氏の挨拶に続いて、高木社長をはじめ、副社長や専務ら役員が登壇。

来賓を代表して祝辞を述べる森前首相。「IT改革」提案のきっかけは中村氏の助言によるものと述べた。

久夛良木氏は挨拶の中で「先日、全世界におけるPSの累計生産出荷台数が1億台を突破したが、ナムコさんからは初代PSと同時に『リッジレーサー』を発売してもらった」とコメントし、強力なパートナーであるナムコの創業50周年を祝った。

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