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2004年7月12日(月)

PS創業メンバー勢ぞろい!「PlaystationAwards2004」受賞タイトル発表

 本日7月12日、「PlayStation Meeting 2004」に引き続き「PlayStation Awards 2004」の授賞式が行われ、「ゴールドプライズ」ならびに「プラチナプライズ」を受賞した計15タイトルが発表された。

 今年は、PSが発売10周年を迎え、全世界累計生産出荷台数1億台を数えたこともあり、会場にはPS開発時に中心人物として活躍していたメンバー、現ポニーキャニオン洋楽部 部長の高橋裕二氏(当時:SCE取締役 業務部 部長)、現ソニーフィナンシャルホールディングス 代表取締役社長の徳中暉久氏(当時:SCE代表取締役副社長)、現SCE取締役の丸山茂雄氏(当時:SCE代表取締役副社長)、現SCE代表取締役 副社長兼グループCOOの佐藤明氏(当時:SCE取締役 製作部 部長)、現SCE代表取締役 社長兼グループCEOの久夛良木健氏(当時:SCE取締役 開発部 部長)がそろって登場。5人は発売当時を振り返り、「はじめ“めざせ、100万台”というキャッチコピーで売り出しましたが、みなさんのおかげで1億台を出荷することができました、ありがとうございます」とコメント。さらには、「某関西系の偉い会社の方に“100万台売れたら逆立ちして歩いてやる”とか、某S社系の役員の方に“あんなもの1台も売れない”と言われましたが、何とかここまで売れました。(笑)」と漫才のような掛け合いを見せ、会場を盛り上がらせた。

 続いて、久夛良木氏により2003年5月~2004年4月までに発売されたタイトルの中から、「ゴールドプライズ」、「プラチナプライズ」を受賞した作品の開発スタッフに、記念の楯と目録が授与された。受賞したタイトルは下記のとおり。

■「ゴールドプライズ」受賞タイトル(累計出荷枚数50万枚以上100万枚未満のタイトル)
『J.LEAGUEプロサッカークラブをつくろう! 3』(セガ)
『実況パワプルプロ野球10』(コナミ)
『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』(バンダイ)
『真・三國無双3 猛将伝』(コーエー)
『太鼓の達人 あっぱれ三代目』(ナムコ)
『グランツーリスモ4“プロローグ”版』(SCE)
『機動戦士Zガンダム エゥーゴvs.ティターンズ』(バンダイ)
『ドラゴンボールZ 2』(バンダイ)
『ワールドサッカー ウイニングイレブン7 インターナショナル』(コナミ)
『鬼武者3』(カプコン)
『ダービースタリオン04』(エンターブレイン)

■「プラチナプライズ」受賞タイトルおよび開発スタッフのコメント(累計出荷枚数100万枚以上のタイトル)
『ワールドサッカー ウイニングイレブン7』(コナミ)
 「前回はワールドカップの追い風でこの場に立たせていただきました。今回は何もない状態で「ゴールドプライズ」、「プラチナプライズ」ダブル受賞ということで、非常にうれしく思います。これからも最強のサッカーゲームとして、ゲーム業界を引っ張って生きたいと思います」(シリーズ統括プロデューサー 高塚新吾氏)

『みんなのGOLF4』(SCE)
 「こういった晴れの舞台はとても華やかなのですが、皆さんご存知のように製作現場というものは本当にひどいものです。この場を変えて、『みんなのGOLF4』の製作を担当したClapHanzの皆さん、そしてプレイしていただいたユーザーの皆さんにお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます」(エグゼクティブプロデューサー 小林康秀氏)

『戦国無双』(コーエー)
 「ちょうど去年の「PlayStation Meeting 2003」にて『戦国無双』を発表させていただきましたが、その時はこの場に立てるとは夢にも思いませんでした。プレイしていただいた皆さんへの感謝の念を込め、『戦国無双 猛将伝』を作っていきます」(プロデューサー 杉山 芳樹氏)

『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』(スクウェア・エニックス)
 「『ドラゴンクエストV』は、10年前の作品ですが当時はシナリオに力を入れすぎて、ボスキャラなどの細かい部分を作りこめませんでした。このPS2版では、その部分が改善され素晴らしい作品に生まれ変わりました。現在開発中の『ドラゴンクエストVIII』は、順調に進んでいます。来年も『VIII』により、この場に立てると思います』(アーマープロジェクト 堀井雄二氏)


 授賞式の最後には、丸山氏が再び登壇。「私たちはPSというエンターテイメントの場を提供していますが、それを生かすも殺すもクリエイターの皆さんしだいです。ユーザーの心に残る作品を、一緒に作っていきましょう」と挨拶し、式を締めくくった。

会場にはPS開発当時の中心メンバーが勢ぞろい。(写真左から高橋氏:愛称ユージさん、徳中氏:愛称トクさん、丸山氏:愛称マルさん、佐藤氏:愛称アキラさん、久夛良木氏:愛称クタちゃん)

昨年に引き続き「プラチナプライズ」を授賞した『ウイイレ7』統括プロデューサーの高塚氏。終始笑顔をもらしていたのが印象的だ。

『みんなのGOLF』シリーズは、最新作が発売されるたびに、多くのファンを生み出す超国民的ゴルフゲームだ。

『戦国無双』が「プラチナプライズ」を授賞。タイトルに『無双』と題された作品は、「PlayStation Awards」の定番タイトルとなりつつある。

過去に発売されたタイトルのリメイク版としては、記録的な売上げを達成した『ドラゴンクエストV』。会場には、開発スタッフの代表として堀井氏が登場した。

今年で10回目を迎えた「PlayStation Awards 2004」は、丸山氏の熱い挨拶により締めくくられた。


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