PSPタイトルが大量プレイアブル出展!新型PS2や『GT4』などSCEブースは大充実
今年の東京ゲームショウでひときわ注目を集めているのは、やはりSCEの新型携帯ハード「PSP」だ。SCEブースでは50台以上のPSPの実機が用意され、実際に手にとって遊べる状態になっている。気になる出展ソフトは『みんなのGOLF ポータブル』『どこでもいっしょ』といった自社タイトルから、『METAL GEAR ACID』『新リッジレーサー(仮)』といったサードパーティのタイトルまで計22種類。来場者はみな、はじめて手にするハードの感触とともに、その美しい画面に釘付けになっていた。
PS2用のタイトルは『グランツーリスモ4』を筆頭に、『GENJI』『ラチェット&クランク3』『ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター』などがプレイアブル出展。『グランツーリスモ4』は、専用シートでのプレイのほか、今回から新登場の「PHOTO MODE」のテストプレイも可能となっている。来場した際にはその自由度の高さ、ビジュアルの美しさを確かめてみるとよいだろう。なお、先日発表された話題作『ワンダと巨像』は映像のみの出展だが、多くのユーザーの関心を集めていたのが印象的だった。
また、ブースではもちろん新型のPlayStation2(SCPH-70000)も展示されている。想像以上に薄く小型になった姿は実際に見るとかなり衝撃的。ディスクを入れるフタが開いた状態や、細かい端子類の配置なども確認することができるので、購入を検討している人はぜひチェックしておきたいところだ。
今回の東京ゲームショウでは、残念ながらPSPの発売日・価格等の発表はなかったが、ブース自体は、年末商戦に向けたSCEの“本気”が感じられる内容となっている。公表されているタイトル数も、サードパーティのものや、まだプレイできないものを含めると計109タイトルにのぼり、その充実ぶりは圧倒的。近い将来、このハードを手にできる日が来るのが楽しみになる出展内容だった。
SCEブースの巨大PSPには、PSPソフトの映像が続々登場。巨大な画面に耐えうる映像のクオリティがすばらしい。
「どこでもいっしょ」はポケステ版以来の純粋「お話しゲーム」として登場。あくまでもポケピとの対話をメインに据えつつ、電車に乗って外にでかけたり、友だちとの会話を楽しんだりといった要素が追加されている。
記者が実際にプレイしてみて驚いたのは、アナログパッド(本体左下)の感触。ざらざらしたフタのようなボタンをクリクリと動かすことで、画面上のキャラクターを自由自在に操ることができる。短時間のプレイだったが操作感は良好。
パッケージとディスク(UMD)も公開されている。パッケージは本体より若干大きな縦長のプラスチックケースだ。
『ドラゴンクエストVIII』のパッケージと並んだ新型PS2。実際に見るとその薄さに驚かされる。
ディスクセッティング時の状態。この薄さではフロントローディングの搭載は不可能だというのが実感できるはず。
『グランツーリスモ4』は、シリーズのファンでなくともぜひプレイしておくべき。“やりすぎ感”すらただようクオリティの高さに圧倒される。
『ワンダと巨像』はオリジナリティあふれる世界観が印象的。プレイできる日が待ち遠しい。
「EyeToy USBカメラ」対応ソフトとしては『爆封スラッシュ!KIZNA嵐(キズナアラシ)』が出展。「魔封爪」と呼ばれる爪を指につけてすべての操作を行う異色タイトルだ。
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