2004年10月7日（木）
「NINTENDODSPREVIEW」で有名クリエイター陣がニンテンドーDSの魅力を語った！
新携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS（以下、DS）」の発表会「NINTENDO DS PREVIEW」が本日10月7日開催された。会場では、本体と同時発売されるタイトルの発表や、現在開発中の新作ソフト紹介などが行われた他、DSを体験できる試遊スペースが用意され、多くの業界関係者が集まった。
オープニングでは、現在放映中のDSのTV-CMがスクリーンに上映された後、任天堂取締役社長を務める岩田聡氏が登壇。岩田氏は「ゲームボーイが発売されてから約15年が経ち、携帯ゲーム機の開発技術は格段に進歩しましたが、それにともないゲームは複雑で難しいものになってしまいました。DSはすべてのプレイヤーが同じスタートラインに立ち、新鮮な気持ちでプレイできる、まったく新しい構造のゲーム機を目指しました」と、DSの開発意図を解説した。
続いて、岩田氏はタッチスクリーンや音声入力など、DSの特徴的な要素を紹介。中でも注目が集まったのは、映画館との連動についての発表。岩田氏によると、来年の夏に公開される映画「ポケットモンスター」の上映中に、DSのワイヤレス通信を利用して新ポケモンのデータを配布するとのことだ。
DS用ソフトの紹介は、任天堂専務取締役の宮本茂氏から行われた。宮本氏は、子犬を育てるDS用ソフト『Nintendogs（仮）』のデモプレイを披露。宮本氏がマイク入力を利用して子犬を呼び寄せると、そのリアルな子犬の反応に場内から拍手が贈られた。宮本氏は「DSは、ソフトを開発しているクリエイターにとっても新鮮なハードです。本当に良いハードにめぐまれたと思っています」とコメント。壇上には、宮本氏の他にも、セガのR&Dクリエイティブオフィサーを務める中裕司氏、スクウェア・エニックスの取締役開発担当執行役員を務める河津秋敏氏、ポケモン代表取締役社長の石原恒和氏が出演し、宮本氏との対談形式で開発中のDS用タイトルの紹介が進められた。
中氏は、DS本体と同時発売される『きみのためなら死ねる』を紹介。衝撃的なこのゲームタイトル名について中氏は「新ハードに提供する新ソフトなので、ゲームの名前もドラマ性のあるものにしようと思いました」とコメント。宮本氏から「『ソニック』シリーズの最新作も楽しみにしてます」とメッセージが贈られると、中氏は「もちろん『ソニック』も開発しています。いろいろと良い作品を作っていきたい」と語った。
河津氏の発表したタイトルは、DSが初の移植となる名作RPG『ファイナルファンタジー III』。河津氏によると、今回の移植ではDSならではのインターフェイスを使って、ゲームを新しく生まれ変わらせるという。河津氏は「ネットワークゲームの敷居が低くなるような作品を、ワイヤレス通信を利用できるDSで作ってみたい」ともコメントした。
石原氏は、『ポケットモンスター』シリーズのキャラクターが活躍するレースゲーム『ポケモンダッシュ』を持って登壇。このゲームは、これまでGBAで発売された『ポケットモンスター』シリーズと連動させることで、GBA版に記録されているポケモンをデザインしたマップでレースを楽しむことができる。
さらに、石原氏はシリーズ最新作『ポケットモンスター ダイヤモンド（仮称）』、『ポケットモンスター パール（仮称）』をDS用ソフトとして開発していることも明らかにした。発売時期などは未定だが、シリーズの決定版となる作品を目指すとのことなので、ファンは期待して待っていよう。
最後に宮本氏は「DSの登場はゲームの作り手にとって、おもしろいこと、新しいことを考えるチャンス。これからも新しいゲームの開発にチャレンジしていきたい」と語り、発表会を締めくくった。
ついに同時発売タイトルも公開され、DSへの期待は高まるばかり。DSの新しい操作感覚、新しいプレイスタイルが、ゲーム業界にどのような影響をもたらすのか、これからも注目していきたい。
岩田氏によると、現在DS用ソフトの開発には46社が参入を表明しており、124タイトルが開発中とのこと。「DSで革新的な遊びに、いろいろな角度から挑戦したい」とコメントした。
宮本氏は「DSはGCやGBAと並んで任天堂の第3の柱として考えています。ゲームデザイナーからも好評で、どんどん新しい遊びを創造する芽が出はじめています」と語り、DSの持つ可能性の高さをアピール。
『きみのためなら死ねる』の魅力を語ったセガの中氏。「操作が簡単なので、ふだんゲームをプレイしない人にもぜひ遊んでもらいたい」とのことだ。
スクウェア・エニックスの河津氏は「DSに移植するからには、タッチスクリーンやワイヤレス通信を使いたい」と、『ファイナルファンタジー III』の移植への意気込みを語った。
DS用ソフト『ポケモンダッシュ』だけではなく、『ポケモン』シリーズの今後の展開についても語ってくれたポケモンの石原氏。GC、GBA用ソフトの開発も進められているという。
会場内には、DS用ソフトを体験できる試遊スペースも用意され、来場者の注目を集めていた。DS本体と同時発売されるタイトルなど、約20タイトルの試遊台が用意された。
(C)SEGA,2004
(C)2004 Pokemon. (C)1995-2004 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
Developed by Ambrella
ポケットモンスター・Pokemonは、任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
■メーカー：任天堂
■発売日：2004年12月2日
■価格：15,000円(税込)
オープニングでは、現在放映中のDSのTV-CMがスクリーンに上映された後、任天堂取締役社長を務める岩田聡氏が登壇。岩田氏は「ゲームボーイが発売されてから約15年が経ち、携帯ゲーム機の開発技術は格段に進歩しましたが、それにともないゲームは複雑で難しいものになってしまいました。DSはすべてのプレイヤーが同じスタートラインに立ち、新鮮な気持ちでプレイできる、まったく新しい構造のゲーム機を目指しました」と、DSの開発意図を解説した。
続いて、岩田氏はタッチスクリーンや音声入力など、DSの特徴的な要素を紹介。中でも注目が集まったのは、映画館との連動についての発表。岩田氏によると、来年の夏に公開される映画「ポケットモンスター」の上映中に、DSのワイヤレス通信を利用して新ポケモンのデータを配布するとのことだ。
DS用ソフトの紹介は、任天堂専務取締役の宮本茂氏から行われた。宮本氏は、子犬を育てるDS用ソフト『Nintendogs（仮）』のデモプレイを披露。宮本氏がマイク入力を利用して子犬を呼び寄せると、そのリアルな子犬の反応に場内から拍手が贈られた。宮本氏は「DSは、ソフトを開発しているクリエイターにとっても新鮮なハードです。本当に良いハードにめぐまれたと思っています」とコメント。壇上には、宮本氏の他にも、セガのR&Dクリエイティブオフィサーを務める中裕司氏、スクウェア・エニックスの取締役開発担当執行役員を務める河津秋敏氏、ポケモン代表取締役社長の石原恒和氏が出演し、宮本氏との対談形式で開発中のDS用タイトルの紹介が進められた。
中氏は、DS本体と同時発売される『きみのためなら死ねる』を紹介。衝撃的なこのゲームタイトル名について中氏は「新ハードに提供する新ソフトなので、ゲームの名前もドラマ性のあるものにしようと思いました」とコメント。宮本氏から「『ソニック』シリーズの最新作も楽しみにしてます」とメッセージが贈られると、中氏は「もちろん『ソニック』も開発しています。いろいろと良い作品を作っていきたい」と語った。
河津氏の発表したタイトルは、DSが初の移植となる名作RPG『ファイナルファンタジー III』。河津氏によると、今回の移植ではDSならではのインターフェイスを使って、ゲームを新しく生まれ変わらせるという。河津氏は「ネットワークゲームの敷居が低くなるような作品を、ワイヤレス通信を利用できるDSで作ってみたい」ともコメントした。
石原氏は、『ポケットモンスター』シリーズのキャラクターが活躍するレースゲーム『ポケモンダッシュ』を持って登壇。このゲームは、これまでGBAで発売された『ポケットモンスター』シリーズと連動させることで、GBA版に記録されているポケモンをデザインしたマップでレースを楽しむことができる。
さらに、石原氏はシリーズ最新作『ポケットモンスター ダイヤモンド（仮称）』、『ポケットモンスター パール（仮称）』をDS用ソフトとして開発していることも明らかにした。発売時期などは未定だが、シリーズの決定版となる作品を目指すとのことなので、ファンは期待して待っていよう。
最後に宮本氏は「DSの登場はゲームの作り手にとって、おもしろいこと、新しいことを考えるチャンス。これからも新しいゲームの開発にチャレンジしていきたい」と語り、発表会を締めくくった。
ついに同時発売タイトルも公開され、DSへの期待は高まるばかり。DSの新しい操作感覚、新しいプレイスタイルが、ゲーム業界にどのような影響をもたらすのか、これからも注目していきたい。
岩田氏によると、現在DS用ソフトの開発には46社が参入を表明しており、124タイトルが開発中とのこと。「DSで革新的な遊びに、いろいろな角度から挑戦したい」とコメントした。
宮本氏は「DSはGCやGBAと並んで任天堂の第3の柱として考えています。ゲームデザイナーからも好評で、どんどん新しい遊びを創造する芽が出はじめています」と語り、DSの持つ可能性の高さをアピール。
『きみのためなら死ねる』の魅力を語ったセガの中氏。「操作が簡単なので、ふだんゲームをプレイしない人にもぜひ遊んでもらいたい」とのことだ。
スクウェア・エニックスの河津氏は「DSに移植するからには、タッチスクリーンやワイヤレス通信を使いたい」と、『ファイナルファンタジー III』の移植への意気込みを語った。
DS用ソフト『ポケモンダッシュ』だけではなく、『ポケモン』シリーズの今後の展開についても語ってくれたポケモンの石原氏。GC、GBA用ソフトの開発も進められているという。
会場内には、DS用ソフトを体験できる試遊スペースも用意され、来場者の注目を集めていた。DS本体と同時発売されるタイトルなど、約20タイトルの試遊台が用意された。
(C)SEGA,2004
(C)2004 Pokemon. (C)1995-2004 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
Developed by Ambrella
ポケットモンスター・Pokemonは、任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
データ
▼「ニンテンドーDS」■メーカー：任天堂
■発売日：2004年12月2日
■価格：15,000円(税込)
■関連サイト
・「ニンテンドーDS」紹介ページ
・任天堂