スクウェア・エニックス、オンラインゲームにおける「RMT」行為の公式見解を発表
スクウェア・エニックスは、PS2、PC用MMORPG『ファイナルファンタジーXI(以下、FFXI)』の最新アップデートにあわせて、ゲーム内の通貨やアイテム、キャラクターといったゲームデータを現実世界の金品によって売買する行為「RMT(リアル・マネー・トレード)」について見解を発表した。
同社では、「プレイオンライン」会員規約および、各オンラインゲーム規約において、現在サービス中タイトルの「RMT」行為について一切禁止している。今回の発表の中でも「リリース済み、または運営中のタイトルにおいては、取引詐欺など現実社会での事件に発展する危険性がある点、および設計上RMT活動を前提としていない点から、RMTの禁止が覆ることはありません」と明言。「RMT」行為についてはすでに可能な範囲で対策を行っており、今後もその姿勢を継続していくとのことで、禁止行為が発覚した場合は「プレイオンライン」の強制退会といった厳しい措置を取るとしている。
しかしながら、「RMT」行為はさまざまなオークションサイトや個人サイトを通じて行われているため、個人の特定が難しいばかりか、スクウェア・エニックスの規約適用範囲外となってしまう。「RMT」は人気MMORPGの抱える問題点の1つだが、運営側から正式な表明文が発表されたことで、この問題点の解決に向けて1歩前進したといえるのではないだろうか。
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