『風雲幕末伝』宣伝部長は“ギター侍”!「買ってくれないと困りますからぁ~っ!」
本日12月13日、元気は明治記念館で2005年1月20日に発売を予定しているPS2用ソフト『風雲 幕末伝』の完成披露パーティを開催し、本作の宣伝部長にお笑い芸人“ギター侍”こと波田陽区さんを任命することを明らかにした。
『風雲 幕末伝』は、幕末の日本を舞台にした本格歴史アクションゲーム。前作『風雲 新撰組』のゲームシステムをベースとし、今回は新撰組だけでなく、“佐幕派”と“倒幕派”という相反する視点から幕末の動乱を体験することができる。
完成披露パーティでは、元気の代表取締役社長・浜垣博志氏が「元気というとレースゲームを思い浮かべる方も多いと思いますが、私が歴史小説のファンということもあり、最近はレースゲーム同様、歴史アクションゲームにも力を入れています。『風雲 幕末伝』は陣頭指揮をとっていたこともあり、思い入れが深いタイトル。この作品で歴史小説でもなく、ただの剣術アクションでもない、幕末アクションという新しいジャンルを築きたい」と挨拶。
本作のプロデューサーを務めている堀越水軌氏、ディレクターを担当している今野一重氏の2人も登壇し、開発時のエピソードを披露してくれた。2人は「この作品は元気初のフルボイス作品だが、幕末で活躍した著名人を盛り込んでいくと登場人物が約70人と多くなりすぎて大変だった。イベントも膨大な数になり、ムービーシーンを全部つなげると映画1本分くらいの長さになってしまった(堀越氏)」、「オープニングムービーで社長の要望を盛り込むのに苦労した(笑)。“マイブームが来た”とかで、そのたびに絵コンテが描き直しになりました(今野氏)」と話し、苦労話を暴露。『風雲 幕末伝』の魅力については、有名志士や歴史上の偉人を操ってさまざまな事件を体感していく「偉人録モード」を挙げており、“佐幕派”と“倒幕派”、歴史上の有名人というそれぞれの視点から幕末を体験できる非常にボリュームのある内容になっているとのこと。「“人名図鑑”や“歴史年表”なども収録されているので、歴史の勉強になりますよ(堀越氏)」と語った。
続いて、スクリーンでは波田さんが出演している『風雲 幕末伝』のTV-CMが公開された。CMは、ゲーム映像ととともに波田さんが「拙者、風雲幕末伝 宣伝部長……、買ってくれないと困りますからぁ~っ! 1月20日発売ですから~っ!!」と、“ギター侍”節全開で商品をアピールするという内容。今回、会場では複数のバージョンを見ることができた。
そしてCMが上映されたあとには、「宣伝部長」のたすきをかけた波田さん本人も登場。最新ネタをはじめ、「拙者をCMに起用するなんて、頭どうかしてますからっ!! “元気”というより、“病気”斬り~!」と元気を題材にしたネタを披露し、会場を盛り上げた。壇上で行われた宣伝部長の任命式では、社長から波田さんに辞令と名刺が手渡され、「元気マークの入った黄色いギターを浜垣社長に買ってもらって、営業に持っていこうかと思ってます」と早くも宣伝部長としての意欲に燃えていた。
『風雲 幕末伝』は“佐幕派”と“倒幕派”、偉人など、さまざまな視点で「桜田門外の変」や「長州征伐」といった歴史上の有名な事件を体験することができる。
歴史小説のファンであり、「幕末の若者たちの生き方にあこがれていた」と話した浜垣社長。しかしながら、“ギター侍”のネタでは「キャバクラ斬り!」とバッサリ(笑)。
『風雲 幕末伝』開発において、苦労した点や魅力を語るプロデューサーの堀越氏(左)とディレクターの今野氏(右)。「幕末の事件や有名人をできるだけ盛り込みたい」とこだわっただけあって、遊びごたえのある内容に仕上がったとのことだ。
完成披露パーティに登場した波田さんは、芸能人ばかりでなく、元気や浜垣社長を題材にしたネタを披露。
ゲームはスポーツ系や歴史もののゲームが好きでよくプレイしていたという波田さん。「このような男らしいゲームのCMに出演させてもらって光栄」とCM出演の感想を語った。
(C)2005 GENKI
データ
▼『風雲 幕末伝』
■メーカー:元気
■対応機種:PS2
■ジャンル:ACT
■発売日:2005年1月20日
■価格:7,140円(税込)
■関連サイト
・『風雲 幕末伝』公式サイト
・元気