News

2005年1月17日(月)

ジーコ監督も出演!『ウイニングイレブン8』全国大会決勝では最新作の発表も

 1月16日、PS2用ソフト『ワールドサッカー ウイニングイレブン8』の全国大会「WE JAPAN GRAND PRIX」の決勝大会が六本木アカデミーヒルズにて開催された。

 2004年8月より全国規模の予選大会が行われてきた「WE JAPAN GRAND PRIX」。決勝大会には、各地区の予選を勝ち抜いた代表者および、全国ランキング上位のプレイヤーが集結した。決勝の舞台へと上がったのは、関西ブロック代表のちゃっぴー氏と、全国ランキング3位の伊藤恵司氏。決勝戦の前には、シリーズの生みの親である高塚新吾氏が「2人に勝ってもらいたいですが、イスは1つしかありません。どんな汚いことをしてでも勝ってください(笑)」と2人を激励した。
 試合は、開始直後にちゃっぴー氏が操作するフランスが先制ゴールを決めて勢いをつけ、前半を3-0と圧倒。しかし、後半には、客席からの歓声を受けた伊藤氏の操作するブラジルが、立て続けにゴールネットを揺らして3-3と同点に追い付き、勝負は延長戦へともつれこんだ。緊張の延長戦では、ブラジルが決勝ゴールを決めた……と思いきや、オフサイドでノーゴールという判定。その後、ちゃっぴー氏のフランスが、動揺したブラジルのスキを見逃さずに決勝ゴールを決めて4-3で試合は終了、見事2004年度ナンバーワンプレイヤーの座に輝いた。

 試合後の表彰式には、成田空港に着いたばかりの日本代表監督・ジーコ氏が登場。ジーコ氏は、「予選から戦ったすべてのプレイヤーにおめでとうと言いたいです」とコメントし、全国各地で激戦を繰り広げた全プレイヤーをねぎらった。
 大会の締めくくりには、2005年度の全国大会が3月20日からスタートすることや、ちゃっぴー氏と2005年チャンプによる「ジャパンチャンピオンシップ」の開催が明らかにされた。今回予選で敗れてしまったプレイヤーは再び腕を磨き、2005年度の大会にもぜひ参加しよう。

 また、決勝大会後の会場では、3月3日発売予定の『ワールドサッカー ウイニングイレブン8 ライヴウエアエヴォリューション(以下、WE8LE)』の記者発表会も行われた。
 『WE8LE』は、『ウイニングイレブン8』をベースに、オンライン対戦や最新選手データへの対応など、新要素を追加したシリーズ最新作。ネットワークに接続することで、遠隔地のプレイヤーとのエキシビジョンマッチをはじめ、コナミが開催するカップ戦などに参加することができる。加えて、日本国内の全ユーザーを対象にしたランキングや、チャット、友達登録など、オンライン対応ならではの楽しみ方が多数用意される予定だ。

 『WE8LE』でもイメージキャラクターを務めるジーコ氏は、「今までは近くにいないと対戦できなかったので、『WE8LE』では遠くのプレイヤーとも対戦できるという点に何よりひかれています。世界規模でのオンライン対戦ができる日を期待して待ちたいです」とコメント。プロデューサーの高塚氏は、「ファン待望のオンライン対戦が実現しました。2年前くらいからオンライン対戦については話していましたが、やっとお届けすることができます。オンライン対戦をシリーズの魅力的なコンテンツの1つにしていきたい」と、『WE8LE』発売への意気込みを語った。
 なお、気になる課金方法については、「缶コーヒー2、3本分の月額基本料に、使用チームなどによってプラスで支払う、段階方式の課金を考えている」と話した。詳細は近日中に発表されるとのことなので、シリーズのファンは注目しておこう。



『ウイニングイレブン8』の全国大会「WE JAPAN GRAND PRIX」決勝戦は、“浪速の黒豹”ちゃっぴー氏(写真左)と、“尾張の風雲児”伊藤氏(写真中央)の試合。試合終了後の両者には、集まった観客から大きな拍手が送られた。



試合後の表彰式の様子。ジーコ氏からサインボールを贈られたちゃっぴー氏の、心からの笑顔が印象的だった。



記者発表会で『WE8LE』の魅力を語った高塚氏。「選手全員をプレイヤーが操作する22人対戦が目標というのは変わっていないので、いつか実現できれば」とコメントした。会場では、『WE8LE』のデモプレイも披露。

お子さんも『ウイニングイレブン』シリーズのファンだと語るジーコ氏は、「オンライン対戦により、遊び方の幅も広がるのでは」と語った。


データ

▼『ワールドサッカー ウイニングイレブン8 ライヴウエアエヴォリューション』
■メーカー:コナミ
■対応機種:PS2
■ジャンル:SPG
■発売日:2005年3月3日
■価格:7,329円(税込)

■関連サイト
『ワールドサッカー ウイニングイレブン』シリーズ公式サイト
コナミ