News

2005年3月2日(水)

自動車メーカー対戦イベント「頂上決戦!GT4真剣勝負」!勝利の栄光は誰の手に!?

 本日3月2日、SCEの人気PS2用ソフト『グランツーリスモ4(以下、GT4)』を使用した自動車メーカー9社によるレース大会「自動車業界、頂上決戦!GT4真剣勝負(マジバトル)」が都内にて開催された。

 「頂上決戦!GT4真剣勝負」は、スズキ、ダイハツ工業、ダイムラー・クライスラー日本(メルセデス・ベンツ)、トヨタ自動車、日産自動車、フォード・ジャパン・リミテッド、フォルクスワーゲン グループ ジャパン、富士重工、マツダの全9社の代表者によるレース大会。対戦は「筑波サーキット」を使用した3つの予選ブロックとその勝者による決勝ブロックの全4レースが行われ、参加者たちは熱戦を繰り広げた。以下に各予選ブロックの出場メーカーとレースの様子を紹介していく。

【予選Aブロック】
<スズキ株式会社>
■出場選手:結城康和選手(商品第二カーライン デザイン)
■予選使用車:「コンセプト -S2’03」
<ダイムラー・クライスラー日本株式会社>
■出場選手:伊藤節弥選手(広報部)
■予選使用車:「SL500(R230)’02」
<マツダ株式会社>
■出場選手:小河良太選手(グローバル広報企画部)
■予選使用者:「マツダスピード アテンザ’05」

 第1レース目となる予選Aブロックを制したのは「マツダスピード アテンザ」を駆るマツダの小河選手。レーススタート時にブレーキペダルの不具合により車が動かなくなるというアクシデントに見舞われるも、仕切りなおして再開されたレースでは好スタートを切り、見事勝利を掴んだ。

【予選Bブロック】
<ダイハツ工業株式会社>
■出場選手:勝呂彩子選手(宣伝室)
■予選使用者:「コペン デタッチャブルトップ’02」
<日産自動車株式会社>
■出場選手:田村宏志選手(商品企画室)
■予選使用者:「キューブ EX(FF/CVT)’02」
<フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社>
■出場選手:マーチン・ビスウルム選手(マーケティング部)
■予選使用者:「ニュービートル 2.0 ’00」

 続いて行われた第2レースのBブロックは、各社とも小型車を使用した比較的おとなしいレース展開。人気車種の「キューブ」を操る日産の田村選手が、終始安定した走りを見せ1位でゴールした。

【予選Cブロック】
<トヨタ自動車株式会社>
■出場選手:牟田隆宏選手(第一車両性能開発部)
■予選使用者:「スープラRZ ’97」
<フォード・ジャパン・リミテッド>
■出場選手:アイオン M. ワーナー選手(マーケティング本部)
■予選使用者:「マスタングS V T コブラR ’00」
<富士重工業株式会社>
■出場選手:森宏志選手(スバル商品企画本部)
■予選使用者:「インプレッサ セダン WRX STi スペックC」

 決勝ブロック進出者が出そろうこととなる3レース目の予選Cブロック。実際のカーレースでも目にする大排気量、大出力の自動車により争われたこのレースは、トヨタ自動車の牟田選手が見事なコーナリングテクニックを見せて勝利。この日のため、「筑波サーキット」を4,000ラップ以上走ったというその腕前を見せつけた結果となった。

 決勝ブロックに駒を進めたのはマツダの小河選手、日産の田村選手、トヨタの牟田選手。3人はそれぞれ自社が開発したレーシングカーを使用して「富士スピードウェイ2005GT」コースで勝負を決することとなった。
 レースは、各選手とも甲乙つけがたい実力、高性能の自動車となっていたため、抜きつ抜かれつのデットヒートが展開した。一瞬のコーナリングミスが命取りとなる手に汗握る激戦を制したのは、「決勝まで進出できましたので、社内からのプレッシャーは気にせず自分のために走ります」とレース前にコメントしたトヨタ自動車の牟田選手。本来の実力を発揮したことが、勝利の栄光を手にする決め手となったようだ。

 このイベントの様子は、『GT4』公式サイト「グランツーリスモ ドットコム」に掲載されるとのこと。興味がある人はこちらで詳細をチェックしよう。

イベントには、『GT4』のプロデューサーでポリフォニー・デジタルのプレジデントである山内一典氏も出演。レースの解説などを担当した。

自動車メーカー9社により争われたレース大会「自動車業界、頂上決戦!GT4真剣勝負」。参加選手は、実際に各社で自動車の販売や開発に携わっている人たちだ。

決勝前には、メディア関係者と参加選手によるエキシビジョンマッチも行われた。こちらは一番美しい走りをした人が勝利するというルールとなっており、参加者たちも会社を背負うプレッシャーから開放されたためか和やかな雰囲気で進行した。

優勝したトヨタ自動車の牟田選手(写真左)と記念の盾を手渡す山内氏(写真右)。牟田選手は「チョー気持ちいい! 最高に楽しかったです(笑)」と昨年の流行語大賞を模した感想を述べた。


■関連サイト
「グランツーリスモ ドットコム」
SCEJソフト情報ページ
SCE