News

2005年3月11日(金)

任天堂岩田氏が「GDC2005」で基調講演、『ゼルダ』最新作のムービーも公開

 米国サンフランシスコで開催されている「Game Developers Conference 2005(以下、GDC 2005)」で、任天堂代表取締役社長の岩田聡氏による基調講演「ゲーマーの心(The Heart of the Gamer)」が行われ、現在同社が開発を進めている次世代機「コードネーム:レボリューション」の詳細が一部明らかにされた。

 岩田氏は、「レボリューション」の開発は予定通り進んでいるとし、GCとの互換性、Wi-Fiを利用した無線LAN機能を搭載することを発表。加えて「レボリューション」には、IBMと共同開発を行っている処理チップ「コードネーム:ブロードウェイ」と、ATIテクノロジーズ社による画像処理チップセット「コードネーム:ハリウッド」が採用するることも明らかにした。
 またニンテンドー DSについても触れ、こちらのほうは近いうちに無料の無線LANサービスの実施を予定しているとのこと。基調講演の中では、無線LANプレイ用タイトルの1つとして『どうぶつの森DS』が開発中であることも発表した。
 任天堂は、「レボリューション」とニンテンドー DSのWi-Fiサービスの詳細を5月にロサンゼルスで開催される「Electronics Entertainment Expo(E3)」で発表を行うとしている。

 岩田氏によるこの基調講演のスピーチは、Nintendo of Americaの公式サイトで聴くことができる他、任天堂の公式サイト上では同講演内で公開されたGC用ソフト『The Legend of Zelda(仮)』のムービーを見ることができる。このムービーは、8頭身で表現された“リンク”の戦闘シーンをはじめ、水中や乗馬シーンなどが収録されており、非常に見ごたえのある内容となっている。『ゼルダの伝説』シリーズ最新作の雰囲気が一足早く味わえるので、さっそく見てみるといいだろう。

任天堂公式サイトで配信されているムービーでは、“リンク”の多彩なアクションを1分25秒にわたって収録。森の中やダンジョンの中など、さまざまな場所での“リンク”の活躍を見ることができる。

(C)2005 Nintendo

■関連サイト
Nintendo of America ニュースリリース(英文)
Nintendo of America
任天堂