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2005年5月26日(木)

任天堂が2005年3月期連結決算を公表、DSの出荷台数は全世界で527万台を記録

 任天堂は、2004年3月期(2004年4月1日~2005年3月31日)の連結決算を発表した。同期の実績は、売上高が5,152億9,200万円(前期比0.1%増)、営業利益が1,115億2,200万円(前期比3.6%増)、経常利益が1,452億9,200万円(前期比189.8%増)、純利益は前年度の約2.6倍となる874億1,600万円(前期比163.3%増)の増益となった。

 携帯型ゲーム機関連では、海外で発売したGBA用ソフト『ポケットモンスター ファイアレッド/リーフグリーン』が、全世界で600万本を越える大ヒットとなった他、ファミコン生誕20周年を記念して発売したGBA向けシリーズ「ファミコンミニ」が好調。また、2004年末に米国と日本国内で発売したニンテンドー DSは520万台以上を出荷、DS用ソフト『スーパーマリオDS』が国内外あわせてミリオンを突破するなど好調なスタートを切った。
 一方、据置型ゲーム機関連では、GC用ソフト『ペーパーマリオRPG』、『マリオパーティ6』が国内外あわせてミリオンセラーとなったが、主要ハードのGC本体の販売台数は392万台と前年度の502万台から下回っている。なお、2005年度における各ハードや対応ソフトの販売数、次期の予想数量は下記のとおり。

 任天堂は、現在のゲーム市場について「技術の進歩によりゲームを豪華で複雑なものにしていくという路線は、もはや飽和に達しつつある」と指摘。このような状況の中で同社は従来のビデオゲームの枠組みや定義を広げ、年齢・性別・ゲーム経験を問わずに幅広い人々が楽しめる作品を提供し、ゲーム人口増大および、市場の拡大を目指すとしている。2006年3月期(2005年4月1日~2006年3月31日)の連結業績は、売上高5,200億円、営業利益1,150億円、経常利益1,250億円、純利益750億円となる見通しだ。


データ

ハード/
対応ソフト
2005年3月期
販売数
2005年3月期
国内販売数
全世界累計数
次期予想
GBA本体
(うちGBASP)
1,540万台
(1,464万台)
234万台
(232万台)
6,679万台
(3,179万台)
1,020万台
GBA対応ソフト 8,457万本 1,554万本 2億6,836万本 5,050万本
ニンテンドー DS本体 527万台 212万台 527万台 1,240万台
ニンテンドー DS対応ソフト 1,049万本 382万本 1,049万本 3,500万本
GC本体 392万台 34万台 1,850万台 280万台
GC対応ソフト 4,842万本 509万本 1億5,629万本 3,450万本
※GBAの次期予想は、GBA、GBASP、ゲームボーイミクロ(仮称)の合計となる。

■関連サイト
任天堂 2005年3月期連結決算短信(pdf形式)
任天堂