2005年5月28日(土)
『オレたちゲーセン族』は、ゲームセンター全盛期に人気を集めたアーケードの名作をPS2に移植して発売するシリーズタイトル。第1弾では“元祖”をテーマに、『スクランブル』、『クレイジー・クライマー』、『空手道』、『タイムパイロット』、『ムーンクレスタ』、『ソニックウィングス』の6タイトルがラインナップされている。以下に、各タイトルを紹介していく。
元祖“横シュー” 『スクランブル』 | |
1981年にコナミより発売されたシューティングゲーム。右から左へと流れていく背景、自機の前方に発射するマシンガン、斜め前方に慣性の法則で弾道を描く爆弾など、横スクロールシューティングゲームの基礎を築いたタイトルとなっている。 |
元祖“ビル登りゲーム” 『クレイジー・クライマー』 | |
1980年にニチブツから発売されたアクションゲーム。2本のレバーを操作してひたすらビルを上り続けるという単純なゲーム性ながら、強烈なパンチで邪魔をする“キングゴリラ”や上から落ちてくる鉄アレイや植木鉢が絶妙なゲームバランスを作り出している。 |
元祖“格ゲー” 『空手道』 | |
1984年にデータイーストから発売(現在は、ジー・モードが正式な権利を保有)された格闘アクションゲーム。道場の修業パートで連携技を編み出し、昇段試験後に試合に出場するという立身出世のストーリーも盛り込まれている。試合の合間にはボーナスゲームをプレイすることができ、ハイスコアを目指すスコアアタックの要素も楽しめた。 |
元祖“全方位シュー” 『タイムパイロット』 | |
1982年にコナミより発売されたシューティングゲーム。360度すべての方向から敵機が出現する、緊張感溢れるドッグファイトが楽しめる。ステージごとに1910年、1940年、1970年、と時代が異なっており、それぞれ敵機の種類が複葉機、ヘリコプター、ジェット飛行機と変化することが特徴となっていた。なお、発売時には近未来だった最終ステージの2001年では、敵として宇宙からの侵略者“UFO”が登場する。 |
元祖“合体シュー” 『ムーンクレスタ』 | |
1980年にニチブツから発売されたシューティングゲーム。プレイヤーは1号機、2号機、3号機という3種類のロケットを操って恐怖のエイリアンに立ち向かう。ボーナスステージでは、3機のロケットが「ドッキング」して強力な攻撃を繰り出せるようになる。 |
元祖“キャラシュー” 『ソニックウィングス』 | |
1992年にビデオシステムが発売した、『オレたちゲーセン族』第1弾ラインナップの中では比較的新しいシューティングゲーム。世界を代表する8カ国の最新鋭戦闘機から自機を選び、悪に立ち向かうというキャラクターの特徴を前面に押し出した縦スクロールシューティングとなっている。使用キャラクターにはそれぞれイラストやセリフ、ストーリーが用意されている。また、2人同時プレイでは専用のセリフやエンディングが流れるといった演出が楽しめた。 |
この『オレたちゲーセン族』では、それぞれゲームソフトに加え、ゲーム音楽制作集団“スーパースィープ」が担当したRemixバージョンも収録された「ゲームミュージックCD」、開発者インタビューや達人のプレイムービーが楽しめる「映像特典DVD」、「解説書」、「公式ガイドブック」、「インストカード」、「コレクションカード」という計6種類のオリジナルグッズを特典として付属。どの特典もコレクション性の高い、ファン必携のレアアイテムとなっている。レトロゲームファンは発売を楽しみに待っていたいところだ。
データ
『スクランブル』
■関連サイト
・ハムスター