2005年7月28日(木)
『アイドルマスター』は、7月26日より全国のアミューズメント施設で順次稼動されているアーケード用ゲームタイトル。プレイヤーは“765プロダクション”のプロデューサーとして、10人の所属アイドルを育成し、トップアイドルへと導くことになる。
発表会には出演アイドルの声を担当する声優陣に加えて、『アイドルマスター』エグゼクティブプロデューサーである石川祝男氏、同プロデューサーの小山順一郎氏が参加。9月28日より順次リリースされるCDシリーズの概要や、制作に向けての意気込みを語ってくれた。
「『アイドルマスター』はアーケード用ゲームとしてスタートしますが、家庭用ゲームや携帯コンテンツ、音楽CD、アニメーションへの展開など、たくさんの可能性を秘めています。それぞれのジャンルを越えて具体的に1つずつ形にしていきたいです。また、ナムコは9月末にバンダイさんとの統合を控えています。バンダイグループさんの力も借りながら、この『アイドルマスター』の展開をより多重的にやっていきたいと考えています。」(石川氏) | 「4年ぐらい前に『アイドルマスター』の開発は始まりました。なぜ開発に4年もかかったかというと、変化していくゲーム市場で新しいタイトルを模索し、“従来のギャルゲーと違うもの”を目指して試行錯誤していたからです。26日から稼動が開始されましたが、すでに1万人近くのユーザーが登録しており、多くのユーザーとともに歩んできたタイトルだと実感しています。」(小山氏) |
本日発表された音楽CDシリーズのタイトルは「THE IDOL M@STER MASTERPIECE(アイドルマスター マスターピース)」。登場キャラクターを3組に分け、9月28日の第1弾「THE IDOL M@STER MASTERPIECE 01 ~天海春香・萩原雪歩・秋月律子~」を皮切りに、計3枚のリリースが予定されている。
各CDには、キャラクターの持ち歌やフルコーラスバージョンの楽曲、録り下ろしトークなどが収録される。ジャケットイラストは、ゲームのキャラクターをデザインした窪岡俊之氏が担当。初回限定特典として「オリジナルプレミアカード」が同梱されるとのことなので、ファンはぜひとも手に入れたいところだ。価格は各2,000円(税込)。
以下では、声優陣からのコメントと各CDに収録される楽曲を紹介する。CDの発売も決定しさらに勢いに乗る『アイドルマスター』の今後の展開に期待しよう。
「THE IDOL M@STER MASTERPIECE 01 ~天海春香・萩原雪歩・秋月律子~」 | ||
■キャラクター: | ||
「私と“雪歩”は身長が同じなんですが、今は体重も一緒にしようと頑張ってます(笑)。 “雪歩”の唄う「First Stage」は恋愛の曲です。すごいノリがいい歌で、収録曲の中で一番今のアイドルっぽい曲ですね。」 (落合さん・写真左) | 「私が初めて頂いた役が“春香”なんです。なので、『アイドルマスター』に対する思い入れは、小山プロデューサーに負けないくらい強いですね。自分が彼女をプロデュースするつもりで演じました。CDで唄っている「太陽のジェラシー」の聴きどころは、彼女の幻想が盛り込まれたサビの部分です。」 (中村さん・写真中央) | 「“律子”はマニアックな性格なので、扱いづらいんじゃないかなと思います。私と似ている部分もあったので演じやすかったですね。収録曲の「魔法をかけて!」は、ちょっと昔のアイドルの曲って感じです。“律子”がいかに乙女チックに唄うのかに注目してください。」 (若林さん・写真右) |
「THE IDOL M@STER MASTERPIECE 02 ~三浦あずさ・如月千早・菊池真~」 | ||
■キャラクター: | ||
「“千早”は、私と一緒で唄うことが好きな女の子です。ゲームでは「蒼い鳥」という曲を歌っていますが、すっごい難しい曲。頂いた時にギョッとしてしまいましたが、今では本当に好きな曲です。いつか、みなさんの前で披露することができたらいいなと思っています。」 (今井さん・写真左) | 「“あずさ”はメンバーの中で一番年上ですが、おっとりしていて天然、“癒し系”な子です。私も台本を読みながら、彼女の優しい心とかを見習いたいなぁと思いました。CDに収録される「9:02pm」は、R&Bの大人っぽい曲。私自身もこういう曲調が好きなので、曲をもらった時はうれしかったです。」 (たかはしさん・写真中央) | 「私が演じている“真”クンは、誰よりも男の子っぽいけど、その分誰よりもカワイイ女の子にあこがれを抱いています。私の唄っている「エージェント夜を往く」はカッコイイ曲なんですが、歌詞を見るとちょっといやらしくて、最初もらった時には戸惑いました(笑)。でもそんな歌詞に注目してほしいですね。」 (平田さん・写真右) |
「THE IDOL M@STER MASTERPIECE 03 ~水瀬伊織・高瀬やよい・双海亜美/真美~」 | ||
■キャラクター: | ||
「開発スタートから4年と聞いて、私もびっくりしています。“伊織”は早口の女の子で、収録のたびに「こんなに早口でしゃべれない!」と思っていました。私はミュージカルが大好きなので、いつかこのメンバーでできればいいなと野望を抱いています。“伊織”の唄う「Here we go!!」は、曲の合間合間に入るセリフが聴きどころです。」 (釘宮さん・写真左) | 「双子の“亜美”と“真美”を演じましたが、1プレイで2人分遊べるのでお得だと思います(笑)。2人はテンションが普段の私より3倍ぐらい高いので、それを保って演じるのが大変でした。持ち歌の「ポジティブ!」は難しい曲ではないので、比較的唄いやすい曲になっています。」 (下田さん・写真中央) | 「私は節約が大好きなので、貧乏性で健気な“やよい”と似ているなと思います。私が唄った「おはよう!! 朝ごはん」は、タイトルの通りごはんの曲です。この曲を聴いてみんなが元気になって、ごはんを食べたくなってくれたらいいなと思います(笑)。」 (仁後さん・写真右) |
データ
(C)窪岡俊之
■関連サイト
・「アイドルマスターウェブ」
・ナムコ