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2005年7月31日(日)

【スク・エニパーティ】崎元仁氏や豪華キャストが登場した「『FFXII』ステージVol.2」

 7月30日と31日の2日間にわたって開催された「SQUARE ENIX PARTY 2005」。最後のステージイベントとなった「ファイナルファンタジーXII プレミアムステージ Vol.2」では、さまざまなスペシャルゲストを迎えてのトークショーが行われた。

 1人目のゲストとしてステージに登場したのは、『FF XII』の音楽を担当している崎元仁氏。『FFXII』の作曲状況を聞かれた崎元氏は、「今の完成度は7~8割くらい。『FF XII』はイベントシーンが作り込まれているので、もうちょっと音楽もいろいろとやってみたい」と意欲を示した。続けて「今作の音楽は、全体的にオーケストラっぽいテイスト。“チョコボのテーマ”もオケっぽいアレンジになっています」と話し、『FF』シリーズの定番と言われているBGMも収録されていることを明らかにした。

 さらに、主人公“ヴァン”たちのテーマ曲と、彼らに敵対する“アルケイディア帝国軍”のテーマ曲を初公開。崎元氏によると、登場キャラクターたちを象徴するテーマ曲は、モチーフとなるフレーズやテーマを使用したアレンジバージョンも用意されるという。本日公開された2曲について崎元氏は、「“ヴァン”たちのテーマは、主人公側なので明るくて楽しい、希望に満ちあふれている雰囲気。一方の帝国軍のテーマは、重々しくて威厳のある感じにしました」と解説してくれた。

 また、ステージにはスペシャルゲストとして、主人公“ヴァン”を演じている武田航平氏、“ヴァン”の幼なじみである少女“パンネロ”を演じている三国由奈さんの2人が登場。今回、“パンネロ”役として初めて紹介された三国さんは「こんなにたくさんの方に愛されている『FF』シリーズに出演させていただいて、本当にうれしく思っています。」と挨拶した。

 武田氏と三国さんは、キャラクターの声だけでなくモーションアクターも担当。2人ともモーションアクターや声優の仕事は初挑戦とのことで、「普段の演技で気持ちから入るように、動きや表情を作って自然に演じることができた。“ヴァン”の立ち方が自分と同じ姿勢になっていて感動しました(武田氏)」、「プロの声優さんの真似をして台本を持ちながらアフレコに挑んだのですが、ページをめくる時の音が入ってしまい、結局台本は持たずに収録しました(三国さん)」と感想を語ってくれた。
 初挑戦の不安もあったようだが、「日々練習し、周りの方たちに教えてもらいながら収録した。プロの声優さんに負けてしまっているところもあるかもしれないけど、そこは「“ヴァン”になりきる」という気持ちで乗り切りました。ゲームの中では、“ヴァン”や“パンネロ”の成長の過程を見てもらえるとうれしいです(武田氏)」とのことで、納得のいく演技ができたようだ。
 スクリーンでは、“ヴァン”と“パンネロ”が登場するゲーム序盤の1シーンも上映。会場のファンは、武田氏と三国さんによって命を吹き込まれたキャラクターの動きに見入っていた。

 最後に2人は、「ストーリーやカメラワークなどが、映画のような雰囲気になっています。ぜひ期待していてください!(武田氏)」、「この作品は仲間の大切さ、“自分は1人じゃない”ということを改めて気付かせてくれる内容になっています。すばらしい世界が広がっているので、皆さん楽しみにしていてください(三国さん)」とファンにメッセージを送った。

 発売日が2006年3月16日に決定し、ますます期待が高まる『FF XII』。シリーズのファンは、冒険の幕開けを楽しみにして待っていよう。



「ファイナルファンタジーXII プレミアムステージ Vol.2」の1人目のゲストは、『FFXII』のサウンドを手がける崎元氏(左)。キャラクターのテーマ曲が初公開されるなど、興味深い内容となった。

『FFXII』の主人公“ヴァン”を演じる武田氏は、「素の自分で演じることができました」とコメント。

“パンネロ”役の三国さん。「私は普段、女優として舞台やドラマなどに出演しているのですが、得意のダンスを“パンネロ”役で生かすことができて、とてもよかったです」と、収録時の感想を語ってくれた。





スクリーンでは、ゲーム序盤のイベントシーンも公開。生き生きと動き回る“ヴァン”と“パンネロ”に場内の視線が集中した。


データ

▼『ファイナルファンタジー XII』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:PS2
■ジャンル:RPG
■発売日:2006年3月16日
■価格:未定

■関連サイト
『ファイナルファンタジーXII』公式サイト
「SQUARE ENIX PARTY 2005」
スクウェア・エニックス