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2005年9月16日(金)

韓国・グラヴィティ、ついに『ラグナロクオンライン2』を発表!試遊台も多数用意

 韓国・グラヴィティ社のブース内ステージでは、全世界から注目を集めているPC用オンラインRPG『ラグナロクオンライン2(以下、RO2)』のお披露目が行われた。

 『RO2』はグラヴィティが世界に向けて挑戦し、跳躍していくために開発が鋭意進められている。ショウ開幕前には1枚のみスクリーンショットが公開されていたが、本日のステージイベントではアニメーションムービーやプレイデモ映像を上映。さらには、10台以上の試遊台が設置されており、実際にプレイを楽しむこともできた。

 『RO2』が前作から大きく変わっている点は、グラフィックがフル3Dになったことと、スペースキーでジャンプすることができるようになったこと。キャラクターグラフィックは、前作のかわいらしい雰囲気が継承されており、装備を付け替えて着せ替えることも可能。フリフリのスカートやウサギの耳など、カワイイ装備アイテムを確認することができた。

 操作については、他の3DオンラインRPGと基本的に同じものを採用。左クリックで移動先や攻撃対象を選択し、右クリックを押しながらマウスコントロールで視点を変えることができる。誰でも違和感なくプレイできそうなシンプルな操作となっているが、他のゲームではあまり見かけないジャンプを取り入れたことにより、よりアクション性の強い戦闘が楽しめそうだ。

 今回のイベントのために、韓国から多くの開発スタッフが来日。ステージ上にはグラヴィティの会長である金正津氏をはじめ、『RO』シリーズの原作漫画を描いている李命進氏らが顔をそろえた。金会長は、「本日は『RO2』を初めて公開することになります。世界最大級のゲームショウで、この『RO2』を発表できることを光栄に思っています」とコメント。
 また、先日発表された通り、『RO2』のBGMを担当することになった人気作曲家・菅野よう子さんも姿を見せた。菅野さんは「本日のこのイベントで、『RO』シリーズがこんなにも多くのファンに愛されているタイトルなのだと実感しています。その続編となる『RO2』は、より多くの方に遊んでもらいたい、これからが楽しみなタイトルです」と挨拶。菅野さんの音楽が『RO2』の世界をどのように演出するのか、今から楽曲の公開が待ち遠しい限りだ。

 グラヴィティブースでは『RO2』の他にも、シリアスな世界観が特徴のオンラインRPG『レクイエム』や、1人のキャラクターで複数のゲームが楽しめる『スタイリア』、携帯用ゲームアプリなどをプレイアブル出展。中でも、自由度の高いキャラクターカスタマイズが魅力の『スタイリア』は、アバターやカジュアルゲームが流行しつつある日本国内でも、注目を集めるタイトルになると予想される。

 なお、グラヴィティは会場を別室に移し、本日15:30よりプレス向けの『RO2』制作発表会を開催する。より詳細なゲーム内容や、サービス展開に向けてのスケジュールなどが発表されそうだ。この制作発表会の様子も後ほどお届けする予定なので『RO』ファンは楽しみに待っていてほしい。

昨年に引き続きの自社ブース出展となる韓国・グラヴィティ。『RO2』を世界に先駆けて発表するなど、同社は日本市場を世界戦略の重要な拠点と考えているようだ。



会場で公開された『RO2』のアニメーションムービー。金会長は、1つのコンテンツを多角的に展開する「ワンソース・マルチユース」戦略を掲げているので、将来的には『RO2』のアニメも作られるかもしれない。



発表会には、菅野さん(写真上・右端)だけでなく、ガンホー・オンライン・エンターテイメント代表取締役社長の森下一喜氏も出席。特にコメントを発表することはなかったが、ガンホーブースでも『RO2』のムービーが上映されているので、国内での展開において何かしらの役割を担うことになるのかもしれない。



おどろおどろしい雰囲気の『レクイエム』プレイスペースと、テレビを多数積み重ねたにぎやかな雰囲気の『スタイリア』スペース。グラヴィティでは、幅広いユーザー層に向けてタイトル展開を進めていく。

最後にグラヴィティブースのコンパニオンさんを紹介。ブース内では、2人以外にも『RO2』や『レクイエム』の衣装を着た多数のコンパニオンさんが出迎えてくれる。


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