News

2005年10月7日(金)

Symantec社、PSPを標的とするコンピュータウィルス「Trojan.PSPBrick」を特定

 米Symantec社は、SCEの携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」のシステムを標的とするコンピューターウイルス「Trojan.PSPBrick」を特定したと発表した。

 このコンピュータウイルスは、正体を偽ってコンピューターに侵入し破壊活動を行う「トロイの木馬」の一種。「Trojan.PSPBrick」は、「EXPLOIT 2G PSP Team V1.RAR」という名称のアーカイブファイルとして届き、インストールされると自動的にシステムファイルが削除され、PSPが正常に動作しなくなる。

 Symantecでは、「Trojan.PSPBrick」がPSPのみを標的としており、感染済みのPSPから他のPSP、およびPCなどに感染する危険性は少ないとして、危険度をもっとも低い1と評価。また、不確定なプログラムをダウンロードもしくは実行しないよう、呼びかけている。

「Trojan.PSPBrick」は危険度レベル1だが、PSPが動作しなくなるなどダメージは深刻なもの。SCEから認可を受けていないファイルなどを適用・実行しないようにしよう。

(C)2005 Sony Computer Entertainment Inc.All rights reserved.

■関連サイト
「Trojan.PSPBrick」詳細ページ(英文)
Symantec