News

2005年10月11日(火)

映画は音の恐怖にこだわったサイコスリラー。『SIREN2』&映画「SIREN」制作発表会

 本日10月11日、SCEのPS2用ソフト『SIREN2(サイレン2)』と映画「SIREN」の合同制作発表会が行われた。

 映画「サイレン」は、2006年2月に発売が予定されている『SIREN2』と同様、29年前に謎のサイレンの音とともに全住民が失踪するという怪事件が発生した日本近海の離島「夜美島(やみじま)」が舞台。家族とともにこの島に移り住んだ少女・天本由貴は、サイレンの音とともに出現する数々の謎と恐怖体験、予測不能な怪異現象に巻き込まれていくこととなる。
 映画の撮影はすでに終了しており、2006年2月11日より全国東宝系の映画館で公開が開始される予定だ。

 発表会には、ゲーム『SIREN』シリーズのエグゼクティブプロデューサーを務める藤澤孝史氏、同シリーズディレクターの外山圭一郎氏、映画の監督を担当する堤幸彦氏、出演者である市川由衣さん、田中直樹氏(ココリコ)、森本レオ氏、高橋真唯さんが出席。ゲームソフト発売、映画公開についての意気込みなどがそれぞれ語られた。

 映画の原作となるゲーム版『SIREN』の開発スタッフを代表し藤澤氏は、「映画化の話を初めて聞いたのは2年くらい前で、手塩にかけた作品が映画になるのは非常にうれしい。映画では脚本などの深い部分から関わらせてもらい、我々もファンとして完成を心待ちにしているところです。映画公開とゲームソフトの発売がほぼ同時期といったことを含め、お互いにコラボレーションも仕掛けて、今後もおもしろいことをやっていきたいと思っています。」とコメント。
 ディレクターの外山氏は、「僕はこれまでホラーゲームを中心に制作してきましたが、その間は“どうやったら怖がってもらえるんだろう”と演出や仕掛けなどを考え、どちらかというと客観的な立場で見ていました。でも映画では、“『SIREN』ってこんなに怖かったんだ”と自分でもびっくりするような仕上がりになっています。」と話しており、ゲームとは一味違った恐怖が味わえるこの映画に大きな期待を寄せている様子だった。
 また『SIREN』では、他人の視点を盗み見ることができる「幻視」という独特のシステムが取り入れられていたが、外山氏によると最新作『SIREN2』でもさらなる仕掛けが用意されているとのこと。前作をプレイした人は、こちらのほうも楽しみにしておきたい。

 一方、映画の制作スタッフである堤氏は、「ゲーム『SIREN』を最後までチェックしたのですが、その世界観、空気感などは、まるで底なし沼のように深い。映画化にあたっては、そのインパクトに対して自分がどう作っていくのかが気になるところでした。藤澤さんたちとじっくり話しあって作っていくほうがいいのかなと思ったりもしましたが、映画は自分なりの路線で突っ走って制作しました。あくまでもゲームはゲーム、映画は映画と、両方楽しめる作品にしたいと思っています」と話す。独自の映像世界を創りあげる堤氏によって、『SIREN』の雰囲気がどのように表現されているのか気になるところだ。
 なお、主人公“天本由貴”役の市川さんをはじめとする出演者たちのコメントは下記の通り。

・市川さん(主人公“天本由貴”役)
「ゲーム『SIREN』をプレイしたのですが、これまで遊んだホラーゲームの中で一番怖かったです。映画初主演が堤監督の作品で、すばらしいスタッフ、出演者たちと1つになってがんばったので、皆さん楽しみにしていてください。」

・森本氏(“由貴”の父親“天本真一”役)
「映画では顔も溶けて、目も腐ってすさまじいことになります(笑)。撮影が行われた八丈島では、堤監督が島全体をセットにするような感じで、ありもしない風景や動物などがどんどん作られて、島のいろいろな表情を見せてもらいました。」

・田中氏(“由貴”の弟の担当医師“南田豊”役)
「撮影現場に行くのが楽しい、素敵な作品に参加させてもらいました。医者という役は初めてだったので、今後の経験にいかせればと思います。」

・高橋さん(謎の赤い服の少女役)
「この少女は、本当に謎に包まれている役。ここまで謎の役は初めてで、セリフもないんですが、そのぶん、表情などを見てもらいたいです。」

 前作をはるかに凌ぐスケールとグレードアップした内容で発売される『SIREN2』。そして、さまざまな仕掛けが施されたサイコスリラーに仕上がっている映画「SIREN」。2006年2月を楽しみに待とう。

映画「SIREN」は、「サイレンが鳴ったら外に出てはならない」というキャッチコピーのもと、音の恐怖にこだわった新感覚サウンド・サイコ・スリラーに仕上げられているという。

発表会に出席した藤澤氏(右)と外山氏(左)。藤澤氏は、前作『SIREN』の世界的なヒットを受け、『SIREN2』についても「日本で映画ともども広めつつ、海外でも展開したい」と話していた。

映画「SIREN」のメガホンを取るのは、「ケイゾク」や「トリック」といった作品で高い評価を得ている堤氏。ゲーム『SIREN』の深い世界観に非常に感銘を受けたという。

映画初主演の市川さんをはじめ、豪華なキャストがそろう。発表会では、撮影時のエピソードなども披露された。(左から堤氏、高橋さん、市川さん、田中氏、森本氏)


データ

▼『SIREN2』
■メーカー:SCE
■対応機種:PS2
■ジャンル:AVG
■発売日:2006年2月
■価格:未定
■関連記事
2005年9月28日
ファンが思わずうなるような映像演出も? ホラーAVG『SIREN』が実写映画化決定

■関連サイト
『SIREN2』公式サイト
SCEJソフト情報ページ
PlayStation.jp
SCE
東宝


注目記事

アイコン別記事一覧

※クリックすると、ソートされた記事一覧に移動します。