【エンタまつり】「ケロロ軍曹」と「かいけつゾロリ」の豪華2本立て!劇場版制作発表会
本日10月22日、人気TVアニメ「ケロロ軍曹」と「まじめにふまじめ かいけつゾロリ」の映画化が決定し、秋葉原ダイビルで両作品の制作発表会が行われた。この発表会は、「秋葉原エンタまつり」内のいちイベントとなっており、一般のファンも招待。会場には、家族連れや熱心なファンが多数訪れた。
「ケロロ軍曹」(吉崎観音氏原作)は、「月刊少年エース」(角川書店刊)で連載中のヒット作。宇宙の彼方から地球侵略にやってきたケロン星人の“ケロロ軍曹”をはじめ、個性的なキャラクターたちのドタバタな日常をコメディタッチで描く。これまでに発売されているコミック1巻~11巻は累計700万部を記録している他、2004年4月より放映が開始されたTVアニメも高視聴率をマークし、年齢性別を問わず高い人気を博している。
一方の「かいけつゾロリ」(原ゆたか著/ポプラ社刊)は、1987年に第1巻が発売されて以来、子どもたちから熱狂的な支持を受けている児童書。2004年2月からテレビ朝日系全国ネットでアニメ放映が開始され、その人気が不動のものとなるなど、長きにわたって多くのファンから愛されている作品だ。
「いたずらの王者」になる夢と「自分の城を建ててきれいなお嫁さんをもらう」という野望を持つキツネの“ゾロリ”と、彼をしたう双子のイノシシ“イシシ”と“ノシシ”による愉快痛快な冒険活劇がスクリーンでも展開されるという。
本日の制作発表会には、角川ホールディングス代表取締役会長兼C.E.O.の角川歴彦氏、ポプラ社代表取締役社長の坂井宏先氏、サンライズ代表取締役社長の吉井孝幸氏といった関係者をはじめ、各作品の主要キャラクターを演じている声優陣が出席。それぞれ映画化に向けての意気込みを語った。
角川氏:「「ケロロ軍曹」は連載開始以来すぐにファンになり、ぜひアニメ化したいと考えていました。アニメ化に際し、低年齢層のユーザーに向けてどのようにアピールしていくかで悩んでいましたが、サンライズの協力があり、放映にいたった次第です。アニメ放送から弾みがつき、子どもから大人までという不思議なファン層を持つキャラクターに育ってきて、非常にうれしいです。」
坂井氏:「「かいけつゾロリ」第1巻を出版した当時、いち編集者として担当していたので、今回の映画化を本当にうれしく思っています。「ケロロ軍曹」との超豪華2本立て企画として、今後もこのコンビでやっていければと考えています。多くの皆さんの力でぜひ成功させたい。」
吉井氏:「“ケロロ軍曹”や“ゾロリ”といったすばらしいキャラクターをお預かりして、劇場版を制作することは、制作者として本当に心強く、ありがたいと思っています。どちらも1年くらい前から映画化を考えてまして、その理由は2つあります。1つ目は、アニメがスタートした当時かなりの手ごたえやキャラクターの勢いを感じていたこと。2つ目はスタッフが楽しんで制作している、ノリのいい作品であるということ。強烈な個性を持つキャラクターが2作品の共通点であり、その魅力をもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思います。」
渡辺久美子さん(“ケロロ軍曹”役):「この作品や“ケロロ軍曹”というキャラクターは、私も1人のファンとして大好きです。自分が出演していなくても、映画は絶対に見に行くと思いますね。劇場版は、緊張もプレッシャーもいっぱいですが、自分の持っているものをすべて出して頑張りたいと思っています。大スクリーンで暴れまわる“ケロロ軍曹”を楽しみにしていてください。」
小桜エツ子さん(“タママ二等兵”):「アニメが始まった時から、劇場版がやれればいいなと常々口に出してきてよかったです。“夢は叶うんだよ”、というパワーいっぱいで劇場版も頑張りたいです。」
中田譲治氏(“ギロロ伍長”):「僕もこの作品が大好きなんです。先ほど吉井社長のコメントで“スタッフがノっている作品はいい作品に違いない”というようなことをおっしゃいましたが、アフレコの現場はみんなが「ケロロ」を好きだというのが伝わってくる雰囲気ですね。家族そろって劇場に足を運び、非日常的な空間でもっと「ケロロ軍曹」の世界を楽しんでもらいたいです。」
子安武人氏(“クルル曹長”):「“クルル曹長”は、性格の悪いところが魅力なので、映画でもその魅力が発揮されるといいなと思います。こんなに黄色がかわいいと思えたのは初めてです(笑)。劇場版は「かいけつゾロリ」ともども応援してください。」
原ゆたか氏:「「かいけつゾロリ」が児童書としてこんなに大きくなるとは思ってもみなくて、映画になってびっくりしています。僕も「エヴァンゲリオン」や「ガンダム」が大好きで、サンライズさんと一緒に仕事ができることは幸せです。劇場版は今書いている最新作が原作になっているのですが、いろいろなアイディアが入ってどんどんスケールアップしています。おもしろい内容になると思うので、これからできあがるのがとても楽しみです。」
山寺宏一氏(“ゾロリ”役):「TVアニメの作品が映画化されるということはひとつのステイタスだと思うので、とてもうれしいです。「ゾロリ」と一緒にタッグを組むのが「ケロロ軍曹」と、すばらしい仲間にも恵まれました。この2つの作品をもっとたくさんの人たちに知ってもらって、楽しんでもらえればと思います。」
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制作発表会に出席した「ケロロ軍曹」の出演者たち。左から、小桜さん、渡辺さん、中田氏、子安氏。 |
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「かいけつゾロリ」の出演者である山寺氏(左)や原作者の原氏(左から2人目)も、発表会で映画化の喜びを語った。(左3人目からポプラ社の坂井氏、サンライズの吉井氏、角川ホールディングスの角川氏) |
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“ケロロ軍曹”や“ゾロリ”たちも発表会に登場! 訪れた子どもたちやファンからの声援に応えていた。 |
また会場では、制作のスムーズな進行とヒットを祈願し、神田明神の神主と巫女による祈祷も実施。招待されたファンらに見守られながら、会場内に設置された祭壇において“ケロロ軍曹”や“ゾロリ”をはじめとする出席者が祈祷をささげた。
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発表会の中では、映画のヒット祈願も実施。“ケロロ軍曹”や“ゾロリ”といったキャラクターが祈祷を行う場面はかなり貴重といえる。 |
劇場版「ケロロ軍曹」と「まじめにふまじめ かいけつゾロリ」は、角川ヘラルド・ピクチャーズ配給により2006年3月に公開予定。「秋葉原エンタまつり」の開催期間中、駅前広場「秋葉原エンタまつりショップ」では、この映画のビジュアル前売鑑賞券と関連グッズ「おねがい袋」(絵柄は「ケロロ軍曹」と「かいけつゾロリ」の2種類)をセットにした「スペシャル限定セット」が販売される。「スペシャル限定セット」の価格は、「大人券」が1,900円(税込)、「ジュニア券(3歳以上中学生まで)」が1,400円(税込)。購入者には、もれなくB3サイズポスターがプレゼントされるとのことだ。
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こちらは、「秋葉原エンタまつり」限定で発売される前売鑑賞券に付属する「おねがい袋」。「ケロロ軍曹」と「かいけつゾロリ」のイラストがそれぞれデザインされている。 |
データ
■「T!FF in AKIHABARA 秋葉原エンタまつりTOKYO ASIA-PACIFIC ENTERTAINMENT FESTIVAL(秋葉原エンタまつり)」
【開催期間】2005年10月22日~10月30日
【開催場所】秋葉原駅前広場、ダイビル・秋葉原コンベンションセンター・ホール、その他イベントスペース、秋葉原地区販売店など
(C)2006 吉崎観音/角川書店, 角川ヘラルド・ピクチャーズ, サンライズ, テレビ東京, NAS
(C)2006 原ゆたか/ポプラ社, サンライズ, メ~テレ, 劇場版ゾロリエンターテイメント製作委員会
■関連サイト
・TVアニメ「ケロロ軍曹」公式サイト
・TVアニメ「まじめにふまじめ かいけつゾロリ」公式サイト
・「秋葉原エンタまつり」公式サイト