PS3の購入希望者が7割を占める。CESAが「TGS2005来場者調査報告書」を公開
社団法人コンピュータエンターテインメント協会(略称:CESA)は、9月16日~9月18日(16日はビジネスデイ)に千葉・幕張メッセで開催した「東京ゲームショウ2005(以下、TGS2005)」の来場者を対象としたアンケートの集計結果「TGS2005 来場者調査 報告書」(日本語版・英訳版)を公開した。
アンケートの調査対象は、「TGS2005」に来場した10歳~49歳の男女で、そのうち有効回答数は1,084名。来場者の男女比は前回よりも男性が増え、全体の約8割を占めている。来場者を年齢別に見ると19歳~24歳が最多、10歳~12歳は昨年よりも減少し、平均年齢が上昇した。
「TGS2005 来場者調査 報告書」では、「家庭用ゲーム」、「携帯電話ゲーム」、「PC用ゲーム」、「ネットワークゲーム」の各プレイ状況を詳細に調査。加えて今回は、新たに「2005年末~2006年にかけて発売される次世代ゲーム機の購入意向」、「家庭用ゲーム機本体カラーの好み」、「新作家庭用ゲームソフトの購入タイミング」、「携帯ゲーム機の諸機能に対する関心・利用状況」、「ホラーやプロレス・格闘技に対する関心とゲームプレイ意向との相関性」といったトピックスについても調査が行われている。
「家庭用ゲーム」の項目では、保有しているゲーム機をはじめ、好きなゲームジャンル、ゲーム機本体カラーの好み、PSPやニンテンドー DSといった携帯型ゲーム機の諸機能に対する関心・利用状況など、多岐にわたって細かく調査。現在、保有しているゲーム機は昨年に引き続きPS2がトップで全体の86.1%。2004年末に発売された新携帯型ゲーム機ニンテンドー DS、PSPの保有率は、ともに全体の2割を超えており、市場に浸透している様子がうかがえる。
今後購入したいと思う家庭用ゲーム機については、Xbox 360、PS3、レボリューション(仮)といった未発売の次世代ゲーム機が上位を占める結果に。トップ5は順にPS3(71.8%)、PSP(35.7%)、Xbox 360(23%)、レボリューション(20.9%)、ニンテンドー DS(13.7%)と、7割以上のユーザーがPS3に期待を寄せていることがうかがえる。
また今回、新たに調査された「ホラー」や「プロレス・格闘技」とゲームの項目で、「ホラー」に関心があると回答した人は全体の約半数。「ホラー」ジャンルのゲームソフトを持っている人は全体の約3割で、具体的なタイトル名としては『バイオハザード』シリーズが多数を占めていた。
一方、「プロレス・格闘技」に関心があるのは全体の約3割で、25歳~29歳の男性では半数以上が関心を持っていると回答。しかし、女性で「プロレス・格闘技」に関心があるのは13.6%に過ぎず、「まったく関心がない」と回答した人は56.6%にも達するなど、性別における嗜好の違いが顕著に表れた。
加えて、昨今の情勢を踏まえて行われた「レーティングマークの認知状況」の調査では、前回までと比較して「よく知っている」という回答が増加。有効回答者の約6割が内容も認知しているという結果が得られた。
報告書では、ユーザーの傾向や動向など、この他にもさまざまな調査結果を公開。興味を持った人は、下記のサイトにアクセスして詳細を見てみるといいだろう。
■関連サイト
・「TGS2005 来場者調査 報告書(日本語版)」 (pdf形式)
・社団法人コンピュータエンターテインメント協会