レッド・エンタテインメントがセガから自社株式を譲り受け、セガ傘下から独立
レッド・エンタテインメントは11月28日付けで、セガが保有するレッド・エンタテインメントの株式3,054株(所有比率67%)の大半を、MBO方式によって譲り受けたと発表した。株式の移動は、セガが保有していた株式3,054株(所有比率67%)のうち、2,700株をレッド・エンタテインメントの経営陣に譲渡。株式移動後のセガの所有株式数は354株(所有比率7.8%)となり、レッド・エンタテイメントはセガの傘下から独立することとなる。
『サクラ大戦』シリーズをはじめ、ゲームソフトやアニメ、キャラクターコンテンツの企画・制作を手がけているレッド・エンタテインメントは、同社の前身となるレッドカンパニーより営業を譲渡され、2000年12月に設立。翌年2001年12月にセガの資本参加により、セガグループの一員となる。
今回の株式譲渡は、オンラインゲーム、携帯コンテンツビジネスといった事業戦略の推進において、さらなる進化・拡大を図るため、資本的に独立することが双方の企業価値の向上につながるという判断のもとに決議されたもの。しかしながらレッド・エンタテイメントは、資本的に傘下を離れた後も「『サクラ大戦』プロジェクトをはじめ、セガとは深遠なるシナジーを追求していく」としている。
またレッド・エンタテインメントは11月25日付で、これまで代表取締役会長を務めていた廣井照久(広井王子)氏が取締役会長に就任する他、セガ代表取締役の小口久雄氏、セガ取締役の菅野暁氏、セガコーポレート本部長の国広清隆氏らは、取締役を退任するなど、経営陣を新体制に変更した。
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