2005年12月2日（金）
クリエイターが語る舞台裏！「PSP＠三茶」第1回は『モンスターハンターポータブル』
都内「TSUTAYA 三軒茶屋店」の店内にて、12月1日にクリエイタートークイベント「PSP＠三茶」の第1回が開催された。
「PSP＠三茶」は、カルチュア・コンビニエンス・クラブが全国で展開しているゲーム販売店「Game TSUTAYA」と「電撃PlayStation」（小社刊）による共同イベント。12月中に発売されるPSP用ソフト4タイトルをテーマに、全4回開催される。
第1回目となる今回は、当日発売されたばかりのカプコンのPSP用ソフト『モンスターハンターポータブル』のプロデューサー・田中剛氏、ディレクター・一瀬泰範氏をゲストに迎え、「電撃PlayStation」編集長の倉西誠一を聞き役にトークが展開された。
発売当日のイベントということで、田中氏と一瀬氏は肩の荷が下りた様子で登場。田中氏は「よく開発が間に合ったなー、という感想です。といっても、この後も『モンスターハンター2（dos)』があるので、終わったという気がしないんですよね」と心境を語った。シリーズの次回作となる『モンスターハンター2』は、2006年2月16日に発売されるとのことだ。
一方の一瀬氏は、今作が初めてディレクターを務めた作品ということで、「とにかく感動しています。秋葉原に販売状況を確かめにいったんですが、みんな買ってくれていて“しめしめ”という気持ちです（笑）」と話していた。
ソフトの完成後ということもあり、トークは自然と開発中のエピソードに発展。『モンスターハンターポータブル』の開発期間は実質10カ月間ほどということで、とにかくタイトなスケジュールで開発が進められていたとのこと。田中氏によると、「形自体は早い段階からできていたんですが、僕が通信機能を使って4人で遊べなきゃダメだよ！ って言ったところから一気に大変になりました」という経緯があったという。これに対して一瀬氏は、「PSPに『モンスターハンター』を移植するというだけでもすごいんですが、『モンスターハンターG』でできることはすべて入ってると雑誌に書かれちゃいまして。少しくらい要素を減らしてもいいかと思ったんですが、田中さんに「ダメッ」て言われました（笑）」とコメントし、笑いを誘った。
トークイベントでは、一瀬氏による『モンスターハンターポータブル』の見どころ紹介も。今作では、携帯ゲーム機向けということで、シングルプレイ時に楽しめる「アイルーキッチン」や「ココット農場」といった要素が新たに盛り込まれている。これらの要素は、『モンスターハンターポータブル』の開発者たちに任天堂の『どうぶつの森』のファンが多く、村での生活が充実するような要素が欲しいということで導入されたとのことだ。
シングルプレイはもちろん、PSPの通信機能を使ってネットワークゲームが簡単に楽しめる『モンスターハンターポータブル』。カプコンからこれまでに発売されたPS2向けネットワークゲームは、多くのユーザーに支持されているが、ネットワークゲームというジャンルではなく“アクションゲームとして楽しめる”というコンセプトで開発しているからだと田中氏は言う。
「1人でプレイしていて、他のだれかと一緒に遊びたいと思えるゲームを目標に開発しています。その方が考え方としてポジティブじゃないですか。だから、今作でいえばアイルーキッチンで“アイルー”を解雇したらすごいことになったりするような、ネットで遊ぶだけなら必要ない部分を大事にしています」と、田中氏ならではのネットワークゲームの開発論を展開していた。
最後に2人は、「第1作の『モンスターハンター』は、おもしろさがわかる人にはわかるタイトル。『モンスターハンターポータブル』は、より間口が広がり、ユーザーを選ばずに楽しめるタイトルになっています。携帯ゲーム機ということで、“こんなゲームがあるんだよ”と近くの友だちに見せてくれたらうれしいです（田中氏）」、「『モンスターハンターポータブル』は移植タイトルですが、シリーズのファンでも新鮮な驚きがあるようにいろいろな部分を新しくしています。特にアイルーキッチンは“できるだけ愛らしい演出に”と気をつけているので、注目してください」とそれぞれコメントし、イベントを締めくくった。
発売直後ならではのトークが飛び出した、第1回「PSP＠三茶」。12月10日には、『METAL GEAR ACID2』をテーマにコナミの野尻真太氏が出演する第2回が開催されるので、近くに住んでいる人はお見逃しなく！
『モンスターハンターポータブル』をテーマに、プロデューサーの田中氏（写真上）、ディレクターの一瀬氏（写真中央）が出演した第1回「PSP＠三茶」。
会場となったTSUTAYA 三軒茶屋店の店内には、『モンスターハンターポータブル』特設コーナーが作られていた。
・第2回『METAL GEAR ACID2』
【実施日時】2005年12月10日14：00～
【出演者】コナミ 野尻真太氏
・第3回『僕の私の塊魂』
【実施日時】2005年12月17日14：00～
【出演者】ナムコ 原敏也氏
・第4回『バイトヘル2000』
【実施日時】2005年12月22日18：00～
【出演者】SCE 藤澤孝史氏/ピエール瀧氏
※開催する回によっては、入場整理券を配布する場合があります。整理券についてはTSUTAYA三軒茶屋店までお問い合わせください。
▼『モンスターハンターポータブル』
■メーカー：カプコン
■対応機種：PSP
■ジャンル：ACT
■発売日：発売中(2005年12月1日)
■価格：5,040円(税込)
※TSUTAYA onlineの販売価格：4,536円(税込)
■『モンスターハンターポータブル』の購入はこちら
TSUTAYA online
「PSP＠三茶」は、カルチュア・コンビニエンス・クラブが全国で展開しているゲーム販売店「Game TSUTAYA」と「電撃PlayStation」（小社刊）による共同イベント。12月中に発売されるPSP用ソフト4タイトルをテーマに、全4回開催される。
第1回目となる今回は、当日発売されたばかりのカプコンのPSP用ソフト『モンスターハンターポータブル』のプロデューサー・田中剛氏、ディレクター・一瀬泰範氏をゲストに迎え、「電撃PlayStation」編集長の倉西誠一を聞き役にトークが展開された。
発売当日のイベントということで、田中氏と一瀬氏は肩の荷が下りた様子で登場。田中氏は「よく開発が間に合ったなー、という感想です。といっても、この後も『モンスターハンター2（dos)』があるので、終わったという気がしないんですよね」と心境を語った。シリーズの次回作となる『モンスターハンター2』は、2006年2月16日に発売されるとのことだ。
一方の一瀬氏は、今作が初めてディレクターを務めた作品ということで、「とにかく感動しています。秋葉原に販売状況を確かめにいったんですが、みんな買ってくれていて“しめしめ”という気持ちです（笑）」と話していた。
ソフトの完成後ということもあり、トークは自然と開発中のエピソードに発展。『モンスターハンターポータブル』の開発期間は実質10カ月間ほどということで、とにかくタイトなスケジュールで開発が進められていたとのこと。田中氏によると、「形自体は早い段階からできていたんですが、僕が通信機能を使って4人で遊べなきゃダメだよ！ って言ったところから一気に大変になりました」という経緯があったという。これに対して一瀬氏は、「PSPに『モンスターハンター』を移植するというだけでもすごいんですが、『モンスターハンターG』でできることはすべて入ってると雑誌に書かれちゃいまして。少しくらい要素を減らしてもいいかと思ったんですが、田中さんに「ダメッ」て言われました（笑）」とコメントし、笑いを誘った。
トークイベントでは、一瀬氏による『モンスターハンターポータブル』の見どころ紹介も。今作では、携帯ゲーム機向けということで、シングルプレイ時に楽しめる「アイルーキッチン」や「ココット農場」といった要素が新たに盛り込まれている。これらの要素は、『モンスターハンターポータブル』の開発者たちに任天堂の『どうぶつの森』のファンが多く、村での生活が充実するような要素が欲しいということで導入されたとのことだ。
シングルプレイはもちろん、PSPの通信機能を使ってネットワークゲームが簡単に楽しめる『モンスターハンターポータブル』。カプコンからこれまでに発売されたPS2向けネットワークゲームは、多くのユーザーに支持されているが、ネットワークゲームというジャンルではなく“アクションゲームとして楽しめる”というコンセプトで開発しているからだと田中氏は言う。
「1人でプレイしていて、他のだれかと一緒に遊びたいと思えるゲームを目標に開発しています。その方が考え方としてポジティブじゃないですか。だから、今作でいえばアイルーキッチンで“アイルー”を解雇したらすごいことになったりするような、ネットで遊ぶだけなら必要ない部分を大事にしています」と、田中氏ならではのネットワークゲームの開発論を展開していた。
最後に2人は、「第1作の『モンスターハンター』は、おもしろさがわかる人にはわかるタイトル。『モンスターハンターポータブル』は、より間口が広がり、ユーザーを選ばずに楽しめるタイトルになっています。携帯ゲーム機ということで、“こんなゲームがあるんだよ”と近くの友だちに見せてくれたらうれしいです（田中氏）」、「『モンスターハンターポータブル』は移植タイトルですが、シリーズのファンでも新鮮な驚きがあるようにいろいろな部分を新しくしています。特にアイルーキッチンは“できるだけ愛らしい演出に”と気をつけているので、注目してください」とそれぞれコメントし、イベントを締めくくった。
発売直後ならではのトークが飛び出した、第1回「PSP＠三茶」。12月10日には、『METAL GEAR ACID2』をテーマにコナミの野尻真太氏が出演する第2回が開催されるので、近くに住んでいる人はお見逃しなく！
『モンスターハンターポータブル』をテーマに、プロデューサーの田中氏（写真上）、ディレクターの一瀬氏（写真中央）が出演した第1回「PSP＠三茶」。
会場となったTSUTAYA 三軒茶屋店の店内には、『モンスターハンターポータブル』特設コーナーが作られていた。
データ
■「PSP＠三茶」開催スケジュール・第2回『METAL GEAR ACID2』
【実施日時】2005年12月10日14：00～
【出演者】コナミ 野尻真太氏
・第3回『僕の私の塊魂』
【実施日時】2005年12月17日14：00～
【出演者】ナムコ 原敏也氏
・第4回『バイトヘル2000』
【実施日時】2005年12月22日18：00～
【出演者】SCE 藤澤孝史氏/ピエール瀧氏
※開催する回によっては、入場整理券を配布する場合があります。整理券についてはTSUTAYA三軒茶屋店までお問い合わせください。
▼『モンスターハンターポータブル』
■メーカー：カプコン
■対応機種：PSP
■ジャンル：ACT
■発売日：発売中(2005年12月1日)
■価格：5,040円(税込)
※TSUTAYA onlineの販売価格：4,536円(税込)
■『モンスターハンターポータブル』の購入はこちら
TSUTAYA online
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■関連サイト
・『モンスターハンターポータブル』公式サイト
・カプコン
・TSUTAYA online