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2005年12月8日(木)

SCE、オランダの開発会社「GuerrillaB.V.」を買収。現在PS3、PSP用ソフトを制作

 SCEの欧州・PAL地域を統括するSCEヨーロッパは本日12月8日、オランダのゲームソフト開発会社「Guerrilla B.V.(以下、Guerrilla)」を12月7日付けで買収したことを明らかにした。

 Guerrillaは、2004年に欧米で発売(日本では2005年10月27日に発売)され、全世界で200万本のセールスを記録したPS2用ソフト『Killzone』の制作を担当した開発会社。2004年3月よりSCEとゲームソフトウェア開発に関する独占契約を締結していたが、今回SCEの日米欧のソフトウェア制作部門を統合する「SCEワールドワイド・スタジオ」の強化・拡大を目的に買収される運びとなった。
 現在Guerrillaでは、次世代ゲーム機PS3向けに『Killzone』の続編タイトル、PSP向けに『Killzone』の世界観を踏襲した新タイトルの開発が進められているとのことだ。

 SCEワールドワイド・スタジオのプレジデント フィル・ハリソン氏は、今回の買収について「ソフト開発において優れた制作力、技術、才能を兼ね備えているGuerrillaは、SCEのスタッフと共に長年に渡って魅力的なゲーム制作に携わっており、今回「プレイステーション」ファミリーの一員となったことを心よりうれしく思っています。このような強力な開発スタジオを得たSCEワールドワイド・スタジオは、来年発売を予定しているPS3に向けて準備を行うべく、より一層のソフトウェアラインナップ強化を図ると共に、PS3、PSPがもたらすエンタテインメントの可能性を最大限に引き出してまいります」とコメントしている。


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