米Immersionとの特許訴訟でSCE、SCEAにゲーム機販売差し止め命令
米カリフォルニア州オークランドの連邦地方裁判所は3月24日(現地時刻)、米Immersionが起こしていたPSとPS2用コントローラーにおける振動技術の特許権侵害をめぐる訴訟について、SCEとソニー・コンピュータエンタテインメント アメリカ(SCEA)に米国でのPS、PS2の販売差し止めと、約9,070万ドル(約96億円)の損害賠償を命じる判決を下した。
この訴訟は、2002年にゲームパッドやジョイスティックの開発メーカーである米Immersionが、SCEやSCEA、米マイクロソフトを相手取って起こしたもの。コントローラが振動するDUALSHOCK機能やその機能を使用したゲームソフトに対して、同社の持つ特許を侵害したと主張していた。
今回の判決では特許侵害訴訟の一環として、PS、PS2本体に加え、DUALSHOCK対応ゲームソフト47タイトルの販売差し止めも命じられているが、控訴することにより、販売差し止め命令が保留となり、ゲーム機の販売は継続されるという。
■関連サイト
・SCE
・ソニー・コンピュータエンタテインメント アメリカ(英文)
・Immersion(英文)