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2006年2月6日(月)

選ばれし6人が発売に先がけて『幻想水滸伝V』を体験!果たしてその感想は?

 2月4日、発売を間近に控えた同社のPS2用ソフト『幻想水滸伝V』の体験座談会がコナミ社屋で行われた。

 この体験座談会は、『幻想水滸伝V』の制作スタッフが公式サイトで展開しているブログ「KING BLOG」の中で持ち上がった特別企画。ブログの読者を対象に参加者を公募し、応募者の中からくりばらさん、谷口さん、つぎまつさんの男性3人、ヒロタさん、なつこさん、ゆみさんの女性3人の計6人が選出された。
 体験会は当日9:00~15:00にかけて実施され、参加者たちは実質4~5時間ほど本作をプレイ。ゲーム序盤のみではあったが、一足早く本作の魅力に触れることができたようだ。

 体験プレイ後の座談会には、参加者6名に加え、『幻想水滸伝V』の統括プロデューサーを務める松川智禎氏、ディレクターの崎山高博氏、アートディレクターの“KING”こと田中秀樹氏らが出席し、まずは参加者らにプレイした感想を聞く形でスタート。第一印象としては、「今日プレイしただけでは紋章や108星などの話が出てこなかったので、全部で何時間あるんだろうと思いました」、「これからどのようにストーリーが展開していくのかまだ予想できず、先が見えないので気になります」といった感想が述べられ、プレイした参加者らは皆、序盤からそのボリュームに圧倒されていたようだ。崎山氏によれば、会話の選択肢なども本作がシリーズ最多だそうで、シナリオもかなり作りこんでいるとのこと。「ストーリーに関してはストレートなものだとすぐに予想がついてしまうし、かといって奇抜なアイデアだけを導入しても人間の奥行きを感じられないインパクトだけのストーリーになるので、説明を多すぎず少なすぎず、いろいろな工夫を凝らしています。今日の体験会でのプレイ時間は、すごく短く見積もった総プレイ時間の割合から見てもおおよそ10分の1くらい(苦笑)。やり込み要素の制覇やすべてのテキストを見ようと思うと、プレイ時間は無限大です」と話していた。

 戦闘シーンに関しては、参加者から「通常戦闘はキャラクターの動きが滑らかで、テンポが良かった。同時に技を出したり、連続攻撃などがカッコよかった」という感想に加え、「敵キャラクターとの一騎打ちシーンに盛り込まれたボタン連打が新鮮だった」という意見も。田中氏によれば、戦闘シーンではキャラクターのカッコイイ動きやスピーディーな展開などを常に意識したとのこと。登場キャラクターたちの個性を戦闘シーンでも生かすために、戦闘開始モーションや武器のデザインにもこだわったそうで、「キャラクターを成長させると動きもさらにダイナミックで爽快なものになるので、そのあたりも注目してほしい」と語る。

 また、座談会でおおいに盛り上がりを見せたのは、登場キャラクターたちについての話題。参加者たちは実際にキャラクターの動きや声を見たり聞いたりするのは、もちろん今回が初めて。事前の情報で抱いていた印象とギャップがあったようで、「“ミアキス”の話し方が超個性的で驚いた」、「主人公である王子が体つきはがっしりしているのに、かわいらしい部分も持っていたり、何度も印象が変わった」といった感想が寄せられた。一方、田中氏や崎山氏ら開発スタッフ側には「このキャラクターはこういう風に思ってほしい」という意図や策略があったようで、この話題は非常に興味深い内容だった様子。アフレコ収録現場でのやり取りや、プロモーションムービーではポイントとなるシーンをカットするなど、キャラクター作りや見せ方についての裏話を披露してくれた。

 ゲームをプレイしたユーザーと開発スタッフが直接意見交換を行うという、新たな試みとなった今回のイベント。参加者たちは全員口をそろえて「発売日が待ち遠しい」と話していただけに、プレイできる日を心待ちにしているファンは期待していよう。



事前に『幻想水滸伝V』の良さを体験してもらおうという趣旨で、「KING BLOG」の読者を対象に行われたこの体験座談会。当日午前中から行われた体験会では、参加者たちが集中して最新作をプレイ。

体験会に続いて行われた座談会の冒頭では、統括プロデューサーの松川氏が挨拶。「2月23日には、PSP版『幻想水滸伝 I&II』と『幻想水滸伝V』が発売。今年度の締めくくりとなるので、がんばっていきたいと思っています」と挨拶。

プレイしてみての感想を尋ねられた参加者らの第一声は、やはり「先が気になります!」というもの(笑)。

座談会の進行役は、田中氏(左)と崎山氏(右)が担当。『幻想水滸伝V』の開発秘話や工夫点なども話してくれた。

参加者たちはこれまでのシリーズタイトルに登場したキャラクターの過去や行く末が気になるようで、思い入れのあるキャラクターに関するさまざまな質問も。最初は緊張していた参加者たちも、コアなファンならではの話題を中心に座談会は終始和やかな雰囲気で進められた。

座談会が終わったあとも、ポスターを囲んでキャラクターやストーリーについて話しあっていた参加者たち。序盤をプレイしてしまっただけに、なおさら発売日が待ちきれない様子だった。


データ

▼『幻想水滸伝V』
■メーカー:コナミ
■対応機種:PS2
■ジャンル:RPG
■発売日:2006年2月23日
■価格:通常版 7,329円(税込)/限定版 9,429円(税込)
※プレイステーション・ドットコム・ジャパンの販売価格:通常版 6,596円(税込)/限定版 8,486円(税込)
※Amazonの販売価格:通常版 6,230円(税込)
※TSUTAYA onlineの販売価格:通常版 6,596円(税込)/限定版 8,486円(税込)

■『幻想水滸伝V』通常版の購入はこちら
プレイステーション・ドットコム・ジャパン
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■『幻想水滸伝V』限定版の購入はこちら
プレイステーション・ドットコム・ジャパン
TSUTAYA online

■関連サイト
「KING BLOG」
『幻想水滸伝V』公式サイト
『幻想水滸伝』シリーズ公式サイト
コナミ