CEROのレーティング制度が3月1日をもって変更。18才未満への販売禁止区分を新設
社団法人コンピュータエンターテインメント協会(以下、CESA)は本日2月17日、特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構(以下、CERO)のレーティング制度の見直しを受けて、18才未満の購入者への販売を禁止する年齢区分を設けることを明らかにした。
これまでCEROは「18才以上対象」としてきた年齢区分に関し、販売店に自主規制への協力を要請して、過度に性的、暴力的なゲームソフトが青少年に渡らないように対応してきたが、今回のレーティング制度見直しでは、“販売自粛”からさらに厳しく“販売禁止”に対応を強化。これにより、年齢区分呼称が「A:全年齢対象」、「B:12才以上対象」、「C:15才以上対象」、「D:17才以上対象」、「Z:18才以上のみ対象」の5種類に改定された。
これを受けCESAは、CEROと販売店の3者間による協議の結果、以下の販売自主規制を実施する。
■「Z:18才以上のみ対象」の区分を、CESAでは販売店各社に18才未満への販売を禁止するよう要請する。
■現状の「18才以上対象」ソフトの再審査をCESAからソフトメーカーに要請し、新レーティング制度との統一を推進していく。
■新レーティングに基づく販売方法への切り替えの期日を、5月31日として対応していく。
※新旧のレーティング制度を一本化し、期日中に現状の「18才以上対象」ソフトの自主規制を切り替える。
なお、新しいCEROのレーティング制度の審査適用開始時期は、3月1日を予定。新レーティング制度で区分されたソフトは、5月ごろから順次発売される見込みとのことだ。
■関連サイト
・CESA ニュースリリース(pdf)
・社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
・コンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)