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2006年3月10日(金)

『FFXIアトルガンの秘宝』続報!皇都で勃発する市街戦「ビシージ」が新たに判明

 スクウェア・エニックスは、4月20日に発売を予定しているMMORPG『FINAL FANTASY XI』の拡張ディスク第3弾『アトルガンの秘宝』の続報を公開した。

 今回は、新エリア「ワジャーム樹林」のスクリーンショットに加えて、アトルガン皇国の首都・アルザビで発生する市街戦「ビシージ」についての情報が判明。以下にその内容をお伝えしていこう。

●ワジャーム樹林〔Wajaom Woodlands〕
 皇都西部を覆う広大な森で、「ワジャーム」とはアトルガン語で「豊穣なる」という意味を持つ。北部バフラウ段丘と合わせて形成される大雨緑樹林帯には、巨大な巣を作る蜂や高速翼で滞空する鳥などが存在。以前は、皇国軍の築いた監視塔と巡視隊の林道パトロールによって安全を保っていたが、防衛戦の崩壊した現在、その林道は皇都侵攻のルートとしてマムージャ軍が利用しているようだ。



●皇都・アルザビでの市街戦「ビシージ」
 「ビシージ」とは「篭城戦」という意味だが、アトルガン皇国では蛮族軍が皇都まで侵入した際の「市街戦」を含む「防衛戦」の総称となっている。
 蛮族軍侵入の際に皇国軍より第一級戒厳令が発令されると、現地で戦える者は強制的に徴用され、皇国軍とともに皇都アルザビ防衛の任務に就く。皇都の塁壁防衛ラインは度重なる蛮族の襲撃によってすでに寸断されているため、防衛戦は人民街区を戦場とした激しい「市街戦」が中心になるという。

 蛮族軍の目的は、「封魔堂」という施設に安置されている「魔笛」の奪取。アストラル界より無限エネルギーを引き出すと伝えられる魔笛は、蛮族、アトルガン皇国ともに存亡に関わる重要なものであるらしい。冒険者たちは、蛮族軍の侵攻から封魔堂のカギを握る重要人物「五蛇将」を護衛し、皇都を守ることとなる。



<友軍 [Besieged Allies]>
 「ビシージ」には、「傭兵」である冒険者の他にも、味方の将兵が友軍や援軍として参戦。下記にその一部を紹介していこう。

・義勇兵 [Volunteer Soldiers] ・皇国兵 [Imperial Soldiers]
 皇都の住民から募った兵士。自分たちの暮らす町を自分たちの手で護ろうとしており、士気は高い。しかしながら、正規の訓練を受けておらず、防具も完全ではないため、乱戦になると崩れやすい。  アトルガン皇国における正規軍の兵士。軍から高性能の武器と防具を支給されており、訓練も行き届いている。中には、停滞している東方戦線から送られてきた歴戦の勇士も混じっているようだ。


・不滅隊隊士 [The Immortals]
・五蛇将 [Serpent Generals]
 宰相直属となる特殊部隊のエリート隊員。本来の任務は、聖皇の警護と治安維持だが、ある一定の条件下で参戦する。厳しい訓練を積んだ青魔道士たちで構成され、防衛軍の指揮・督戦や後方支援で活躍する。  聖皇より皇都防衛を託された5人の将軍で、皇国のシンボルである火・水・土・風・天の蛇のふたつ名を名乗ることを許されている。それぞれ、「封魔堂」を開く鏡を分け持っており、戦局のカギを握る重要な存在だ。


・キキルン傭兵 [Qiqirn Mercenaries]/ゴブリン傭兵 [Goblin Mercenaries]

・キキルン傭兵
 傭兵が不足している時に、臨時で雇用される獣人兵。商人や職人から成る即席兵士のため強いとは言えないが、得意の弓やトラップを駆使して敵を翻弄する。

ゴブリン傭兵
 皇国が財政的に余裕がある時に、金で雇われるゴブリンの傭兵。各地の戦場を渡り歩いてきた戦争のプロであり、高い戦闘力を誇る。ただし、戦況によっては裏切ることも……。



<マムージャ蕃国軍〔Mamool Ja Savages〕>
 マムージャ蕃国軍は、蛮族にしては高い軍紀を誇る軍隊。各社会階級に分かれた市民たちには、それぞれ特定の軍役が課せられており、徹底して日夜訓練されている。しかしながら、階級闘争を避けるためか、各階級の兵士は自分の専門以外の戦闘スキルに関してほとんど学ぶ機会を与えられない。そのため、特殊な任務に就いている兵士を失ってしまうと補充が容易ではなく、即応力を失って思わぬ弱点を露呈してしまうこともあるようだ。



・マムージャ戦士 〔Mamool Ja Fighter〕 ・マムージャ賢士 〔Mamool Ja Mage〕
 戦士階級に属するマムージャ。独特の形状の剣などで武装している。概して血の気が多く、その突破力には目を見張るものがあるが、持久戦は苦手なようだ。  賢士階級に属するマムージャ。非常に知能が高いため、参謀や軍医といった頭脳と魔法を要する軍務に就いている者が多い。四方に目を配ることができるため、戦場では兵士の指揮や治療に専念。


・ジズ 〔Ziz〕 ・プーク 〔Puk〕
 マムージャが使役している軍鳥。普段は補給物資の運搬に利用されているが、気性が荒く、敵軍に向けて意図的に放たれることもあるとか。丸呑みできるサイズの獲物に固執する傾向がある。  ドラゴンとヴァーミンの合成獣(キメラ)と見られ、別名「風竜」と呼ばれる小型の竜。言語を理解し、蕃国軍と契約して参戦することがあるらしい。高速飛行の特技を持つため、強行な偵察任務や風技を使用した敵の撹乱を得意とする。


<死者の軍団〔Undead Swarm〕>
 「死者の軍団」の編制は、ラミアら操る者と、不死の者(アンデッド)たちなどの操られる者しか存在しないため、非常に単純。ラミアに操られているアンデッドたちは、単体ではそれほど脅威に感じないが、損失を恐れない強引な人海戦術に苦戦をしいられることも……。



・ラミア 〔Lamia〕 ・メロー 〔Merrow〕
 死者の軍団を率いる合成獣人。個体数は多くないが、狡知に長けており、陽動作戦などで皇国軍を翻弄することも多い。戦場では常に後方に位置し、強力な魔法や強弓で敵を狙い撃ちにする。  ラミアの近縁種と思われる両棲の合成獣人。暗碧海を住処としているが、時にラミアの要請に応え、水死者のアンデッドを引き連れて参戦する。熟練の操舵手をも惑わせる美声を武器としている。


・クトゥルブ 〔Qutrub〕
・ドラウガー 〔Draugar〕
 ラミアに絶対忠誠を誓うアンデッド。人間的欲望を残している分、期待以上の力を発揮することもあるため、皇都攻略に用いられることが多い。必殺の短剣を持っている。  総身に操屍の呪紋を施された骸骨のアンデッドで、動けなくなるまで戦うことができるが、行動はきわめて単純。容易に補充できるので、時間稼ぎの囮として投入されることも多いようだ。



データ

▼『ファイナルファンタジーXI アトルガンの秘宝』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:PS2/PC(対応OS:Windows2000/XP)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■発売日:2006年4月20日
■価格:PS2版 4,179円(税込)/Windows版 オープンプライス
※『アトルガンの秘宝』は『FINAL FANTASY XI』の拡張データとなっており、本商品のみでは『FFXI』をプレイすることができない。

▼『プレイオンライン/ファイナルファンタジーXI オールインワンパック2006』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:PS2/PC(対応OS:Windows2000/XP)/Xbox 360
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■発売日:2006年4月20日
■価格:PS2版、Xbox 360版 8,190円(税込)/Windows版 オープンプライス
※『アトルガンの秘宝』拡張データに含まれる部分は、「プレイオンライン/ファイナルファンタジーXI」のディスクを持っていれば、『ジラートの幻影』、『プロマシアの呪縛』拡張データディスクをインストールしていなくてもプレイすることが可能。
※Xbox 360版をプレイするためには、マイクロソフトのオンラインゲームサービス「Xbox Live」(「シルバーメンバーシップ」は無料)に加入する必要がある。

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■関連サイト
『ファイナルファンタジーXI アトルガンの秘宝』特設ページ
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