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2006年4月6日(木)

「Xboxメディアブリーフィング」で新事業本部長が日本新作タイトル群をアピール!

 本日4月6日、マイクロソフトは「東京国際フォーラム」にて今後の事業展開を紹介する「Xbox 360 メディアブリーフィング」を開催した。

 「Xbox 360 メディアブリーフィング」の司会進行を務めたのは、先日マイクロソフト Xbox事業本部長に就任した泉水敬(せんすい たかし)氏。泉水氏は就任の挨拶として、「マイクロソフトでは、2002年にXboxで日本のゲーム市場に参入して以来、日本での成功を確信してまいりました。私は、今年こそがその成功の足がかりになる年だと思っています。Xbox 360、そしてXbox Liveは、プラットフォームとして常に進化を続けていくことで、最高のゲーム環境を提供していきます。もちろん、ユーザーにとって重要なのは、最高のゲームコンテンツが供給されること。私はその点において、徹底して日本のユーザーに向けたコンテンツを提供していきます」と語り、現在発売されているXbox 360用タイトル25本、今夏までに発売が予定されているタイトル15本のラインナップを紹介した。

2005年12月~今夏発売予定のXbox 360用タイトルラインナップ
メーカー
ゲームソフト
発売日
AQインタラクティブ テトリス ザ・グランドマスターエース
12月10日
ナムコ RIDGE RACER 6
12月10日
エレクトロニック・アーツ FIFA 06ロード・トゥ・FIFAワールドカップ
12月10日
エレクトロニック・アーツ ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド
12月10日
マイクロソフト エブリパーティ
12月10日
マイクロソフト パーフェクトダーク ゼロ
12月10日
コーエー 真・三國無双4 Special
12月22日
ユービーアイソフト PETER JACKSON’S キング・コング オフィシャル ゲーム オブ ザ ムービー
12月22日
テクモ DEAD OR ALIVE 4
12月29日
フロム・ソフトウェア エム~エンチャント・アーム~
1月12日
マイクロソフト PGR3 - プロジェクト ゴッサム レーシング 3 -
1月12日
ユークス レッスルキングダム
1月19日
エレクトロニック・アーツ NBAライブ06
1月19日
AQインタラクティブ 通信対戦麻雀 闘龍門
1月26日
マイクロソフト カメオ:エレメンツ オブ パワー
2月2日
エレクトロニック・アーツ タイガー・ウッズ PGA Tour 06
2月23日
ハドソン 天外魔境ZIRIA -遥かなるジパング-
3月23日
コーエー 真・三國無双4 Empires
3月23日
エレクトロニック・アーツ バーンアウト リベンジ
3月23日
エレクトロニック・アーツ ファイトナイト ラウンド 3
3月30日
タイトー Over G
3月30日
トミー ゾイドインフィニティ EX NEO
3月30日
コナミ ランブルローズダブルエックス
3月30日
ハムスター ザ・コンビニ 200X
3月30日
コナミ プロ野球スピリッツ 3
4月6日
スクウェア・エニックス 「プレイオンライン/ファイナルファンタジーXI」オールインパック2006
4月20日
マイクロソフト NINETY-NINE NIGHTS(N3)
4月20日
エレクトロニック・アーツ バトルフィールド2 モダンコンバット
4月27日
エレクトロニック・アーツ 2006 FIFA ワールドカップ ドイツ大会
4月27日
ナムコ LoveFOOTBALL 青き選手たちの軌跡
5月18日
ハドソン BOMBERMAN ~Act:Zero~
5月25日
セガ クロムハウンズ
6月29日
アイディアファクトリー スペクトラルフォース3 ~イノセント レイジ~
6月29日
ユービーアイソフト トム・クランシーシリーズ ゴーストリコン アドバンスウォーファイター
6月29日
AQインタラクティブ バレットウィッチ
2006年6月
グレフ 旋光の輪舞 Rev.X
2006年7月
フロンティアグルーヴ アクアゾーン(仮)
2006年7月
バンダイナムコゲームス ゼーガペイン XOR
2006年夏
カプコン デッドライジング
2006年夏
コナミ コール オブ デューティー2
2006年夏


 会場ではこれらタイトル群の中から『NINETY-NINE NIGHTS(N3)』や『コール オブ デューティー 2』、『クロムハウンズ』などのムービーが公開。リアルに表現されたグラフィックの美しさが目立っていた。

 続いて泉水氏は、アディダスとのコラボレーションによるXbox 360特別パッケージ「Xbox 360 Blue Limited Edition:2006 FIFA WORLD CUP 公式家庭用ゲーム機」の発売、Xbox 360用ソフト『2006 FIFA ワールドカップ ドイツ大会』のゲーム大会「Xbox Cup 2006」の開催、そして昨夜東京ドームで行われた「Xbox Night」といった各種プロモーション活動について言及。各プロモーションを通じてスポーツの楽しさを伝えていきたいとしたうえで、本日発売された『プロ野球スピリッツ3』、4月27日発売予定の『2006 FIFA ワールドカップ ドイツ大会』、5月18日発売予定の『LoveFOOTBALL 青き戦士たちの軌跡』などのスポーツゲームタイトルをアピールした。



 次に紹介されたのは、Xbox Liveの機能のひとつである「Xbox Liveマーケットプレース」。現在「Xbox Liveマーケットプレース」では、「Xbox Live アーケード」内のカジュアルゲームやXbox 360用ソフトの追加データ、新作予告編ムービーやデモ版といった関連コンテンツをダウンロード購入可能となっている。
 今後の展開としては、このサービスをさらに充実させていくとし、本日より提供が開始されたオリジナルビデオアニメ「鴉 -KARAS-」のムービーが上映された。



 「鴉 -KARAS-」は、タツノコプロが設立40周年を記念して制作しているオリジナルビデオアニメ。HDクオリティで描かれる美しいグラフィック、映像表現で、「東京国際アニメフェア 2006 第五回東京国際アニメアワード」のオリジナルビデオ部門優秀作品賞を受賞している。「Xbox Liveマーケットプレース」では、第1話のアバンタイトル(約8分のオープニングムービー)を無料で閲覧可能だ。



 また、「Xbox 360 メディアブリーフィング」では、Xbox 360の参入パブリッシャー、デベロッパーから、バンダイナムコゲームス 代表取締役副社長兼コンテンツ制作本部長の鵜之澤伸氏、ミストウォーカー代表の坂口博信氏、トライエース代表取締役の五反田義治氏、スクウェア・エニックス エグゼクティブプロデューサーの齊藤陽介氏、ゲームアーツ執行役員の上坂哲氏が登壇。現在、各社が開発しているXbox 360用ゲームソフトをそれぞれ紹介した。

バンダイナムコゲームス
「Xbox Live アーケード」
 バンダイナムコゲームスは、新規タイトルとしてXbox Liveの「Xbox Live アーケード」に『パックマン』と『ギャラガ』を提供することを発表。各タイトルのサービス開始時期などの詳細は未定だが、どちらのゲームにもXbox Liveの特徴をいかした全世界ランキングなどの新要素が盛り込まれるという。また、今後は完全新作タイトルの開発も視野に入れ、「Xbox Live アーケード」に積極的にタイトル提供を行っていくとのことだ。

『ゼーガペイン XOR』
 マイクロソフトとバンダイナムコゲームスがタッグを組んで贈る、メディアミックスプロジェクト「ゼーガペイン」。第1弾として本日からTVアニメが放映スタートする他、バンダイナムコゲームスが発行しているフリーペーパー「Side BN」でコミック連載、2006年夏にはXbox 360用ソフト『ゼーガペイン XOR』が発売される。
 『ゼーガペイン XOR』では、アニメとリンクするオリジナルストーリーが展開。鵜之澤氏によると、「せっかく次世代機でゲームを作るんだったら、Xbox 360らしい演出・映像表現を盛り込もうということで、“光”をテーマに「ゼーガペイン」の企画は始まりました」とのこと。Xbox 360の性能をいかした光源処理による美しい演出のロボットアクションが楽しめるようになっている。

『機動戦士ガンダム(仮)』
 人気アニメ「機動戦士ガンダム」をモチーフにしたFPSタイトル。プレイヤーは「一年戦争」に参加する1人の兵士となって、人間対人間、人間対モビルスーツ、モビルスーツ対モビルスーツの戦闘が体験できる。ゲームはミッション制となっており、さまざまな武器、モビルスーツや航空機などを使いこなし、与えられたミッションを遂行していく。本作はXbox Liveにも対応しており、ボイスチャットを使用したオンラインならではのマルチプレイヤーによるチーム戦が楽しめる。
 会場で上映されたムービーでは、陸上で戦っていた兵士がモビルスーツまでたどり着き、起動させて歩兵たちを倒していく姿を確認できた。

4月よりバンダイナムコゲームスの副社長となり、『パックマン』の曲とともに登場した鵜之澤氏(元バンダイ常務取締役)。会場では映像の上映はなかったが、人気TBL『カルドセプト』の新作タイトル『カルドセプト サーガ』がXbox 360用ソフトとして開発されていることも、鵜之澤氏より明らかにされた。

ミストウォーカー
 現在ミストウォーカーでは、Xbox 360用ソフトとして『ロストオデッセイ』、『ブルードラゴン』を開発中。坂口氏によると、夏までに『ロストオデッセイ』を形にして体験版を作成し、年末に『ブルードラゴン』を発売、2007年に入ってから『ロストオデッセイ』を発売するというスケジュールになっており、両タイトルとも制作作業は順調に進んでいるとのことだ。また、AQインタラクティブから発売予定のXbox 360用ソフト『CRY ON』は、上記2タイトルの発売後にリリースを予定しているという。

トライエース
 トライエースは、これまでに『スターオーシャン』シリーズや『ヴァルキリープロファイル』といった名作RPGを数多く世に送り出してきた開発会社。Xbox 360向けに開発されているソフトは、プロデューサーを五反田氏が担当するRPG作品となっている。タイトル名をはじめとする詳細は明らかにされなかったが、五反田氏は「これまでトライエースは、リアルタイムにこだわってRPGを開発してきました。今回もリアルタイムを特徴に、今までの作品を越えるような新しいRPGを目指します」と新作について語った。タイトルの発表は今年の夏ごろに予定しているとのことなので、ファンは楽しみに待っていよう。

スクウェア・エニックス&ゲームアーツ
 スクウェア・エニックスが今回の発表会で公開したタイトルは、「プロジェクト・シルフ」として開発が進められているSFシューティングゲーム。こちらも詳細は明らかにされなかったが、特別にデモムービーが用意されており、宇宙を舞台に戦う三人称視点の戦闘シーンが確認できた。
 発表会に出席したゲームアーツの上坂氏は、「ゲームアーツでは『シルフィード』や『ガングリフォン』といったSTGを開発してきましたが、“Xbox 360でゲームを作るならやっぱりSTGを”と思い、開発を決定しました。開発スタッフもみんなスペースコンバットシューティングが大好きで、われわれのシューティング魂とスクウェア・エニックスさんのドラマ性を融合していきたいと思います」とコメントした。


 数多くのタイトルが公開され、新たなXbox 360の可能性を見せた今回の「Xbox 360 メディアブリーフィング」。今後日本市場でのXbox 360の事業展開を背負うこととなる泉水氏は、「今日発表させていただいたタイトルは、ひとつひとつがすばらしいタイトルです。この他にも、世界中でさまざまなXbox 360のプロジェクトが動いています。現在北米ではXbox 360は成功を収めていますが、マイクロソフトは日本市場での成功がない限り、Xbox 360の真の成功はないと考えています。今後も日本での成功を最大の目標とし、さまざまな展開を行っていきます」と日本市場の重要性を語り、発表会を締めくくった。


データ

(C)サンライズ・プロジェクトゼーガ・テレビ東京
(C)2006 NBGI
(C)創通エージェンシー・サンライズ
(C)2005 タツノコプロ/鴉 -KARAS- 製作委員会

▼『ゼーガペイン XOR』
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:Xbox 360
■ジャンル:ACT
■発売日:2006年夏
■価格:未定

▼『機動戦士ガンダム(仮)』
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:Xbox 360
■ジャンル:STG
■発売日:未定
■価格:未定

▼『ブルードラゴン』
■メーカー:マイクロソフト
■対応機種:Xbox 360
■ジャンル:RPG
■発売日:2006年内
■価格:未定

▼『ロストオデッセイ』
■メーカー:マイクロソフト
■対応機種:Xbox 360
■ジャンル:RPG
■発売日:2007年
■価格:未定

▼『CRY ON』
■メーカー:AQインタラクティブ
■対応機種:Xbox 360
■ジャンル:A・RPG
■発売日:未定
■価格:未定

■関連サイト
バンダイナムコゲームス
ミストウォーカー
トライエース
スクウェア・エニックス
ゲームアーツ
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