セガが「ゲームクリエイター独立支援プログラム」を展開、中裕司氏代表の新会社設立

　セガは、同社内開発部門に所属するゲームクリエイターを支援する新たなプログラム「ゲームクリエイター独立支援プログラム」の立ち上げを明らかにした。

　このプログラムは、ゲームクリエイターが新たなチャレンジと可能性を追求するとともに、独自性や才能を重視したコンテンツ開発に専念できる仕組みづくりを目的としたもの。同社内開発部門から独立した開発会社を新設し、開発力の向上、開発機能の強化、人材確保などの促進を目指す。
　おもな支援内容については、独立開発会社への20%以下の出資、新会社への開発委託などが予定されており、その他の詳細に関しては今後モデルケースをもとに検討されるという。

　この「ゲームクリエイター独立支援プログラム」における試験的運用の一環として、6月1日にセガ R&D クリエイティブオフィサーの中裕司氏を代表とする新会社「プロペ」が設立される予定。セガでは今後、功績のあったゲームクリエイターを対象に、独立支援プログラムを段階的に立ち上げ、将来的には汎用的な導入を検討していくとしている。

データ

■「ゲームクリエイター独立支援プログラム」として設立される中氏の新会社 概要
・社名：株式会社プロペ(PROPE，Ltd.)
・設立：2006年6月1日(予定)
・所在地：港区浜松町(予定)
・代表者：中 裕司
・資本金：1千万円(セガ出資比率 10%)
・事業内容： 新しいエンタテイメントを追求し、世界に通用する独自性を持ったコンテンツづくりを目指すソフトメーカー。
※”PROPE”はラテン語で「すぐそばに/近い将来に」という意味を持つ。

■関連サイト
・セガ ニュースリリース(pdf形式)
・セガ
・プロペ