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2006年5月18日(木)

前回よりもさらに露出度がアップ!?OVA「今日の5の22学期」アフレコレポート

 6月23日にエイベックス・エンタテインメントから発売されるOVA「今日の5の2 2学期」のアフレコ収録が、都内のスタジオで行われた。

前列左から能登麻美子さん、門脇舞さん、桑島法子さん、高橋美佳子さん。後列左から神崎ちろさん、茅原実里さん、山本麻里安さん、植田佳奈さん、粕谷雄太さん。取材中も笑いが絶えず、出演声優さんたちの仲の良さがうかがえた。


 「今日の5の2」は、「ヤングマガジン」(講談社刊)で連載されていた桜場コハル氏原作のコミックをもとにしたアニメ作品。小学生のちょっとエッチな日常が描かれた本作は口コミなどで話題となり、コミックは累計20万部の大ヒットを記録している。

 OVA第2巻となる「1学期」は、前作「1学期」と同様に5話で構成されており、各話5~6分のオムニバス形式でエピソードを収録。中でも第5話「オサソイ」は、小学2年生時の“リョータ”と“チカ”が登場する完全オリジナルシナリオで、このOVAでしか見ることができない貴重なエピソードとなっている。

 本OVAの価格は、通常版が6,090円(税込)、特典を同梱した「スペシャルEdit.」が8,190円(税込)。「スペシャルEdit.」には、“相原カズミ”のイラストが入ったオリジナルジグソーパズルが同梱される。ここでしか手に入らない限定アイテムなので、ファンはぜひスペシャルEdit.を購入しておきたい。

 今回、電撃オンラインでは都内のスタジオで行われたアフレコ現場にお邪魔して、主要キャラクターを演じている桑島法子さん(佐藤リョータ役)、門脇舞さん(小泉チカ役)、高橋美佳子さん(浅野ユウキ役)、能登麻美子さん(相原カズミ役)、山本麻里安さん(平川ナツミ役)、植田佳奈さん(日高メグミ役)、茅原実里さん(河合ツバサ役)に作品の感想などをうかがった。

■まず最初に自分の演じているキャラクターと、今回の「2学期」ならではの見どころなどについて聞かせてください。

門脇舞さん(以下、門脇さん):“チカ”ちゃんは、“リョータ”くんとは「腐れ縁」という感じ。「ただのクラスメイトからステップアップするのかな?」という雰囲気もある微妙な間柄です。今回は、小学生なりの思い出話もあったり、全体的にちょっと深読みしちゃうシーンがかなり多くなっています。

桑島法子さん(以下、桑島さん):“リョータ”は、感受性が豊かな男の子。いろいろな女の子があらゆるシチュエーションに巻き込むんですけど、今回も唾を飲み込むような独特の間合いというか、ドキッとするような雰囲気を楽しんでいただければな、と思いながら演じました(笑)。“チカ”ちゃんと“リョータ”がメインのエピソードは、密度の濃いものになっているので、期待していてください!!

高橋美佳子さん(以下、高橋さん):“ユウキ”は、おしゃべりで噂好きで、元気で明るくてという、クラスに1人はいるような普通の女の子。意外に天然な部分も持っていて、ホントに親しみやすい性格の子ですね。今回の見どころは1巻と同様、学校での会話の中でちょっとずつ含まれてくるエッチなシーンみたいのがあるんですけど、なんとなく露出度上がったんじゃないかなっていう印象なので、ぜひ楽しみにしてください(笑)。

能登麻美子さん(以下、能登さん):“カズミ”ちゃんは、前回から捕らえどころがなく、よりうつろな目がバージョンアップしているような気がしました。前回と変わらずに“リョータ”くんをかじっていたりと……(笑)。よっぽどかじるのが好きなのかなと、相変わらず不思議な女の子だなという印象を受けました(笑)。

山本麻里安さん(以下、山本さん):“ナツミ”ちゃんは、運動神経抜群で「男の子よりも運動能力が高いんじゃないの?」っていうような女の子です。今回はスポーツするシーンはないのですが(笑)、給食でちょっとした騒ぎがあった時、友だちの汚れた服を洗ったりと“ナツミ”ちゃんがかなり迅速に対応していて、「意外とこの子はおっきくなったら肝っ玉母さんになるのかな」なんて思いながら演じていました。それぞれのキャラクターが楽しそうに動いている姿をぜひ見てください。

植田佳奈さん(以下、植田さん):“メグミ”は、ここぞというときにあまり強く出られないというか、女の子の登場キャラクターの中では、一番おとなしくて、おっとりしている子なんじゃないかなと思います。あと眼鏡っ子です。個人的に今回の“メグミ”の見どころを押すならば、“滴る雫”です(笑)。

茅原実里さん(以下、茅原さん):“河合ツバサ”くんは、ごくごく普通の小学生らしい小学生だと思います。“リョータ”と“コウジ”の3人でよくつるんでるんですけども、その2人がちょっといがみあった時に仲裁役に入れるような、優しいタイプの男の子で、今回も素直に演じました。

■皆さんが演じた中で、「これはちょっとおマセさんだなぁ」と思うシーンや印象的なシーンはありますか?

門脇さん:すごい他人事で申し訳ないんですけど、“リョータ”くんのシリアス顔になったときの「老いっぷり」が増したなっていうか(笑)。すごく強烈になっていたので、そこがきっと笑いどころかな(笑)。

桑島さん:今回もものすごく妄想がふくらんでしまうようなシーンが、ところどころにちりばめられているんですけど……。なぜかいつも保健室では露出しますね(笑)。

高橋さん:“ユウキ”はエッチな感じになっていないというか……。もちろんみんな、狙ってないのにそうなってしまうところがおもしろいです。“リョータ”くんを起こすときに、耳にフーっと息をかけていたり。お父さんを一発で起こす必殺技だって、本人は言ってるんですけど(笑)。

能登さん:“カズミ”は、1人違うベクトルをいっているような気がするので……。くすぐり合ったりするにもちょっとなまめかしいお顔をしていたりとか、「まぁ、小学生!?」と感じるシーンもありました。

山本さん:“ナツミ”ちゃんは、自分からけしかけるキャラではなく、「なんかいつの間にかそうなっちゃってたんだ」みたいなシーンがあるんです。第1作目では体操着姿だったんですが、あ、スク水もありましたね。今回は、また一枚布を脱ぎまして半裸状態で皆様の前にお目見えします。

植田さん:おマセなところは、下着だと思います。前回もそうですけど、みんなかわいい下着を着けているんですよね。「自分の子供の頃ってあんなお洒落しなかったなぁ」と思って、ちょっと大人びてというか、おマセなシーンかな、と思います。

茅原さん:おマセなシーンはですねぇ。絵がすばらしく綺麗で、すごくセクシーなお顔を見せていただいて……。そうですねぇ。顔かなぁ!(笑)

■桑島さんと茅原さんは男の子役を演じていますが、小学生男子を演じるにあたって気をつけたことはなんでしょうか?また、女の子役を演じた皆さんは、小学生男子に対するイメージなどを教えてください。

門脇さん:自分自身が小学生だった頃は、男の子と自然に話せたような思い出はあまりないんですよ。で、今回の内容で“リョータ”くんは、実は“チカ”より一枚うわてに妄想していて、小学生の男の子たちもいろいろ考えていたのかなと思ったりしました。「どういう風に話し掛けたらいいのかな」とか思っていた自分としては、ちょっと安心したというか。妄想されて安心したっていうのも変なんですけど(笑)。同じ目線の時に、もうちょっと分かってたらよかったなと思いました。

桑島さん:“リョータ”くんは、シリアスなおじさん顔から、子供みたいにぶうっと膨れたりなど、表情変化が激しい子なので、それに応じて反射的にとても楽しく演じました。この歳になってくると(笑)、自分の中になくなりかけているような気がするものを改めて「大事だな」と思ったりしましたね。

高橋さん:私が小学5年生の時の同級生の男の子は、そんなに仲良くはできなかったと思うんですね。でもこうやって今の私がアニメを見ていて「ああ、かわいらしいな」と思うのは、「私も大人になってしまったのかしら」と感じました。男の子たちはかわいくて元気で、見てて楽しい気持ちになります。

能登さん:女の子もみんなすごく魅力的ですが、私は男の子の方を見てると安心するというか……。ボールで遊んだりとか、給食の時間とか、そういうシーンを見てると子どもらしいまっすぐなところとかにホっとします(笑)。

山本さん:私は、小学校の頃は女の子より男の子と遊ぶ方が好きだったので、その時のことを思い出してみると、やっぱり男の子を「男」としては意識はしてなかったので、“ナツミ”ちゃんも、相手がたまたま女の子より男の子だったというところで、男の子と一緒に遊んでいると思うんですよ。なので、いつホントの「男」っていうものを意識しだすのかというところに、すごく興味があるなぁと思います。

植田さん:男の人っていつまでも少年っぽいところがあったりすると思うんですけど、私は昔からキラキラしている人を見ると、「うわっ、まぶしすぎて近寄れない」とか思っちゃうタイプで(笑)。もしかすると、もうちょっと年取ったら「かわいいな」とか思えるようになるかもしれないですね。

茅原さん:男の子を演じるにあたってイメージしたのは弟、そして自分の小学校時代の男の子でした。まだ純情無垢というか、何にも知らない中でいろんなものにドキドキする気持ちを素直に演じました。


「1学期」から若干ブランクがあいていたが、それを感じさせない和やかな雰囲気がうかがえた「今日の5の2 2学期」のアフレコ現場。ファンは発売を楽しみに待っていよう。

「スペシャルEdit.」に同梱されるオリジナルジグソーパズル。"相原カズミ"の特徴を端的に表現した(?)かわいらしいイラストだ。

(C)桜場コハル/「今日の5の2」製作委員会


データ

▼「今日の5の2 ②学期」
■発売元:エイベックス・エンタテインメント
■販売元:ハピネット・ピクチャーズ
■発売日:6月23日
■収録内容:
 1時間目「スーパーボール」
 2時間目「キセカエ」
 3時間目「カンサツニッキ」
 4時間目「エガオ」
 5時間目「オサソイ」
■価格:通常版 6,090円(税込)/スペシャルEdit.8,190円(税込)

【スタッフ】(敬称略)
 原作:桜場コハル(講談社刊「今日の5の2」)
 監督:則座誠
 脚本:おきつみき
 絵コンテ:山本友真矢
 作画監督:小島正士
 アニメーション制作:真空間
 製作:「今日の5の2」製作委員会

【キャスト】(敬称略)
 佐藤リョータ:桑島法子
 小泉チカ:門脇舞/紗綾(CHASE)
 浅野ユウキ:高橋美佳子
 相原カズミ:能登麻美子/留奈(CHASE)
 平川ナツミ:山本麻里安/梨央(CHASE)
 日高メグミ:植田佳奈
 今井コウジ:浅川悠
 河合ツバサ:茅原実里
 田村先生:檜山修之
 (※一部キャラクターに音声が2種類あり)

■美少女ゲーム・アニメの情報ページ
「G-net」

■関連サイト
オリジナルアニメ「今日の5の2」公式ホームページ
エイベックス・モード「今日の5の2」ホームページ