ポニーキャニオンは、現在放送中およびこの秋から始まるアニメ番組にスポットを当てたイベント「ぽにきゃん@あきはばら ~秋の新作収穫祭~」を、10月21日に秋葉原UDX内AKIBA_SQUAREの特設ステージで開催した。
約2時間45分に渡るイベントでは、番組別の声優トークショーや新作アニメのムービー上映、番組対抗お絵かき大会、ラジオ番組「PONY CANYON STYLE まるなび!?」のパーソナリティ・川澄綾子さんと能登麻美子さんによる生ライブが行われた。
●「ヤマトナデシコ七変化」
最初に行われたのは、毎週火曜日の深夜に放送中の超ビジュアル系アクションホラーコメディ「ヤマトナデシコ七変化」のトークショー。中学時代、好きな男の子に「ブスは嫌いだから」という理由で振られて以来、根暗な生活を送るヒロイン“中原スナコ”のちょっぴりアブない日常を描いた作品だ。会場のステージには、監督のワタナベシンイチ氏や“中原スナコ”役の高口幸子さんをはじめ、森久保祥太郎氏(“高野恭平”役)、野島裕史氏(“森井蘭丸”役)、山内悠椰氏(“遠山雪之丞”役)、中原麻衣さん(“笠原乃依”役)が登場し、番組の見どころなどを紹介。“スナコ”に「ブスは嫌いだから」と言い放つ男子生徒の声を、監督のワタナベ氏が担当したという裏話も飛び出した。また、番組内で毎回行われる一流のレディになるためのアドバイスコーナー「レディへの道」の「エンタまつり編」が行われ、出演者に安物と高級な香水を見分けるクイズを出題。男性声優さんがカツラをかぶって女装しながら解答する場面では、会場に大きな笑いが起きた。
●「ブラック・ブラッド・ブラザーズ」
続いて行われたのは、TOKYO MXテレビやキッズステーションで放送中のスタイリッシュヴァンパイアアクション「ブラック・ブラッド・ブラザーズ」のトークショー。進行は、公式サイトのWebラジオでパーソナリティーを務めている高橋美佳子さんと植田佳奈さんが担当し、永田亮子さん(“葛城ミミコ”役)、沢城みゆきさん(“カサンドラ・ジル・ウォーロック”役)、福山潤さん(“ゼルマン・クロック”役)がゲストとして登場。「音楽やグラフィックなどアニメならでは演出が施され、作品に厚みが増していると思います。原作は読んだけどアニメは見てないという人も、ぜひ一度見てみてください!(永田さん)」、「戦闘やアクションシーンがふんだんにあって、とにかくかっこいい。メインだけでなくワキ役のベテラン声優さんも非常に個性的で役にピッタリはまっていたりと、いろいろな部分で楽しめるアニメです(福山さん)」と、「ブラック・ブラッド・ブラザーズ」の魅力について熱く語った。
●「ウィンターガーデン」&「ローゼンメイデン・オーベルテューレ」
「ウィンターガーデン」からは、“でじこ”役の真田アサミさんと“ぷちこ”役の沢城みゆきさんが登場。「ウィンターガーデン」は、人気ギャグアニメ「デ・ジ・キャラット」のキュートな毒舌ヒロイン“でじこ”が成長して登場する甘く切ないラブストーリー。“でじこ”役の真田アリサさんが、「今作では“でじこ”が「にょ!」って言わないんですよ~。目からビームも出しません」と明かすと、会場からはどよめきが! 真田さんも成長した“でじこ”に思いのほかとまどったようで、「前作とのギャップが結構大きくて最初はとまどいました。なにせ、アイデンティティーの喪失から始まったわけですから(笑)。でも、もともと“でじこ”が持っている「まっすぐさ」はそのままだったので、最終的には素直に演じることができました(真田さん)」と心の内を明かした。
また、真田さんと沢城さんが出演する人気アニメ「ローゼンメイデン」シリーズの最新作「ローゼンメイデン・オーベルテューレ」についても言及され、19世紀が舞台であることや、今作では“真紅”が主人公ではないことなどが発表された。なお、両番組とも放送日時は未定とのことなので、ファンは首を長くしながら続報を待とう。
●「僕等がいた」
トークショーの最後に登場したのは、さわやかで透明感あふれる純愛模様が人気のアニメ「僕等がいた」のメインヒロイン“高橋七美”役のささきのぞみさん。今作が声優デビューとなり、イベントに参加するのも初めてというささきのぞみさんだったが、「初収録の時にどれがマイクなのかわからなかった」というエピソードや、「声優になる前は、受付嬢や神社の巫女さんをしていた」という驚きの過去を披露。観客から大きな声援を受けていた。また、自身がボーカルを担当するエンディングテーマ「二人の季節が」の生ライブも行い、会場を盛り上げた。
声優トークショーが終わると、「プリンセス・プリンセス」や「kanon」など人気アニメのプロモーションムービーが、ステージ上の大型モニターで次々と展開。来年1月開始予定の新作アニメ「ヴィーナス・ヴァーサス・ヴァイアラス」や「月面兎兵器ミーナ」のムービーも上映された。「ヴィーナス・ヴァーサス・ヴァイアラス」は、「月刊 電撃コミックガオ!」(メディアワークス刊)で人気連載中の鈴見敦氏原作コミックをアニメ化した作品。また「月面兎兵器ミーナ」は、昨年フジテレビ系で放送され人気を博したドラマ「電車男」のオープニングムービーから生まれたという異色作だ。
続いて、トークショーを行った声優たちによるお絵かき大会「アキバマスター決定戦」が行われ、森久保祥太郎氏、永田亮子さん、真田アサミさん、ささきのぞみさんが参加。4人は、「つくばエクスプレス」やドン・キホーテのマスコット「ドンペン」など秋葉原にまつわるキャラクターを熱心にスケッチブックへ描いていた。ちなみに優勝者は、学生時代は美術科だったというささきのぞみさん。ささきさんには、賞品として秋葉名物「おでん缶」の詰め合わせが贈られた(笑)。
最後は、毎週火曜日25:00から文化放送で放送中のラジオ番組「PONY CANYON STYLE まるなび!?」のパーソナリティー・川澄綾子さんと能登麻美子さんが登場。12月20日に発売される番組のOP曲「Scoop!!」とED曲「7 days after」のプロモーションビデオ撮影時のことについてふれ、「今回のPVは日常生活がモチーフになっていて、料理を作ったり、ベッドで寝ころんだりして楽しかったです(能登さん)」、「すごく凝った作りになっていて、撮影していて驚きました(川澄さん)」とそれぞれ感想を語った。
トークが終わると、本邦初公開となるPV映像の一部が大型モニターに流れ、いよいよふたりの生ライブがスタート。川澄さんと能登さんに観客から大声援が送られ、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。
なお、ポニーキャニオンは今回イベント内で紹介された作品が描かれたタペストリーに、出演声優全員のサインを入れて抽選で1名様にプレゼントするキャンペーンを実施。募集の詳細はポニーキャニオン公式サイト内の
エンタマページにて11月1日ごろに公開されるとのことなので、お宝タペストリーが欲しいという人は忘れずにチェックしておこう。
カツラをかぶって大はしゃぎする「ヤマトナデシコ七変化」の男性声優陣。みんな「気持ち悪い~」と言いつつノリノリだった。
「ブラック・ブラッド・ブラザーズ」のコーナーでは、公式サイト内のWebラジオコンテンツ「こちらオーダー・コフィン・カンパニー」の「エンタマ出張版」という形式でトークが展開。
イベント初経験ということもあり、終始緊張気味のささきのぞみさんだったが、ライブでは美しい歌声を披露してくれた。
新作アニメ紹介コーナーでは、「ヴィーナス・ヴァーサス・ヴァイアラス」と「月面兎兵器ミーナ」のムービーがお目見え。
お絵かき大会では、森久保祥太郎氏が怪作を連発!? 会場は爆笑の渦に包まれた。
生ライブで美声を披露してくれた川澄綾子さんと能登麻美子さん。男性客から一際大きい声援を受けていた。
(C)PONY CANYON INC.
データ
▼「ヤマトナデシコ七変化」
【放送局】テレビ東京(毎週火曜25:30~)/テレビ大阪(毎週火曜26:05~)/テレビ愛知(毎週火曜28:28~)/AT-X(毎週月曜14:00~、24:00~、毎週木曜10:00~、21:00~)
▼「ブラック・ブラッド・ブラザーズ」
【放送局】TOKYO MX(毎週金曜23:30~)/キッズステーション(毎週金曜24:30~)/テレビ神奈川(毎週月曜23:00~)
※BIGLOBEストリームで無料配信中(毎週火曜15:00に更新)
▼「僕等がいた」
【放送局】TOKYO MX(毎週水曜18:30~)/テレ玉(毎週金曜26:00~)/チバテレビ(毎週木曜26:25~)/KBS東京放送(毎週月曜26:00~)/岐阜放送(毎週火曜24:15)/北海道放送(毎週金曜27:20~)/TeNYテレビ新潟(毎週月曜15:50~)/キッズステーション(毎週土曜21:30~)
▼「PONY CANYON STYLE まるなび!?」
【放送日時】毎週火曜25:00~25:30(AM1134kHz)/毎週金曜21:00~21:30(BSQR 489ch)
■関連サイト
・「ヤマトナデシコ七変化」公式サイト
・「ブラック・ブラッド・ブラザーズ」公式サイト
・「ウィンターガーデン」公式サイト
・「ローゼンメイデン・オーベルテューレ」公式サイト
・「僕等がいた」公式サイト
・「PONY CANYON STYLE まるなび!?」公式サイト
・ポニーキャニオン