News

2006年2月10日(金)

「AOGC2006」、マイクロソフト・鶴淵氏が生まれ変わった「XboxLive」の魅力を紹介

 昨日2月9日と本日2月10日の2日間にわたって開催されている国際オンラインゲーム・カンファレンス「アジアオンラインゲームカンファレンス(AOGC) 2006」。2日目となる本日10:00より、マイクロソフト Xbox事業本部の鶴淵忠成氏によるセッション「人と人とを繋ぐ Xbox Live」が行われた。

 このセッションは、Xboxおよび、Xbox 360向けに提供されているオンラインサービス「Xbox Live」の紹介を中心に進行。デモ画面などを用いて、Xbox 360の登場によって新たに生まれ変わった「Xbox Live」の特徴、ユーザー同士のコミュニケーション機能などが詳細に説明された。

 新たな「Xbox Live」では、他のプレイヤーの対戦を観戦することができたり、公式サイト「Xbox.com」と連携し、ユーザー同士の情報交換や友だち探しが簡単に行えるといった機能が追加されている。鶴淵氏によると、従来の「Xbox Live」との大きな違いは、“対戦”を主体としたサービスから、ユーザー間の“コミュニティ”を主体にしたサービスに移行した点とのこと。ユーザー同士のコミュニティにおいて核となる「ゲーマープロフィール」には、自分のゲーマータグをはじめ、これまでにプレイしたゲームの進み具合、ゲームの腕前がわかる「実績」、ゲームプレイスタイルを表現する「ゲーマーゾーン」など、自分の個性をアピールしたり、他のプレイヤーと自分を比較したりして、自分に最適な対戦相手や仲間を見つけることが可能となっている。
 鶴淵氏は、「ゲーマープロフィール」ではただメッセージを送るだけでなく、相手と直接やり取りがなくてもゲームを通じて接点が生まれ、気軽にコミュニケーションを取ることができると話していた。
 さらに「シルバー メンバーシップ」、「ゴールド メンバーシップ」といったメンバーシップ制の導入により、基本サービス利用料の無料化、保護者設定を導入し、未成年ユーザー向けの安心な環境の提供、クレジットカードを必要としないサインアップなどを実現。敷居を下げることで利用者数の拡大を図っているという。

 また、Xbox 360発売より導入された新サービス「Xbox Liveマーケットプレース」についても詳細にわたって説明された。
 「Xbox Liveマーケットプレース」は、「Xbox Live アーケード」内のカジュアルゲームやXbox 360用ソフトの追加データ、新作予告編ムービーやデモ版といった関連コンテンツを「マイクロソフトポイント」でダウンロード購入できるサービスで、セッションでは本サービスの利用状況なども明らかに。資料によると、本サービスの利用状況は、発売日より累計22万ダウンロードを記録。「Xbox Live」加入者における「Xbox Liveマーケットプレース」の利用は定着しており、好評を博しているという。
 さらに、「Xbox Liveマーケットプレース」では、ゲームソフト発売後にパブリッシャーの売り上げが発生するといった新たなビジネスモデルも確立。今後は「Xbox Live アーケード」での日本国内メーカーの参入が予定されているとのことで、さらなるコンテンツの充実に期待が高まる。

新たな「Xbox Live」は、「ゲーマープロフィール」をキーワードに、コミュニティ機能が充実。鶴淵氏は、「今までのオンラインゲームにない機能を多数盛り込んでおり、今後は対戦を含めてコミュニティが広がっていくことを期待している」と話していた。





セッションでは実際に「Xbox Live」のデモ画面を用いて、各コンテンツの詳細や特徴を説明。


■関連サイト
「アジアオンラインゲームカンファレンス 2006」
ブロードバンド推進協議会
Xbox.com