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2006年5月11日(木)

魅惑のヌンチャク型コントローラに触れてみた!任天堂ブースを徹底レポート

 任天堂ブースは、Wiiのイメージカラーと同じホワイトを貴重としたシンプルなデザイン。開場直後に任天堂ブースを目指すも、すでにWii体験コーナーの入り口には長蛇の列。ブース壁面にはモニターが設置されており、カメラを介してレシーバーをつけたスタッフとの会話が楽しめる工夫が施されていた……が、もちろん会話はすべて英語。記者以外の英語が話せる人たちがジョークを言い合い、待ち時間も会話を楽しんでいた。



ブースの入口付近では、スタッフが『Wii Sports』と『Wii MUSIC:ORCHESTRA』、『Metroid Prime 3:Corruption』のデモプレイを披露。


ホワイトカラーのヌンチャクコントローラ以外に、リモコンの信号を受信するセンサーバー、ブルーとブラックのコントローラも発見。


十字ボタン、3Dスティック、ABXYボタン対応の「クラシックコントローラ(拡張コントローラ)」も展示(左)。Wiiリモコンを装着する銃型のコントローラも参考出展されていたが、残念ながら今回はこのコントローラを使用したゲームは展示されていなかった。


 ソファーが設置された半個室での展示体験スペース(ちなみに、『Wii MUSIC:ORCHESTRA』のプレイはここだけ)を過ぎると、約60台のWii試遊台がズラリ。来場者は皆、新感覚コントローラでの試遊に夢中の様子。


■Wii用ソフト出展タイトル
・『Super Mario Galaxy (仮称)』
・『Wii MUSIC:ORCHESTRA』
・『The Legend of Zelda:Twilight Princess』
・『RED STEEL』
・『REMOTE POINTER DEMO:SHOOTING』
・『REMOTE POINTER DEMO:TABLE TENNIS』
・『REMOTE POINTER DEMO:OBSTACLE COURSE』
・『Wii SPORTS:TENNIS』
・『Wii SPORTS:GOLF』
・『Wii SPORTS:BASEBALL』
・『WarioWare: Smooth Moves』
・『Metroid Prime 3:Corruption』
・『MADDEN NFL 07』
・『Project H.A.M.M.E.R.』
・『TONY HAWK’S DOWNHILL JAM』
・『SONIC WILD FIRE』
・『SUPER MONKEY BALL BANNA BITZ』
・『ELEBITS』
・『DRAGONBSLL Z BUDOKAI:TENKAICHI 2』
・『ONE PIECE』
・『SPONGEBOB SQUAREPANTS:CREATURE FROM THE KRUSTY KRAB』
・『BOMBERMAN LAND』
・『SD GUNDAM GBREAKER(仮称)』
・『NECRO NESIA』
・『FINAL FURLONG』

 また、任天堂ブース内ではWii体験コーナー以外のオープンスペースでDSタイトルを大量に展示。『Pokemon Mystery Dungeon:Blue Rescue Team(日本語タイトル名:ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊)』や『Brain Age:Train Your Brain in Minutes a Day!(日本語タイトル名:脳を鍛える大人のDSトレーニング)』、「DS liteポーチ]
がもらえる体験コーナーなどは長蛇の列となっていた。



 さて、気になるWiiのコントローラだが、ボタンを中心とした「Wiiリモコン」と3Dスティックとトリガーボタンで構成された「ヌンチャク」には、それぞれモーションセンサーが内蔵されている……と、Wiiのコントローラの見た目と機能を説明するのであればこれで十分だろう。実際、記者もこのE3会場で「持って」、「触って」、「動かす」まで、それ以上の何ができるのかまったく判断できていなかった。
 「動かす」……ゲームの説明では、多くの場合オブジェクトやキャラクター、カーソルなどの動詞としてつかわれる単語だが、今日この日からは、そこに「コントローラ」も動かす対象物となった。それも、実に多彩な動きが可能なのがWiiリモコンなのである。
 今までのコントローラでゲームをプレイしたことのあるすべてのゲームユーザーが、Wiiリモコンを手にしてプレイすると戸惑うことは間違いない。それは宮本茂氏自身が「僕(宮本氏)が生まれてはじめてゲームを遊ぶ人と対戦しても、おもしろい勝負になる」という言葉の通り、記者も今日始めてプレイしたときは正直戸惑った。
 まずWiiリモコンのポイントが知らないうちに画面外にそれてしまう……まぁそれも仕方のないこと、なにせポイントを画面内に向け続けるようなプレイスタイルは今までいちどもしたことのないことなのだから。しかし、しばらくプレイを続けてだんだんコツをつかむと、簡単に思った場所をWiiリモコンで指すことができるようになる。新しいデバイスの感覚に体が慣れていくのは、一種未知なる体験領域へ体が溶け込んでいくようで、意外と気持ちのよいものである。

 Wiiリモコンの形状から、これを単なる「電子指差しマシーン」と思う読者も多いだろう。確かに、『Metroid Prime 3:Corruption』、『The Legend of Zelda:Twilight Princess』、『Super Mario Galaxy(仮称)』など、ポインターや照準の操作に使うタイプのゲームは今後も多数登場するし、それはWiiの1つの操作スタイルとなるだろう。しかし、Wiiリモコンを「動かす」のは、そんな単純な動作で収まるものではない。
 例えば、『Wii Sports』。このタイトルでは、コントローラの構え方次第で、バット(野球)に、クラブ(ゴルフ)に、ラケット(テニス)になる。単なる分割されたコントローラが持ち方しだいでまったく別のスポーツゲームへと簡単に対応することができる。
 もうひとつ例に挙げるなら『WarioWare:Smooth Moves』。お題が出題される前にWiiリモコンの持ち方が表示されるのだが、その種類は20種類以上!! 通常のスタイル以外にも、“両手で横に”、“ペンのように”、“上段の構えに”、“手のひらの上に”、“腰に構えたり”、それを振ったり、傾けたり、押したり、引いたり、回したり、さまざまな動きを要求される。プレイヤーの目の前に広がる空間が自由なコントローラと化すわけである。

 リアルな空間は操作だけでなくサウンドでも生かされる。Wiiリモコンにスピーカーが内蔵されることで、手元から音が発せられるようになっている。『ゼルダ』で弓を引く(Wiiリモコンの十字ボタンの下を押し続ける)と、「ギギギギギッ」と弓を引く音が手元から鳴り響くのだ。今回の試遊台では周りの音がうるさくて聞こえづらい部分もあったが、できることなら5.1chのサウンドシステムでプレイしてみたいものである。まるでゲームの世界の中にいるような音空間になることだろう。

 このように書いていくと「実際の動きをゲーム上で再現するだけのコントローラ?」と思ってしまう読者も多いだろうが、決してそうではない。『ゼルダ』の回転斬りは、Wiiリモコンやヌンチャクを軽く横に連続で振るだけで繰り出すことができるし、小さな惑星を移動しながらステージを進めていく『Super Mario Galaxy(仮称)』では、星の下で右コンを軽く振ることで惑星間を移動していく。この「軽くコントローラを振る」という動作は、ボタン操作と同じようなWiiでは常識的な操作として使われていくことだろう。
 なぜWiiはコントローラを分割したヌンチャク型なのだろうか? GCのコントローラにモーションセンサーをつければすむことじゃないか? そんな疑問は、今日実際にプレイしてみて氷解した。Wiiのコントローラはこのヌンチャク型だからこそ意味があるのだと。任天堂から繰り返し発せられた言葉を思い出してほしい……「創造的な破壊」。その意味を知りたければWiiのコントローラで遊んでみるといい。新たな遊びの世界が創造されたことを実感できるだろう。

 ここまで読んでも、「Wiiねぇ?」と思ってる読者には、最後に1つの言葉を送ろう。先日、カンファレンスの壇上の大画面に映像が流れていないときにつねに映し出されていた言葉を「playing=believing」。僕らがWiiを自由にプレイできる日はすぐそこまできている。


■関連サイト
任天堂「E3 2006」特設ページ
任天堂


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