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2006年6月12日(月)

10年間の思い出が語られた!「サクラ大戦・歌謡ショウファイナル公演」記者会見

 今夏に公演が予定されている『サクラ大戦』シリーズの舞台「サクラ大戦・歌謡ショウファイナル公演 『新・愛ゆえに』」の記者会見が、6月10日に都内の上野精養軒で行われた。

 記者会見には、本公演の作・総合プロデューサーを務める広井王子氏、出演陣から“真宮寺さくら”役の横山智佐さん、“マリア・タチバナ”役の高乃麗さん、“アイリス”役の西原久美子さん、“李紅蘭”役の渕崎ゆり子さん、“桐島カンナ”役の田中真弓さん、“レニ・ミルヒシュトラーセ”役の伊倉一恵さん、“藤枝かえで”役の折笠愛さん、“神崎すみれ役”の富沢美智恵さん、“大神一郎”役の陶山章央氏の他、演出家の茅野イサム氏と、音楽監督の田中公平氏が出席した。

 10年目にしてついにファイナル公演となる「新・愛ゆえに」の公演を前に、広井氏は今までを振り返って以下のようにコメントした。

■広井王子氏
 10年前ゲームを舞台にするといった時は相当叩かれましたが、発想した時はそんなに無謀だとは思ってませんでした。「花咲く乙女」の曲をいただいて歌詞をつけている時に、僕には舞台が全部見えていたんです。ただ、「やりたい」から「やる」ってところまでが実際にはすごい大変で、本当にみんな大変だったと思います。素人が大きな舞台を一つ立ち上げるというのは、本当に辛かったですね。
 ラスベガスで今舞台が花開いているように、いつか日本でもそういう舞台やショーでゲームのキャラが使われるのが僕には見えます。そこへ僕らはずいぶん早く出発しちゃったんだなと思っています。

広井氏は「10年やってきて、舞台のプロデューサーとしてはプロになったと思います。何をやれといわれても、役者さんもスタッフも気持ちよくできるように、一から十まできちっとできます」と、ファイナル公演について自信たっぷりに語った。


 続いて、花組のメンバーも10年間の公演の思い出を第1回から順に語っていった。

「第1回公演『愛ゆえに』」
■横山智佐さん
 はじめに歌謡ショーをやるといわれた時に、花組のみんなで出るコンサートイベントのようなものだと思っていました。「みんなで出るなら1人1人の負担は減るから」と気楽な気分で参加していたのですが、本番前は本当に恐ろしくて「帰りたいな」、「もうやめたいな」って思っていたのをよく覚えています。
 「愛ゆえに」では、大きなセットに桜の花びらと「帝国華撃団」という文字が躍っていて、そのセットを見た時に「帝国華撃団に入れてよかった」と幸せな気持ちになりました。


「第2回公演『つばさ』」
■西原久美子さん
 最初の頃はスタッフも舞台専門ではなくて、いろんなアクシデントがあり、場面転換もものすごく時間がかかりました。長い転換をつなぐために幕前で智佐ちゃんと真弓さんが芸人のようにアドリブでつないでいたのをとてもよく覚えています。


「第3回公演『紅蜥蜴』」
■富沢美智恵さん
 いつもはギャグ満載のムードメーカーの役を演じる真弓さんが、まったく笑いなしでシリアスな“明智”さんを演じてくれたことが印象的でした。身長の小ささを感じさせず(笑)、本当にステキだなと思いました。
 稽古中に「愛は永久に」を歌って、泣かなかったときはないくらい毎回涙していました。真弓さんと一緒に歌わせていただいたことは私の中で一番思い出に残るシーンでした。


「第4回公演『アラビアのバラ』」
■伊倉一恵さん
 『サクラ大戦』は毎年高いハードルを越えて、どんどんすごいことをやるようになってなっていて、4年目の「アラビアのバラ」になってくるとみんなの期待の大きさと、ちょっと疲れも出てきたりというせめぎあいが大変でした。私の中では、なんとかみんなで乗り切ったというイメージが強い年でした。


「第5回公演『海神別荘』」
■高乃麗さん
 「これがもしかしたらピリオドになるのかな?」という風に思った作品でしたので、大変ゴージャスな作りでした。このあと「スーパー歌謡ショー」になっていくわけですが、「なんだ、ピリオドじゃなくてカンマだったのね」ということを知ったときの喜びと、「これからもっと背負わなきゃならないんだわ」という大変さと、いろんな思いで幕を閉じたのを今でも思い出します。


「第6回公演『新編 八犬伝』
■折笠愛さん
 この回からスーパー歌謡ショーということで、「どういうところを“スーパー”にするか。いろいろ努力しなきゃね」という意気込みとともに始まった舞台でした。
 私は“伏姫”の役をやらせていただいて、旅をしながら八犬士を集めていくんですが、最後に「8人目の犬士はあなたですよ」っていうところが素敵だなと思いました。そういう「八犬伝」は、私たちだけじゃないかなと思います。


「第7回公演『新宝島』」
■渕崎ゆり子さん
 個人的な話になってしまうんですけど、“ジム”という主役をいただきまして、この歳になってお稽古場から泣きながら帰るという経験をすることになりました。私は、二幕の「勇気の旗を」を歌うのが自分のご褒美だと思って頑張ってやりました。すごく好きな歌をつくってくださった先生にも感謝しています。そしてなによりこの帝国華撃団の中では、初めて茅野さんが演出に入られまして、できの悪い私を一から十まで、諦めることなく細かく細かくご指導くださいましたことも、本当に嬉しかったです。


「第8回公演『新西遊記』」
■田中真弓さん
 私は舞台の初日に向けて体調を崩す女優として有名で(笑)、特に「西遊記」のときにはせっかくやりたい役をいただいたのに、体調を崩しまして皆様にご迷惑をおかけして心残りでございます。できれば20年前にやりたかったなと(笑)。
 楽屋の衣装前ってみなさんの性格現れるんですね。お菓子が置いてある方とか、お酒がいっぱい並んでる方とか(笑)。私、喉と腰が悪いので「ノドごしの悪い女優」といわれてるんですが(笑)、喉と腰の薬がいっぱい並んでるんですよ。それをスタッフの誰かが写真に収めてくれてて、「西遊記」の思い出の写真を見るたびに「これだけ薬をやっていたんだ」と驚きます(笑)。


「第9回公演『新・青い鳥』」
■陶山章央氏
 この回は、それまでの歌謡ショウと違って『サクラ大戦』のゲームに近い舞台だったのが、僕的には嬉しかったです。「こういう舞台を見たかったんだよ」というファンの人も大勢いたと思います。
 それからこの回で僕は、初めてといっていいほどたくさん立ち回りをやらせてもらって、自分の居場所を見つけたというか、9年目にしてやっと仲間に入れてもらえたという感じがしました(笑)。とても思い出深い舞台です。

終始、笑いに包まれ和やかな雰囲気の中で行われた記者会見。10年間積み重ねてきた絆が伺えた。


 また、茅野氏と田中公平氏も、今回で完結してしまう歌謡ショウを惜しみながら、思いのたけを語ってくれた。

■茅野イサム氏
 僕みたいに芝居にかかわってきた人間にとって、「サクラ大戦・歌謡ショウ」が一番すごいなと思うのは、お客さんです。稽古場で作ってきたものを最後に作りあげてくれるのがここのお客さんだなって思っています。いろんな芝居を担当した中で、一緒に舞台の「呼吸」を作り上げてくれるお客さんを迎えられるこの歌謡ショウは、本当にすばらしいなと思います。

■田中公平氏
 「檄! 帝国華撃団」が12年前にできまして、「これならゲームいける!」って感触だったんです。これを舞台で歌おうというのも「歌謡ショウ」のきっかけの1つでした。「檄! 帝国華撃団」と「花咲くオトメ」は、カラオケボックスなどで10年間変わらず歌っていただいていまして、それくらい幸せな曲だったと自分の中では思っています。
 そして最後ですけど、ファイナルでは「檄! 帝国華撃団」を一番いいところで歌いたいと思っております。みなさん、期待してください。


 最後に、横山さんが「悔いのないように努めます。そして、キャストとスタッフとお客様とみんなで一緒にすばらしい“サクラワールド”を完結させたいと思います。どうぞ応援してください!」と公演にかける意気込みを語り、会見は終了となった。
 「永遠に終わらない輪にしよう」という思いを込め、第1回公演の再演にした「サクラ大戦・歌謡ショウファイナル公演 『新・愛ゆえに』」。公演期間は、8月12日~22日の全15回となる。
前列左より、折笠愛さん、田中真弓さん、西原久美子さん、横山智佐さん、高乃麗さん、渕崎ゆり子さん、伊倉一恵さん、富沢美智恵さん、陶山章央氏。後列左より、茅野イサム氏、田中公平氏、広井王子氏。



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